マーシャル・ソラール

マーシャル・ソラール[1]Martial Solal1927年8月23日 - )は、フランスジャズピアニストおよび作曲家である。

マーシャル・ソラール
Martial Solal
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マーシャル・ソラール(2006年)
基本情報
生誕 (1927-08-23) 1927年8月23日(93歳)
出身地 フランスの旗 フランスアルジェリア アルジェ
ジャンル ジャズクラシック音楽
職業 ミュージシャン作曲家
担当楽器 ピアノ
活動期間 1950年代 -
1988年

略歴編集

ソラールは、北アフリカのアルジェでフランス人の両親の間に生まれた。彼はオペラ歌手だった母親にクラリネットサクソフォーンピアノを学ぶよう説得された。彼は父親がユダヤ人の血をひいていたため、1942年に学校から追い出された。当時、アルジェリアはフランスの植民地であり、フランスのヴィシー政権ナチスの政策に従っていたからである。ソラールは、学校でクラシック音楽を学んだ後、自分自身で学び続けた。ラジオで聞いた音楽を模倣した。15歳のとき、彼は米国陸軍の観客のために公演を行った[2]

1950年からパリに定住するようになった後、ジャンゴ・ラインハルトや、シドニー・ベシェ、ドン・バイアスなどのアメリカからの駐在員と仕事をするようになった。1953年からリーダーとしてレコーディングしていたが、1950年代後半になりカルテットを結成した(時にはビッグバンドも率いた)。その後、ソラールは映画音楽の作曲を始め、最終的に20作品以上にスコアを提供した。彼はジャン=リュック・ゴダールのデビュー作長編映画『勝手にしやがれ』(Àbout de souffle、1960年)の音楽を作曲している。

1963年、ロード・アイランドのニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演した。このギグのレコーディングを意図したアルバム『アット・ニューポート '63』は、実際にはスタジオ作品となっている。この時点で、彼のトリオにはベーシストのガイ・ペデルセンとドラマーのダニエル・ユメールが参加していた。1968年から、彼はヨーロッパとアメリカでリー・コニッツと共演し、レコーディングした。

『The Gruppen Review』は、2011年1月号で、12ページのインタビューを公開した。そこでソラールは、永遠の「ジャズの研究者」としての彼の仕事について議論を交わしている。

スタイル編集

彼のジャズへのアプローチは、かつて「華麗で、ユニークで、知的」と言われた[3]。彼は自身のテクニックについて次のように語っている。「非常に難しい場合でも、非常に簡単だと人々に信じさせる必要があります。テクニックに問題があるように見えるのだとしたら、それは良くありません。このような最も難しいものを演奏する必要があります」[4]

ディスコグラフィ編集

リーダー・アルバム編集

  • French Modern Sounds (1954年、Contemporary)
  • 『マーシャル・ソラール・トリオ』 - Martial Solal Trio (1954年、Disques Vogue)
  • 『ホエン・ア・ソプラノ・ミーツ・ア・ピアノ』 - When a Soprano Meets a Piano (1957年、Inner City)
  • Martial Solal (1961年、Vogue)
  • The Martial Solal Trio in Concert (1962年、Columbia)
  • Trio in Concert (1962年、Liberty)
  • In Concert (1963年、Liberty)
  • 『アット・ニューポート '63』 - Martial Solal Trio at Newport 1963 (1963年、RCA)
  • Martial Solal Trio (1965年、Columbia)
  • Son 66 (1965年、Columbia)
  • 『ヨーロピアン・エピソード』 - European Episode (1968年、Campi) ※with リー・コニッツ
  • 『インプレッシブ・ローマ』 - Impressive Rome (1968年、Campi) ※with リー・コニッツ
  • Locomotion (1970年) ※with Henry Texier and Bernard Lubat
  • Jazz à Juan (1974年、SteepleChase)
  • 7 + 4 = X (1975年、PDU)
  • 『ソロ・ピアノの芸術』 - Nothing but Piano (1975年、MPS)
  • 『モバビリティ』 - Movability (1976年、MPS) ※ソラール&ペデルセン名義
  • 『デュプリシティ』 - Duplicity (1977年、Horo) ※with リー・コニッツ
  • Suite for Trio (1978年、Universal)
  • 『フォア・キーズ』 - Four Keys (1979年、MPS) ※ソラール、コニッツ、スコフィールド、ペデルセン名義
  • Live at the Berlin Jazz Days 1980 (1980年、MPS) ※with リー・コニッツ
  • 『ハッピー・リユニオン』 - Happy Reunion (1980年、Sunnyside) ※with ステファン・グラッペリ
  • Big Band (1981年、Universal)
  • Bluesine (1983年、Soul Note)
  • Star Eyes, Hamburg 1983 (1983年、HatOLOGY) ※with リー・コニッツ
  • Big Band (1984年、BMG/Dreyfus)
  • 『プレイズ・アンドレ・オデール』 - Martial Solal Et Son Grand Orchestre Jouent André Hodeir (1984年、Carlyne Music)
  • 9.11 pm Town Hall (1988年、Label Bleu)
  • Triptyque (1991年、Adda)
  • Duo in Paris (1991年、BMG/Dreyfus)
  • Martial Solal & Toots Thielemans (1992年、Erato)
  • Solal Lockwood (1993年、JMS) ※with ディディエ・ロックウッド
  • Difficult Blues (1996年、John Marks Records)
  • Triangle (1996年、JMS)
  • Silent Cinema – Cinema Muet (1998年、Gorgone)
  • 『ジャスト・フレンズ』 - Just Friends (1998年、Dreyfus)
  • Martial Solal, Vol. 2 (1998年、Vogue)
  • Balade du 10 Mars (1999年、Soul Note)
  • En Solo (1999年、Fresh Sound)
  • Plays Ellington (2000年、Dreyfus)
  • Sans Tambour Ni Trompette (2000年、Denwa Productions)
  • 『コントラスツ』 - Contrastes: The Jazzpar Prize (2000年、Storyville)
  • In and Out (2000年、Dreyfus)
  • Locomotion (2002年、Nocturne)
  • NY1 (2003年、Blue Note)
  • Comptines Pour Enfants Seulement (2005年、Doumtak)
  • Rue de Seine (2006年、CAM Jazz)
  • Portrait in Black and White (2006年、Nocturne/Plus Loin)
  • Exposition Sans Tableau (2007年、Nocturne)
  • Solitude (2007年、CAM Jazz)
  • Longitude (2008年、CAM Jazz)
  • Live at the Village Vanguard (2009年、CAM Jazz)
  • 『マーシャル・ソラール:ピアノ・ソロと2台ピアノのための作品集』 - Works for Piano and Two Pianos (2015年、Naxos)
  • Masters in Bordeaux (2017年、Sunnyside)
  • Histoires Improvisées (Paroles et musique) (2018年、JMS)[5]

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 主に映画音楽関連の記述では「マルシャル・ソラル」の表記もある。
  2. ^ Martial Solal”. AllMusic. 2018年11月12日閲覧。
  3. ^ 88 notes pour piano solo, Jean-Pierre Thiollet, Neva Editions, 2015, p. 357. 978-2-3505-5192-0
  4. ^ (Martial Solal interviewed by Larry Appelbaum just before his concert at the Library of Congress, April 11, 2011).
  5. ^ Martial Solal | Album Discography | AllMusic”. AllMusic. 2018年11月12日閲覧。

外部リンク編集