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対戦車ヘリコプター隊(たいせんしゃヘリコプターたい)は陸上自衛隊の部隊。方面航空隊の隷下にあり、対戦車ヘリコプター(攻撃ヘリコプター)を装備し、戦車などの敵陸上部隊に対処することを主任務としている。2010年時点で5個隊が編成されている。

概要編集

対戦車ミサイルを搭載した攻撃ヘリコプターは、地上部隊に比較し、機動力・攻撃力が充分に大きく、また戦車の遠距離撃破能力も有するなど有力な戦力となるものである。これの実用化と共に、1970年代後半より陸上自衛隊も取得・研究に乗り出している[1]。この頃の陸上自衛隊の対戦車火力としては61式戦車74式戦車64式対戦車誘導弾106mm無反動砲が中心であった。

1979年と1980年にアメリカ合衆国AH-1Sの試験機材として2機を購入し、運用試験を開始している。1982年より飛行学校用および部隊用の機材取得が開始された[2]

冷戦期の北方重視の兵力配置もあり、1986年、第1対戦車ヘリコプター隊は北部方面航空隊に新編している[3]。その後、1994年の第5対戦車ヘリコプター隊で、5個対戦車ヘリコプター隊の編成を終了した。

対戦車ヘリコプター隊は本部のほか、観測ヘリ(OH-6、後にOH-1に順次更新)を装備した本部付隊と2個飛行隊(第1・第2飛行隊 AH-1S 計16機)からなる。しかし第2対戦車ヘリコプター隊は2009年度に1個飛行隊に縮小改編されている。 AH-1Sの後継機・AH-XとしてAH-64D アパッチ・ロングボウが調達されていたが、価格面より2012年度予算までの13機で調達中止となった。2018年12月18日に閣議決定・公開された防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画において「各方面隊直轄の対戦車ヘリコプター部隊を縮小するとともに、効果的かつ効率的に運用できるよう配備の見直し等を検討する」との記述がなされた[4]ことから、今後何かしらの動きが予想される。

脚注編集

  1. ^ 防衛白書 1978年
  2. ^ 防衛白書 1982年
  3. ^ 防衛白書 1986年
  4. ^ 平成31年度以降に係る防衛計画の大綱について」及び「中期防衛力整備計画(平成31年度~平成35年度)について(防衛省・自衛隊サイトより)

外部リンク編集