プラットフォーム
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プラットフォーム、プラットホーム(基盤、英: platform)とは、周辺よりも高くなった水平で平らな場所(台地や高台など)をさす英語。中期フランス語(仏: plate-forme)から英語に取り入れられた。
転じて、官公庁の施策における「環境(整備)」、「基盤(づくり)」、ソフトウェアやシステムにおける「動作環境」、作業をするための「足場」の意で用いられている。
原義に基づく用例
編集転用・派生用例
編集原義からの転用・派生用例として、ものごとの基礎・基盤という意味合いでも使われる場合があるが、その中には和製英語やバズワードに相当する抽象的用語も見てとれる。
- ビジネス、経営戦略
- ビジネスの場を提供すること。プラットフォームビジネスともいう。
- プラットフォーマー - インターネット関連サービスやシステムを提供する事業者、IT企業、デジタルプラットフォーム運営企業。米国創業の大規模なプラットフォーマーとして「GAFA」あるいは「FANG」などと総称される企業群がある[1][2][3]。
- 英語の「platformer」は「プラットフォームゲーム」(platform game)の略として用いられることが多い(後述)。
- 総務省:マイキープラットフォーム:マイナンバーカード1枚で自治体ポイントの利用や図書館利用カードとの連動など、地域で様々なサービスを受けられるようにする情報基盤事業
- 国土交通省:地理空間情報プラットフォーム
- 地域経済:地域プラットフォーム事業:(地域プラットフォーム)
- 地域情報メディアサービス:地域情報プラットフォーム事業
- 東京都教育委員会:「地域教育プラットホーム」事業
- コンピュータ・通信
- プラットフォーム事業者
- 衛星放送プラットフォーム事業:CS放送(通信衛星放送)のパック編成、顧客管理、料金徴収等を行う事業等のこと。有料放送管理事業者を参照。
- 電子書籍ストア:電子書籍配信プラットフォーム事業
- モバイル:モバイルプラットフォーム/コンテンツプラットフォーム事業
- プラットフォーム (コンピューティング) - なんらかのコンピュータシステムの基礎的な部分となるもの。通常、ハードウェアの機種やアーキテクチャ、およびオペレーティングシステム (OS) などのシステムプログラムなどを指すが、具体的には相対的な用語とも言える(視点によって異なる)。
- セキュリティ:認証プラットフォーム
テレビゲームでのプラットフォームとはゲーム機そのものを指す。
- プラットフォーム・ゲーム - ゲームのジャンルの一つ
- 機械
- プラットフォーム (自動車) - 機械、特に自動車のボディ設計の基本部分。「シャーシ」や「車台」とも呼ばれる。
- 衛星バス - 人工衛星の基本部分であるため、衛星のプラットフォームとも呼ばれる。
- コンバインハーベスターで使用される刈取機の標準ヘッド。穀粒プラットフォームあるいはプラットフォーム・ヘッダー。
- 流通業
固有名詞
編集- ぷらっとホーム - PC-UNIX・ネットワーク関連機器の製造・販売を行う企業。
- プラットホーム (Salyuの曲) - 2006年に発表されたSalyuの6枚目のシングル、及びそのタイトル曲。
- プラットホーム - 中村中の楽曲。アルバム『天までとどけ』収録。
- ぷらっと☆ホーム - MBSラジオのラジオ番組。
- プラットホーム (映画) - 2000年の香港・日本・フランス合作映画。
- プラットフォーム - 特撮ヒーロー、仮面ライダー電王の素体形態。
- プラットフォーム (映画) - 2019年のスペインのSFホラー映画。
- インプロカンパニーPlatform - 2010年に設立された、日本の劇団。
脚注
編集- ^ プラットフォーマーとは (platformer): - IT用語辞典バイナリ
- ^ 日経クロストレンド. “電通、脱クッキー時代の新戦略 「プラットフォーマー依存」加速か”. 日経クロストレンド. 2024年6月16日閲覧。
- ^ “プラットフォーマー(ぷらっとふぉーまー)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年6月16日閲覧。