メモリー (曲)

ミュージカル「キャッツ」の曲

メモリー」(Memory)は、ミュージカルキャッツ』の代表的なナンバー。アンドルー・ロイド・ウェバーの作曲で、詞は演出家のトレヴァー・ナン英語版が『キャッツ』の原作者であるT・S・エリオットの未完の遺稿を基にして作った。

世界的なヒット曲となり、数多くの歌手によってカバーされている。

主なカバー 編集

石川ひとみのカバー 編集

シングル 編集

メモリー
石川ひとみシングル
B面 恋はダイスまかせ
リリース
ジャンル ポップス歌謡曲
レーベル キャニオン・レコード
作詞 浅利慶太(日本語詞)
作曲 Andrew Lloyd Webber
石川ひとみ シングル 年表

(1983年)
メモリー
(1984年)
アモーレ
(1984年)
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メモリー」は、1984年1月21日に発売された石川ひとみの19枚目のシングル。発売元はキャニオン・レコード

ミュージカル『CATS』が1983年劇団四季により日本で公演されたことを受けて制作された。例えば劇団四季の久野綾希子が歌う「メモリー」とは一部の歌詞が違っているが、それ以上に異なった印象を与える理由は、石川が日本語歌詞の譜割りを、バリー・マニロウの英語歌唱の譜割りで歌った点にあるといえる[1]

シングル収録曲 編集

  1. メモリー
    日本語詞:浅利慶太/作曲:Andrew Lloyd Webber/編曲:山川恵津子
  2. 恋はダイスまかせ
    作詞:田口俊/作曲:玉置浩二/編曲:鷺巣詩郎

その他 編集

  • 1986年4月13日にNHK総合テレビで放送された『レッツゴーヤング』最終回において、司会の石川が、共同司会者の太川陽介、番組OBの平尾昌晃とともに、実質上の番組ラストナンバーとして「メモリー」の歌唱を行った。
  • 1984年3月に発売された石川のベストアルバム『best Memories』、および2002年に発売されたCD-BOX『〜78-86ぼくらのベスト 石川ひとみ CD-BOX』に、英語原詞歌唱バージョンが収録されている。本バージョンでは、ラストが日本語バージョンに比べて3度高い音程で歌われており[1]、よりダイナミックな歌唱となっているが、これもバリー・マニロウの「メモリー」のラストの歌唱と同一である。

脚注 編集

  1. ^ a b 『〜78-86ぼくらのベスト 石川ひとみ CD-BOX』ライナーノート P.98

外部リンク 編集