中風(ちゅうふう[注 1])は、現在では脳血管障害(脳卒中[1])の後遺症偏風)である半身不随、片麻痺言語障害、手足の痺れや麻痺などを指す言葉として用いられている。中気、卒中または俗に「よいよい」などともいう。

中風七穴編集

中風七穴(ちゅうふうしちけつ)は、運動障害や手足のまひ、半身不随などの症状に有効とされる経穴の組み合わせで、

  1. 百会穴
  2. 曲鬢穴または大椎穴
  3. 肩井穴
  4. 風市穴または風池穴
  5. 足三里穴
  6. 接骨穴絶骨穴懸鐘穴)または間使穴
  7. 曲池穴

書物によって経穴には異同がある。

関連作品編集

新約聖書マルコ2:1~12に、中風の人が登場する。イエス・キリストに癒してもらおうと多くの群衆が滞在していた家におしかけるが、中風の人は寝たきりだったので、仲間の4人は屋根をはがしてそこから中風の人を吊り下ろし、イエス・キリストに癒される。

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 地方によって「ちゅうぶ」、「ちゅうぶう」、「ちゅうふ」などと呼ぶところもある。

出典編集

  1. ^ 編者松井栄一『小学館 日本語新事典』小学館、1088ページ、2005年、ISBN 4-09-501171-8