孫喆
孫 喆(そん まこと、Sun Zhe、1996年2月21日 - )は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士。七段。萩原睦七段門下。神奈川県横浜市出身[1]。主な実績に第44期新人王戦優勝、第44期名人戦リーグ入りなど。妻は囲碁棋士の星合志保[2]。
孫喆 七段 | |
---|---|
名前 | 孫喆 |
生年月日 | 1996年2月21日(28歳) |
プロ入り年 | 2010年 |
出身地 | 神奈川県 |
所属 | 日本棋院 |
師匠 | 萩原睦七段 |
段位 | 七段 |
概要 | |
タイトル獲得合計 | 1 |
経歴
編集2010年、院生序列1位で臨んだ日本棋院の冬季棋士採用試験で、2位に孫を含む3人が10勝5敗で並び、院生序列上位者優先の規定によりプロ入りとなる(1位は常石隆志)[3][1]。
2011年3月、日中精鋭対抗戦で於之瑩初段、張涛三段らを破る。結果は4勝4敗。4月1日入段。
2012年1月1日、二段(賞金ランキングで昇段)。10月28日、非公式棋戦の中野杯U20選手権で準優勝(決勝戦で一力遼二段に敗退)[4]。
2013年9月16日、第39期碁聖戦で本戦入り。
2014年2月7日、三段(勝ち星対象棋戦通算40勝)。
2015年12月4日、四段(勝ち星対象棋戦通算50勝)。
2017年1月1日、五段(賞金ランキングで昇段)。
2017年10月2日、第42期新人王戦で準優勝(決勝戦で芝野虎丸七段に0勝2敗で敗退)[5]。
2018年1月1日、六段(賞金ランキングで昇段)。
2018年11月8日、第44期名人戦最終予選で余正麒七段・金澤秀男八段・藤井秀哉七段に勝利し、自身初の三大棋戦リーグ入りを果たす[6]。これにより、翌9日付で七段昇段。同年12月から翌2019年8月にかけて行われた名人戦リーグでは、2勝6敗の8位タイでリーグ陥落[7]。
同2019年10月7日、第44期新人王戦決勝戦で、小池芳弘四段を2勝0敗で下し優勝[8]、自身初タイトルを手にする。
2024年の棋聖戦で初のSリーグ入後、2回戦で過去棋聖9連覇の井山裕太に半目で破る。しかしSリーグでは5位でAリーグ降格。
棋歴
編集獲得タイトル
編集- 新人王戦(第44期)
良績等
編集昇段履歴
編集- 2011年4月1日 入段
- 2012年1月1日 二段(賞金ランキング)
- 2014年2月7日 三段(勝ち星対象棋戦通算40勝)
- 2015年12月4日 四段(勝ち星対象棋戦通算50勝)
- 2017年1月1日 五段(賞金ランキング)
- 2018年1月1日 六段(賞金ランキング)
- 2018年11月9日 七段(第44期名人戦リーグ入り)[6]
脚注
編集- ^ a b “孫喆(そん まこと)さんも冬季棋士採用試験合格!!”. kanagawa-igo.net. 2020年12月21日閲覧。
- ^ “囲碁棋士・星合志保三段と孫喆七段が“七夕婚”「夫婦で支え合い、より一層精進してまいります」”. スポーツ報知 (2022年7月15日). 2022年7月18日閲覧。
- ^ “平成23年度冬季棋士採用試験本戦”. 日本棋院のアーカイブ. 2019年11月21日閲覧。
- ^ “第9回 中野杯”. 日本棋院. 2019年11月21日閲覧。
- ^ “第42期 新人王戦”. 日本棋院. 2019年11月21日閲覧。
- ^ a b 孫喆、初のリーグ入り
- ^ “第44期 名人戦”. 日本棋院. 2019年11月21日閲覧。
- ^ “第44期 新人王戦”. 日本棋院. 2019年11月21日閲覧。
外部リンク
編集- 日本棋院の孫喆紹介ページ
- 孫喆・平田智也 (@zero_pieces) - X(旧Twitter)(平田智也との共同アカウント)