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葉長石(ようちょうせき、petalite)あるいはペタル石(ペタルせき)[6]は、鉱物ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成LiAlSi4O10で、結晶系単斜晶系準長石グループの鉱物。1800年に発見された。名前はギリシャ語を意味する petalon に由来する[3]

葉長石(ペタル石)
分類 ケイ酸塩鉱物
シュツルンツ分類 09.EF.05
化学式 LiAlSi4O10
結晶系 単斜晶系
対称 単斜晶系プリズム
H-M symbol英語版: (2/m)
空間群: P 2/a
単位格子 a = 11.737 Å, b = 5.171 Å, c = 7.63 Å; β = 112.54°; Z = 2
晶癖 板状、柱状結晶、柱状の塊
双晶 一般的、層状構造
へき開 一方向に完全、そのほかでは不明瞭
断口 貝殻状
粘靱性 もろい
モース硬度 6 - 6.5
光沢 硝子体、へき開部で真珠
白色無色灰色黄色ピンク
条痕 無色
透明度 透明から半透明
比重 2.4
光学性 二軸性 (+)
屈折率 nα=1.504
nβ=1.510
nγ=1.516
複屈折 δ = 0.012
光軸角 2V 82 – 84°
融点 1350 °C[1]
可融性 5
溶解度 不溶性
文献 [2][3][4][5]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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目次

産出地編集

ウート島英語版ハーニンゲストックホルム等で見られる。日本では、福岡県長垂に産する[7]

リチウムを含んだペグマタイトと、リシア輝石リチア雲母電気石の含まれる鉱床で生成される。

性質・特徴編集

結晶状の塊。無色灰色黄色黄灰色白色等の色。

炭酸成分が少なく、高密度含水アルカリホウケイ酸塩液体の存在する3kbar圧力下で~500度に熱せられると、リシア輝石と石英に転換される[8]

用途・加工法編集

葉長石は重要なリチウムの鉱石。 無色のものはしばしば宝石として利用される。 萬古焼(ばんこやき)(四日市市)の土鍋に使用され、高熱でも鍋が割れない。

ギャラリー編集

脚注編集

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  1. ^ Petalite” (英語). Digitalfire Reference Database. Digital Fire. 2011年10月23日閲覧。
  2. ^ Petalite (PDF)” (英語). Handbook of Mineralogy. Mineralogical Society of America. 2011年12月5日閲覧。
  3. ^ a b Petalite, MinDat.org, http://www.mindat.org/show.php?id=3171 2011年12月5日閲覧。  (英語)
  4. ^ Petalite, WebMineral.com, http://webmineral.com/data/Petalite.shtml 2011年12月5日閲覧。  (英語)
  5. ^ Hurlbut, Cornelius S.; Klein, Cornelis (1985). Manual of Mineralogy (20th ed. ed.). Wiley. pp. 459-460. ISBN 0-471-80580-7. 
  6. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、324頁。ISBN 4-8181-8401-2
  7. ^ 松原聰宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会国立科学博物館叢書〉、2006年、99頁。ISBN 978-4-486-03157-4
  8. ^ W. A. Deer (2004). Framework silicates: silica minerals, feldspathoids and the zeolites (2. ed. ed.). London: Geological Soc.. p. 296. ISBN 1862391440. 

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集