大野 英二(おおの えいじ、1922年10月20日 - 2005年9月6日)は、日本経済学者京都大学名誉教授ドイツ金融資本資本主義ナチズムなど社会経済史を専門とする。

経歴 編集

愛知県名古屋市生まれ。第八高等学校卒。1945年京都帝国大学経済学部卒。経済政策論、比較社会史を専攻。1946年、助手。1950年、京都大学経済学部助教授。1966年、教授。1961年、「ドイツ金融資本成立史論」で京都大学より経済学博士を取得[1]1986年、定年退官、名誉教授、中部大学国際関係学部教授(~1995年)。

著書 編集

  • 『ドイツ金融資本成立史論』有斐閣 1956
  • 『ドイツ資本主義論』未来社 1965
  • 『現代ドイツ社会史研究序説』岩波書店 1982
  • 『ナチズムと「ユダヤ人問題」』リブロポート 1988
  • 『ドイツ問題と民族問題』未来社 1994
  • 『ナチ親衛隊知識人の肖像』未來社 2001
  • 『比較社会史への道』未來社 2002

翻訳 編集

  • ヘルムート・ベーメ『現代ドイツ社会経済史序説』藤本建夫共訳 未来社 1976
  • ハンス・ローゼンベルク『ドイツ社会史の諸問題』共訳 未来社 1978
  • ハンスーウルリヒ・ヴェーラー『ドイツ帝国1871-1918年』肥前栄一共訳 未来社 1983

記念論集 編集

  • 『比較社会史の諸問題 大野英二先生還暦記念論文集』川本和良ほか編集 未来社 1984

出典・脚注 編集

  1. ^ ドイツ金融資本成立史論 大野英二”. 国立国会図書館. 2012年7月30日閲覧。

参考 編集

NAID 120002692074