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SKYACTIV TECHNOLOGY > マツダ・SKYACTIV-X

SKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)は、マツダが開発、および製造するガソリンエンジンの名称。SKYACTIV TECHNOLOGYのひとつ。

世界で初めて予混合圧縮着火英語版 (HCCI) を実用化したガソリンエンジンである[1][2]

目次

概要編集

マツダはSKYACTIV TECHNOLOGYを採用したパワートレーンとして、高圧縮比ガソリン直噴エンジンSKYACTIV-G」と燃焼タイミングを改善したディーゼルエンジンSKYACTIV-D」を投入していたが、この両者のメリット、すなわちガソリンエンジンのパワーと環境性能、ディーゼルエンジンの低燃費と高トルクを実現する次世代エンジンとして開発されたのが SKYACTIV-X である[2]

一般に、ディーゼルエンジンが低燃費かつ高トルクが実現できるのは、ディーゼルエンジンが圧縮着火機関(空気を高圧縮し燃料である軽油を噴射させることで自然発火させる)のため熱効率に優れている点にあるが、これをガソリンエンジンに応用しようとした場合、ガソリンエンジンは軽油より発火点が高いガソリンを燃料としており、かつ空気とガソリンの混合気を圧縮させる構造のため圧縮着火の制御が難しく、圧縮比を14より上げると自然着火をコントロールできずにノッキングを起こしやすくなり、また混合比を空気:燃料比で14:1より希薄化すると不完全燃焼を起こして出力が下がるだけではなく窒素酸化物 (NOx) の生成量が増えるという難点があり[3]、これまで世界中の自動車メーカーが取り組んできた[4]が、決定的な解決策が見つからない状態であった。この問題に対しマツダは火花点火制御圧縮着火 (Spark Controlled Compression Ignition = SPCCI) という独自技術で解決を試みた。具体的には、燃料比率を下げた混合気を高圧縮し、上死点付近のタイミングでガソリンを追加噴射するとともにスパークプラグにより点火させて火炎球を作り出してピストン内の圧力をさらに高めることで混合気全体を圧縮着火させ、これにより幅広い領域で圧縮着火による燃焼制御を可能とするというものである[1]

なおSKYACTIV-Xはハイブリッドシステムが組み込まれる予定であるが、2013年11月販売のアクセラにライセンス供与されたトヨタのスプリット式ハイブリッドシステム(THS-Ⅱ)とは違い、簡易型であるマイルドハイブリッドとなっている。

2017年の発表時に2019年の実用化が予告され[2]、2018年のロサンゼルスオートショーにて2019年から北米で順次発売する予定の新型MAZDA3に搭載されることが発表された[5]。日本では2019年10月頃登場であることが公表されている[6]

脚注編集

関連項目編集

外部サイト編集