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在日ベトナム人(ざいにちベトナムじん, ベトナム語: Người Việt tại Nhật Bản/𠊛越在日本)は、日本に一定期間在住するベトナム国籍の人々である。日本に帰化や亡命した人、およびその子孫のことをベトナム系日本人と言う。

在日ベトナム人
Người Việt tại Nhật Bản
ベトナムの旗日本の旗
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Prof. Tran Van Tho in Tet Festival 2008 in Tokyo.jpg
総人口
330,835人
(2018年12月末現在、法務省調べ)[1]
居住地域
関東地方愛知県大阪府兵庫県他全国各地
言語
ベトナム語日本語
宗教
仏教カトリック

概要編集

日本国法務省によれば、2018年の時点で330,835人のベトナム人が日本に合法滞在しており、毎年増加しており、特に近年では在日外国人の中でも最も多い増加数を示している。また、インドシナ難民の子の2世や日本国籍を取得者を含めると、さらに多い数となる。

歴史的には19世紀末から20世紀初頭の東遊運動によりベトナム人留学生が日本に在住していた。そして、1970年代のベトナム難民の受け入れから始まり、その多くが難民収容施設のあった神奈川県や兵庫県に定住し1万人規模での受け入れとなった。定住促進センターは兵庫県姫路市と神奈川県大和市に設置された。その中では現在でも永住者や定住者として暮らしている他、日本国籍を取得したものも少なくない。その後1990年代の外国人労働者の増加の波に合わせてベトナム人も増加したが、それでも2000年にその数はわずか16,908人に過ぎなかった。その後、技能実習生の導入によりベトナム人が急増しはじめ、その数は2010年の41,781人からわずか8年間で約30万人の増加となる330,835人にまで激増した。

在留資格別でみると在日ベトナム人には技能実習生が半数を占めており、国籍別では最多となっている。次いで留学生が多く[2]、高等教育機関への留学生数は、2018年時点で中国(13万2411人)に次いで多い8万1009人である。

居住地域編集

2018年末時点の統計によると、都道府県別では東京都が36,914人と最も多く、次いで愛知県の31,614人、大阪府の25,641人、埼玉県の22,912人、神奈川県の20,225人の順となっている。留学性は首都圏や中京・関西圏や福岡県等の大都市圏に集中しているが、技能実習生は愛知県に最も多いものの、比較的全国各地に散らばっている。また、永住者、定住者はインドシナ難民の定住先となった神奈川県と兵庫県に多い。

全国の自治体で見ると最も多いのは大阪市の5264人、次いで名古屋市の3958人、以下横浜市3838人、神戸市3736人、東京都港区3216人、福岡市2756人、東京都豊島区2606人、姫路市2254人となっており、西日本の自治体に比較的多く在住している。

外国人実習生編集

外国人実習生として日本に滞在するベトナム人は多く、在日ベトナム人の半数を占めている。悪質ブローカーを使った強引なベトナム農村部での労働者集め、日本での実習先での劣悪な就労環境から来る失踪等、様々な問題が生じている[3]。この実習制度は人権侵害や現代の奴隷制度であると世界的に批判を浴びているが、この制度を利用した外国人はベトナム人が中国人を大きく引き離して最多を占めている。

統計編集

在留資格別(10位まで)
順位 在留資格 人数
1 技能実習2号ロ 85,050
2 留学 81,009
3 技能実習1号ロ 73,010
4 技術・人文知識・国際業務 34,752
5 永住者 16,043
6 家族滞在 15,301
7 定住者 5,509
8 特定活動 4,897
9 技能実習3号ロ 4,156
10 日本人の配偶者等 3,837
都道府県別(10位まで)
順位 都道府県 人数
1 東京都 36,914
2 愛知県 31,614
3 大阪府 25,641
4 埼玉県 22,912
5 神奈川県 20,225
6 兵庫県 18,314
7 千葉県 18,267
8 福岡県 14,712
9 広島県 11,127
10 静岡県 9,305

著名な人物編集

脚註編集

関連項目編集