勝山盆地

Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:風景の画像提供をお願いします。2017年2月

勝山盆地(かつやまぼんち)は、福井県嶺北地方北東部、大野盆地に北接し、勝山市およびその周辺に位置する河谷盆地谷底平野である[注釈 1]

大野市下荒井付近で合流した九頭竜川が北西へ、その後西へ流れる。盆地を形成する地形は、扇状地河岸段丘氾濫原などに分かれる[2]。九頭竜川支流である岩屋川、滝波川、暮見川、浄土時川、女神川では扇状地が発達し、沿岸では河岸段丘も見られる[2]。鹿谷川や坂瀬川流域は袋状の堆積谷が形成されている[2]

九頭竜川の氾濫原は、狭隘部である下荒井付近では幅500m程度だが、妙金島の堀名と保田間では1800mと最も広くなり、中膨らみの状態となっている[3]。九頭竜川両岸では河岸段丘がよく発達し、特に右岸では2から3段の河岸段丘がある[4]。勝山市街地を貫く段丘崖は「七里壁」と呼ばれている[1]。九頭竜川はかつて谷底平野を目いっぱい蛇行し、網状の流路を作っていたと考えられる[5]。氾濫原では中州が発達し、集落の立地も見られる[1]

1970年に勝山市が若猪野で井戸を掘った時には150m掘っても岩盤層には達せず、盆地の底には洪積層の地層が厚く堆積していると推測できる[6]

稲作が盛んなほか、水菜、サトイモイチゴなどが特産である[7]。近年は恐竜の化石発掘でも有名である。

目次

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 角川日本地名大辞典では「地元では盆地と俗称するが、幅広い河谷とみるのが真に近い。」としている。[1]

出典編集

  1. ^ a b c 『角川地名辞典』p.335
  2. ^ a b c 『勝山市史 第1巻』p.6
  3. ^ 『勝山市史 第1巻』p.16
  4. ^ 『勝山市史 第1巻』p.12
  5. ^ 『勝山市史 第1巻』p.19
  6. ^ 『勝山市史 第1巻』p.24
  7. ^ 『角川地名辞典』p.1295

参考文献編集

  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 18 福井県』角川書店、1989年
  • 『勝山市史 第1巻 風土と歴史』1974年