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京福大野駅(けいふくおおのえき)は、かつて福井県大野市に存在した京福電気鉄道越前本線である。

京福大野駅
Keifuku Ōno Station Ruins.jpg
京福大野駅跡。
現在は福井銀行三番通出張所になっている。
けいふくおおの
Keifuku-Ōno
◄中津川 (1.9km)
所在地 福井県大野市要町
所属事業者 京福電気鉄道
所属路線 越前本線
キロ程 36.3km(福井起点)
駅構造 地上駅
ホーム 頭端式ホーム3面3線
開業年月日 1918年(大正7年)9月1日
廃止年月日 1974年(昭和49年)8月13日
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概要編集

京都電燈越前電気鉄道線(のちの京福電気鉄道越前本線)は、1914年(大正3年)4月に大野町の市街地入口に当たる地域まで開通し、のちに大野口駅となる駅を設けた[1]。その後、利便性向上のため、町中心部の大野三番地区まで延長することとなり、4年後の1918年(大正7年)9月1日に延長線が開通した[1]。これに伴って開業したのが当駅である。開通当初は大野三番駅と称し、京福電気鉄道成立後に京福大野駅に改称した[2]。大野口駅は貨物取扱を中心とする駅となり、旅客中心の当駅との間で機能を分離する形となった[2]

大野市の中心部に位置し、大野市に唯一連絡する鉄道駅として長らく重要な役目を果たしてきたが、1960年(昭和35年)12月の国鉄越美北線大野市内開通後は競合により利用客が減少し、モータリゼーション進展の影響も受けて業績が悪化したことから、1974年(昭和49年)に越前本線勝山 - 当駅間が廃止となり、これにより当駅も廃駅となった[1]

越前本線の勝山側と大野側の間には下荒井トンネルがあり、このトンネルは幅が狭いことから通過できる車両が限られていた。勝山 - 当駅間は、251形電車などの比較的小型の車両しか使用されなかった[3]

駅構造編集

3面3線の頭端式ホームを有していた[4]。1番線には、付随車牽引時の電動車付け替えに使用するため、2番線との間に機回し用渡り線があった[4]。駅舎は昭和31(1956)年に鉄筋コンクリート造りに建て替えられ、2階はスーパー京福マートであった。

歴史編集

  • 1918年(大正7年)9月1日 - 大野口 - 大野三番間の開業と同時に大野三番駅として開業。
  • 1955年(昭和30年)10月1日 - 駅名を京福大野駅に改称。
  • 1974年(昭和49年)8月13日 - 勝山 - 当駅間廃止により廃駅。

隣の駅編集

京福電気鉄道
越前本線
中津川駅 - 大野口駅(貨物駅) - 京福大野駅

輸送実績編集

年度 1920年 1925年 1930年 1935年
乗客人員(人) 105,432 139,877 134,647 126,275

京福大野駅跡地編集

当駅廃止後、京福大野駅ビルは福井銀行の店舗(現在の三番通出張所)となったが、1992年に元の駅ビルを模した現在のビルに建て替えられた。駅前ロータリーのあった場所はその部分だけ道幅が広くなっている。その向かいにあるタクシー乗り場の建物には未だに駅があった時代の観光案内の看板が残存しており、1950年代後半(昭和30年代)の福井県下のすべての鉄道路線が記されている。

交通アクセス編集

脚注編集

  1. ^ a b c 鉄道ピクトリアル』2001年5月臨時増刊号(通巻第701号) 北陸地方のローカル私鉄特集 p.107
  2. ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2001年5月臨時増刊号(通巻第701号) 北陸地方のローカル私鉄特集 p.178
  3. ^ 勝山 - 当駅間廃止直前に導入が始まったモハ3001形電車も、下荒井トンネルの通過が不可能だった。廃線が決まったために導入に踏み切ったといういきさつがあるとされる(『鉄道ピクトリアル』2001年5月臨時増刊号(通巻第701号) 北陸地方のローカル私鉄特集 p.112)。
  4. ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2001年5月臨時増刊号(通巻第701号) 北陸地方のローカル私鉄特集 p.177

関連項目編集

外部リンク編集

福井銀行三番通出張所の案内 - 駅跡に設置されたという歴史経緯について触れられている。