古河有一

日本の元プロ野球選手

古河 有一(ふるかわ ゆういち、1970年6月17日 - )は、神奈川県出身の元プロ野球選手内野手)。右投両打。

古河 有一
マーティ・ブラウン専属通訳時代(2009年8月8日 マツダスタジアム)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県
生年月日 (1970-06-17) 1970年6月17日(53歳)
身長
体重
178 cm
74 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 内野手
プロ入り 1992年 ドラフト外
初出場 1995年9月10日
最終出場 1996年10月9日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

日本プロ野球史上最後のドラフト外入団選手である。

来歴・人物 編集

 
ジェフ・リブジー(中央)、マーティ・ブラウン(右)とともにベンチに座る古河有一

アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイムにあるキャニオン高校から、カリフォルニア大学バークレー校を経てカリフォルニア大学アーバイン校に進学し卒業。

1992年シーズンオフ、広島東洋カープにドラフト外入団。ドラフト外入団は1991年に廃止されていたが、古河は外国学校を卒業した日系人の特例としてドラフト外入団が認められた。

1995年10月に自由契約となり、横浜ベイスターズに移籍、登録名を「ジョー古河」へ変更。1999年に現役を引退。

引退後は横浜の国際業務部兼通訳係、2005年10月より2009年まで当時広島監督であったマーティ・ブラウンの専属通訳を務めた。

2010年MLB球団テキサス・レンジャーズの環太平洋地域担当スカウトに就任。2012年、レンジャーズに入団したダルビッシュ有の専属通訳となる[1]。12月12日、全米野球記者協会所属の地元記者の投票による「Harold McKinney グッド・ガイ賞」を受賞した[2][3]

2013年からはレンジャーズの環太平洋地域担当スカウトに復帰した[4]

2020年には環太平洋地域部部長として有原航平の視察を重ね獲得を進言。同年オフに入団にこぎ着けた[5][6]

2021年にはテキサス・レンジャーズ・レッド・ジャケット最優秀スカウト賞に選ばれる。

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
1995 広島 2 2 2 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .500 .500 .500 1.000
1996 横浜 6 5 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
通算:2年 8 7 7 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .143 .143 .143 .286

記録 編集

背番号 編集

  • 63 (1993年 - 1995年)
  • 40 (1996年 - 1999年)

登録名 編集

  • 古河 有一 (ふるかわ ゆういち、1993年 - 1995年)
  • ジョー古河 (1996年 - 1999年)

脚注 編集

  1. ^ ダル、専属通訳決まった!横浜や広島で活躍の古河氏”. スポーツ報知 (2012年1月21日). 2012年1月21日閲覧。
  2. ^ Joe Furukawa wins 2012 Harold McKinney Good Guy Award”. mlb.com (2012年12月12日). 2021年3月13日閲覧。
  3. ^ ダルの通訳ジョー古河氏にグッド・ガイ賞”. 日刊スポーツ (2012年12月13日). 2021年3月13日閲覧。
  4. ^ 寺下友徳 (2013年11月18日). “NPB・MLBも注目する四国の新たな試み 日本初トライアウトリーグの可能性とは”. SPORTS NAVI. 2021年3月13日閲覧。
  5. ^ 有原、レンジャーズ!ポスティング交渉期限前日、合意の舞台裏”. スポニチAnnex (2020年12月27日). 2021年3月13日閲覧。
  6. ^ 有原航平の“特定の球種”にレンジャーズ高い期待「日本より奪三振が増える可能性」”. Full-Count (2021年1月13日). 2021年3月13日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集