ヘルマン・ビックス

ヘルマン・ビックス(ドイツ語: Hermann Bix1914年10月10日 - 1986年7月31日)は、ドイツの軍人。最終階級はドイツ国防軍曹長ドイツ連邦軍で上級准尉

ヘルマン・ビックス
Hermann Bix
生誕 1914年10月10日
Flag of Prussia (1892-1918).svg プロイセン王国
ストシェルツェ・オポルスキエ
死没 1986年7月31日
Flag of Germany.svg ドイツ連邦共和国(西ドイツ
ヴィースバーデン
所属組織 Balkenkreuz.svg ドイツ国防軍陸軍
Bundeswehr Kreuz.svg ドイツ連邦軍陸軍
軍歴 1935–45
1956–70
最終階級 曹長(国防軍)
上級准尉(連邦軍)
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第二次世界大戦では75輌以上の戦車を撃破した戦車エースとして知られ、その戦功から騎士鉄十字章を受章した。

経歴編集

ビックスは1914年10月10日ドイツ帝国盟主プロイセン王国シュレジエン地方のストシェルツェ・オポルスキエで生まれた。機械工学を専門とする職業学校へ通った後の1935年、ドイツ国防軍陸軍へ入隊した。第二次世界大戦が勃発すると、ポーランド侵攻フランス侵攻に従軍、さらに1941年6月からのバルバロッサ作戦にも参戦した。10月20日には1級鉄十字章を受章している。しかし1942年8月22日、彼は地雷を踏み重傷を負った。ドイツ本国での治療後約1年半の間予備士官学校教官を務め上げ、再び第4装甲師団第35装甲連隊へ配属されて独ソ戦へ復帰した。

第4装甲師団は中央軍集団の配下にあり、ビックスはそこでV号戦車パンターに乗車し奮戦した。1944年6月にソ連側がバグラチオン作戦で大規模反攻を行ってからは、彼らは防衛戦に徹した。しかし8月に彼は再び戦闘中に負傷してしまい、それに伴って戦傷章銀章を受けている。10月から第4装甲師団は東プロイセンダンツィヒへ移り戦闘を継続した。その後、第4装甲師団に駆逐戦車ヤークトパンターが配属され、彼もパンターからヤークトに乗り換えている。11月4日、彼は町の一画でソ連の戦車を待ち伏せしていたが、しばらくの後彼は単独で行動し、結果として16両のソ連軍戦車を撃破した。

1945年1月から5月まで、ビックスはクールラント・ポケットに参戦した。そして彼は僅か61日間で75両の敵戦車を撃破する偉業を成し遂げた。その戦功により、3月22日に騎士鉄十字章を受章し、終戦間近には士官候補生にも挙げられた。

戦後、1956年から1970年までドイツ連邦軍に所属した。

叙勲編集

登場作品編集

脚注編集

  1. ^ Patzwall & Scherzer 2001, p. 44.
  2. ^ Fellgiebel 2000, p. 114.

参考文献編集

  • Alman, Karl (2008). Panzer vor - Die dramtische Geschichte der deutschen Panzerwaffe und ihre tapferen Soldaten (in German). Würzburg, Germany: Flechsig Verlag. ISBN 978-3-88189-638-2.
  • Fellgiebel, Walther-Peer (2000) (German). Die Träger des Ritterkreuzes des Eisernen Kreuzes 1939–1945 – Die Inhaber der höchsten Auszeichnung des Zweiten Weltkrieges aller Wehrmachtteile [The Bearers of the Knight's Cross of the Iron Cross 1939–1945 — The Owners of the Highest Award of the Second World War of all Wehrmacht Branches]. Friedberg, Germany: Podzun-Pallas. ISBN 978-3-7909-0284-6 
  • Kurowski, Franz (2004). Panzer Aces:German Tank Commanders of WWII. Mechanicsburg PA, USA.StackPole Books. ISBN 0-8117-3173-1.
  • Patzwall, Klaus D.; Scherzer, Veit (2001) (German). Das Deutsche Kreuz 1941 – 1945 Geschichte und Inhaber Band II [The German Cross 1941 – 1945 History and Recipients Volume 2]. Norderstedt, Germany: Verlag Klaus D. Patzwall. ISBN 978-3-931533-45-8 
  • Scherzer, Veit (2007) (German). Die Ritterkreuzträger 1939–1945 Die Inhaber des Ritterkreuzes des Eisernen Kreuzes 1939 von Heer, Luftwaffe, Kriegsmarine, Waffen-SS, Volkssturm sowie mit Deutschland verbündeter Streitkräfte nach den Unterlagen des Bundesarchives [The Knight's Cross Bearers 1939–1945 The Holders of the Knight's Cross of the Iron Cross 1939 by Army, Air Force, Navy, Waffen-SS, Volkssturm and Allied Forces with Germany According to the Documents of the Federal Archives]. Jena, Germany: Scherzers Miltaer-Verlag. ISBN 978-3-938845-17-2 

外部リンク編集