ロングハヤブサ
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
ロングハヤブサ(欧字名:Long Hayabusa、1981年3月19日 - 2007年7月1日)は、日本の競走馬、種牡馬[1]。主な勝ち鞍に1983年の阪神3歳ステークス、デイリー杯3歳ステークス、1986年のマイラーズカップ、阪急杯。
ロングハヤブサ | |
---|---|
欧字表記 | Long Hayabusa[1] |
品種 | サラブレッド[1] |
性別 | 牡[1] |
毛色 | 鹿毛[1] |
生誕 | 1981年3月19日[1] |
死没 | 2007年7月1日(26歳没) |
父 | ラッキーソブリン[1] |
母 | タケノエリス[1] |
母の父 | チャイナロック [1] |
生国 | 日本(北海道静内町)[1] |
生産者 | 武岡牧場[1] |
馬主 | 中井長一[1] |
調教師 | 小林稔(栗東)[1] |
競走成績 | |
生涯成績 | 24戦7勝 |
獲得賞金 | 2億2098万4000円[1] |
勝ち鞍 |
GII : マイラーズC(1986年) GIII : 阪急杯(1986年) 阪神3歳S(1983年) デイリー杯3歳S(1983年) |
経歴 編集
3 - 4歳時(1983年-1984年) 編集
1983年9月3日、函館競馬場第2競走の3歳新馬戦にて、秋山忠一を鞍上にデビューし1着にクビ差の2着。だが折り返しの新馬戦を勝利すると、続くきんもくせい特別も8馬身差の圧勝で勝利、河内洋に乗り替わって挑んだデイリー杯3歳ステークスも勝利し重賞初制覇、さらに4連勝で阪神3歳ステークスも制した。しかし、その後1年間の休養となり、皐月賞・東京優駿への出走断念を余儀なくされ、復帰戦として京都新聞杯へ出走するも13着と惨敗。菊花賞では長距離の適性の無さもあり、1着シンボリルドルフに10秒近く遅れたシンガリ負けを喫した。その後12月のCBC賞に1番人気で出走するも6着に敗れ、この年のレースを終えた。
5歳時(1985年) 編集
年明けはスポニチ賞金杯より始動し4着でなんとか掲示板を確保。しかし続く中京記念では10着と惨敗。だが、マイラーズカップで4着と復調の兆しを見せると、平安ステークス(OP)を2着に半馬身差で勝利。1年以上ぶりの勝利を掴んだ。新潟大賞典5着を経て阪急杯では3着となり、勢いづいてきたところでこの年のレースはここまでとなり、再び半年近くの休養となった。
6歳時(1986年) 編集
復帰戦には昨年4着のマイラーズカップを選択。鞍上に南井克巳を迎え6番人気で当日を迎えたが、結果は2着に1馬身1/4差で勝利、グレード制導入後の重賞初制覇を果たした。続くスプリンターズステークス(当時の格付けはGIII)も2着、京王杯スプリングカップ5着と安定して重賞で掲示板に入り続け、GI・安田記念でも3着と健闘した。さらに阪急杯も制し重賞4勝目を挙げたが、その後の高松宮杯では、距離不安と連戦もあり10着と久々の惨敗を喫した。この後はオパールステークス(OP)で2着と復調。しかし距離不安はなかったはずのスワンステークスでは10着と惨敗し、その後5番人気の評価でマイルチャンピオンシップへ挑んだ。当日はニッポーテイオーが単勝1.3倍で圧倒的1番人気に支持されていたが、結果は6番人気タカラスチールがニッポーテイオーをハナ差抑え勝利。さらにロングハヤブサもニッポーテイオーのクビ差3着と食い込み実力を発揮することができた。そして、このレースを最後に現役を引退することとなった。
引退後 編集
引退後は種牡馬となり51頭の産駒を残したが、1991年産のロングオーカンが中央競馬で3勝、1994年産のユカが地方競馬で9勝を挙げたのが最高で、他の産駒は芳しい成績を残せなかった。1995年11月28日付で用途変更となり[2]、種牡馬を引退し、その後は引退名馬繋養展示事業の助成対象馬として日高ケンタッキーファームにて余生を送った[3]。
競走成績 編集
血統表 編集
ロングハヤブサの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ニジンスキー系 |
[§ 2] | ||
父 *ラッキーソブリン Lucky Soverign 1974 鹿毛 |
父の父 Nijinsky1967 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Flaming Page | Bull Page | |||
Flaring Top | ||||
父の母 Soverign1965 鹿毛 |
Pardao | Pardal | ||
Three Weeks | ||||
Anshalim | Nasrullah | |||
Horama | ||||
母 タケノエリス 1974 黒鹿毛 |
*チャイナロック China Rock 1953 栃栗毛 |
Rockfella | Hyperion | |
Rockfel | ||||
May Wong | Rustom Pasha | |||
Wezzan | ||||
母の母 タリヤーホマレ1966 鹿毛 |
*タリヤートス | Tulyar | ||
Certosa | ||||
テツノホマレ | 大鵬 | |||
コロナ | ||||
母系(F-No.) | グレイグダーロッチ系(FN:11-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Nearco:5×5 6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “ロングハヤブサ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年6月22日閲覧。
- ^ ロングハヤブサ(JPN) - 血統書サービス、2022年7月20日閲覧。
- ^ 平成15年度 引退名馬けい養展示事業 助成対象馬一覧(アーカイブ) - 軽種馬育成調教センター、2022年7月20日閲覧。
- ^ ロングハヤブサ | 馬・牧場・施設検索 - 競走馬のふるさと案内所、2022年7月20日閲覧。
- ^ a b c "ロングハヤブサの血統表|競走馬データ". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年7月19日閲覧。
- ^ a b "血統情報:5代血統表|ロングハヤブサ". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年7月19日閲覧。