久我勇作

日本のプロボクサー

久我 勇作(くが ゆうさく、1990年11月5日 - )は、日本の元プロボクサー東京都出身。40第代・第43代日本スーパーバンタム級王者。ワタナベボクシングジム所属。

久我 勇作
基本情報
階級 スーパーバンタム級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1990-11-05) 1990年11月5日(33歳)
出身地 東京都
スタイル オーソドックス[1]
プロボクシング戦績
総試合数 26
勝ち 20
KO勝ち 13
敗け 5
引き分け 1
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来歴 編集

高校1年生の時に練習生としてワタナベボクシングジムに入会[2]

2010年11月12日に後楽園ホールで中村量とスーパーバンタム級4回戦を戦い、1回2分09秒TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[3]

2011年6月13日に後楽園ホールで永田敬壽とスーパーバンタム級4回戦を戦い、4回3-0(40-37、39-38、39-37)の判定勝ちを収めた[4]

2011年11月25日に後楽園ホールで嶋崎俊とスーパーバンタム級4回戦を戦い、1回0分31秒TKO勝ちを収めた[5]

2012年4月17日に後楽園ホールで小野平祐とスーパーバンタム級4回戦を戦い、4回1分59秒KO勝ちを収めた[6]

2012年6月18日に後楽園ホールで久野伸弘と東日本スーパーバンタム級新人王戦4回戦を戦い、4回0-2(38-38、38-39×2)の判定負けで初の黒星を喫した[7]

2012年10月17日に後楽園ホールで高橋拓海とスーパーバンタム級6回戦を戦い、4回1分25秒KO勝ちを収めた[8]

2013年5月31日に後楽園ホールで鈴木悠介とB級グランプリスーパーバンタム級準決勝5回戦を戦い、5回3-0(48-47×3)の判定勝ちを収めた[9]

2013年8月7日に後楽園ホールで上林巨人とB級グランプリスーパーバンタム級決勝5回戦を戦い、5回1-0(48-47、47-47×2)の引き分けだったがドローとしたジャッジの一人が優勢点を久我につけたので優勝となった[10]

2013年10月28日に後楽園ホールで鳥本大志とA級トーナメントスーパーバンタム級6回戦を戦い、6回2-0(57-57、58-57×2)の判定勝ちを収めた[11]

2014年2月28日に後楽園ホールで岩崎悠輝とスーパーバンタム級8回戦を戦い、5回2分10秒TKO勝ちを収めた[12]

2014年7月30日、後楽園ホールで行われた「DANGAN108」で青木幸治とスーパーバンタム級8回戦を行い、6回2分00秒TKO勝ちを収めた[13]

2014年11月25日、後楽園ホールで行われた「DANGAN116」で高橋謙太と56.0キロ契約8回戦を行い、5回1分8秒負傷判定3-0(48-47×2、49-47)の判定勝ちを収めた[14]

2015年6月8日に後楽園ホールで高田小次郎とスーパーバンタム級8回戦を戦い、2回1分57秒TKO勝ちを収めた[15]

2015年12月21日、後楽園ホールで行われた「DANGAN149」で石本康隆と日本スーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回0-3(94-96、95-96×2)の判定負けで日本王座獲得に失敗した[16]

2016年4月27日に大田区総合体育館スックカセーム・キャッヨンユットタイ)とスーパーバンタム級8回戦を戦い、5回1分42秒TKO勝ちを収めた[17]

2016年10月22日、後楽園ホールで行われた「最強後楽園ミリオンマッチ」でジョナタン・バァトとスーパーバンタム級8回戦を行い、4回2分17秒TKO勝ちを収めて日本タイトル挑戦権とMVPに選ばれたことで賞金100万円を獲得した[18]

2017年2月4日、後楽園ホールで行われた「第558回ダイナミックグローブ」にて日本スーパーバンタム級王者の石本康隆と再戦して、2回2分49秒TKO勝ちを収めて王座獲得に成功した[19]

2017年7月29日に後楽園ホールで田村亮一と対戦し、試合中に右拳を骨折しながら[20]10回3-0(97-94、97-94、96-94)の判定勝ちで日本王座初防衛に成功した[21]

2018年3月27日、後楽園ホールで行われた「ガッツファイティング/DANGAN209」で小坂遼と対戦し、1回2分13秒TKO勝ちを収めて2度目の防衛に成功して[22]、翌月には東日本ボクシング協会の3月の月間MVPに選ばれた[23]

2018年7月27日、後楽園ホールで和氣慎吾と対戦し、10回35秒TKO負けを喫し3度目の防衛に失敗した[24]

2018年12月20日、後楽園ホールでジョン・マーク・アポリナリオ(フィリピン)とスーパーバンタム級8回戦を行い、4回2分22秒TKO勝ちを収め、再起に成功した[25]

2019年5月18日、墨田区体育館で日本スーパーバンタム級王者の田村亮一と対戦し、10回3-0(97-92、96-93、95-94)で判定勝ちを収め、王座に返り咲いた[26]

2019年9月21日、後楽園ホールで日本スーパーバンタム級3位の藤原陽介と対戦し、1回1分35秒TKO勝ちを収め、初防衛に成功した[27]

2019年12月31日、大田区総合体育館で空位のWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座を、WBOアジアパシフィック同級5位で10月に和氣を破ったジュンリエル・ラモナル(フィリピン)と争うも、1回1分24秒KO負けを喫し、王座獲得に失敗した[28]

2021年1月22日、後楽園ホールで日本スーパーバンタム級1位の古橋岳也と対戦するも、9回24秒TKO負けを喫し、王座から陥落した[29]

2021年10月2日、後楽園ホールで日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦として日本同級1位の田村亮一と対戦し、10回2-0(79-73、78-74、76-76)で判定勝ちを収め、挑戦権を獲得した[30]

人物 編集

獲得タイトル 編集

戦績 編集

  • プロ - 26戦20勝5敗1分(13KO)
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2010年11月12日 1R 2:09 TKO 中村量(野口)   日本 プロデビュー戦
2 2011年6月13日 4R 判定3-0 永田敬壽(新日本木村   日本
3 2011年11月25日 1R 0:31 TKO 嶋崎俊(輪島功一スポーツ)   日本
4 2012年4月17日 4R 1:59 KO 小野平祐(帝拳)   日本
5 2012年6月18日 4R 判定0-2 久野伸弘(オサム)   日本 2012年度東日本スーパーバンタム級新人王予選
6 2012年10月17日 4R 1:25 KO 高橋拓海(マナベ)   日本
7 2013年5月31日 5R 判定3-0 鈴木悠介 (三迫)   日本 2013年度B級トーナメントスーパーバンタム級準決勝
8 2013年8月7日 5R 判定1-0 上林巨人(竹原慎二&畑山隆則)   日本 2013年度B級トーナメントスーパーバンタム級決勝戦
9 2013年10月28日 6R 判定2-0 鳥本大志(角海老宝石)   日本 2013年度A級トーナメントスーパーバンタム級準決勝
10 2014年2月28日 5R 2:10 TKO 岩崎悠輝(新開)   日本
11 2014年7月30日 6R 2:00 TKO 青木幸治(角海老宝石)   日本
12 2014年11月25日 5R 1:08 負傷判定3-0 高橋謙太(協栄   日本
13 2015年6月8日 2R 1:57 TKO 高田小次郎(六島   日本
14 2015年12月21日 10R 判定0-3 石本康隆(帝拳)   日本 日本スーパーバンタム級王座決定戦
15 2016年4月27日 5R 1:42 TKO スックカセーム・キャッヨンユット   タイ
16 2016年10月22日 4R 2:17 KO ジョナタン・バァト(カシミ)   フィリピン 2016年度A級トーナメントスーパーバンタム級決勝戦
17 2017年2月4日 2R 2:49 TKO 石本康隆(帝拳)   日本 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
18 2017年7月29日 10R 判定3-0 田村亮一JB SPORTS   日本 日本王座防衛1
19 2018年3月27日 1R 2:13 TKO 小坂遼(真正   日本 日本王座防衛2
20 2018年7月27日 10R 0:35 TKO 和氣慎吾(FLARE山上)   日本 日本王座陥落
21 2018年12月20日 4R 2:22 TKO ジョン・マーク・アポリナリオ   フィリピン
22 2019年5月18日 10R 判定3-0 田村亮一(JB SPORTS)   日本 日本スーパーバンタム級王座獲得
23 2019年9月21日 1R 1:35 TKO 藤原陽介(ドリーム   日本 日本王座防衛1
24 2019年12月31日 1R 1:24 KO ジュンリエル・ラモナル   フィリピン WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座決定戦
25 2021年1月22日 9R 0:24 TKO 古橋岳也川崎新田   日本 日本王座陥落
26 2021年10月2日 10R 判定2-0 田村亮一(JB SPORTS)   日本 日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦
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脚注 編集

  1. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】スーパーバンタム級 (55.34 kg以下) BOXINGアンテナ
  2. ^ 久我勇作「1年我慢したから」雪辱ラッシュで新王者 日刊スポーツ 2017年2月5日
  3. ^ 【写真】中村 量(野口)(22)vs久我 勇作(ワタナベ)(20)【プロデビュー戦】 武士道ボクシング 2010年11月17日
  4. ^ 2011年6月試合結果 日本ボクシングコミッション
  5. ^ 11月25日 後楽園ホール ボクシング・ジーンのブログ 2011年11月25日
  6. ^ 4.17 今日の後楽園ホール ボクシング・ジーンのブログ 2012年4月17日
  7. ^ 2012年6月試合結果 日本ボクシングコミッション
  8. ^ 2012年10月試合結果 日本ボクシングコミッション
  9. ^ 5.31B級グランプリ準決勝 上林が3連勝 ボクシングニュース「Box-on!」2013年5月31日
  10. ^ 喜久里、久我らが優勝 B級グランプリ決勝 ボクシングニュース「Box-on!」2013年8月7日
  11. ^ 2013年10月試合結果 日本ボクシングコミッション
  12. ^ 岩崎復帰戦を飾れず SHINKAI SHINKAI BOXING GYM/新開ボクシングジム
  13. ^ 青木幸治vs久我勇作の日本ランカー対決は久我に軍配 角海老宝石ボクシングジム 2014年7月30日
  14. ^ 伊藤雅雪が初回TKO勝ち、無敗記録伸ばす Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月25日
  15. ^ 江藤光喜がOPBFフライV2、福本雄基を8回TKO Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月8日
  16. ^ 石本康隆が日本SB新王者、久我勇作との激戦制す Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月21日
  17. ^ 田口良一がV3、ランダエタに11回終了TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月27日
  18. ^ 最強後楽園ミリオンマッチ、MVPはSB級の久我勇作 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月22日
  19. ^ 久我勇作が日本王者に、石本康隆に2回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月4日
  20. ^ 久我勇作 1回TKO勝ちで2度目防衛 和気からの挑戦状に「ぜひ」 スポニチ 2018年3月27日
  21. ^ 激闘、久我勇作が田村亮一に3-0判定で初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月29日
  22. ^ 久我勇作が初回TKOでV2 和氣との対戦プラン浮上 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月27日
  23. ^ 3月の月間MVPは久我勇作 敢闘賞は大竹秀典 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年4月10日
  24. ^ 注目対決は和氣慎吾の圧勝 久我に10回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2018年7月27日
  25. ^ 木村隼人が8回TKO勝ち 日本バンタム級暫定王者に Boxing News(ボクシングニュース)2018年12月20日
  26. ^ 久我勇作が日本王座返り咲き 田村亮一とまた熱闘 Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月18日
  27. ^ 久我勇作が強打爆発 初回TKOで日本王座初防衛 Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月21日
  28. ^ 日本王者の久我勇作 悪夢の初回ワンパンチKO負け WBOアジアパシフィック王座決定戦 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月31日
  29. ^ 古橋岳也は9回TKO勝ち 日本S・バンタム級新王者に 久我の強打に耐えて最後に劇的逆転 Boxing News(ボクシングニュース)2021年1月22日
  30. ^ [1] Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月2日

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
石本康隆
第39代日本スーパーバンタム級王者

2017年2月4日 -2018年7月27日

次王者
和氣慎吾
前王者
田村亮一
第42代日本スーパーバンタム級王者

2019年5月18日 - 2021年1月22日

次王者
古橋岳也