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小野 興二郎 (おの こうじろう、1935年 - 2007年10月28日)は歌人。歌誌「泰山木」主宰。

経歴編集

愛媛県生まれ。明治大学文学部卒業。1957年、北原白秋の流れを汲む、木俣修の歌誌「形成」に参加する。大学卒業後、市川学園千葉県)の国語教諭となる。肝生検のショックで入院。以後、入退院を繰り返しながら、歌作を続ける。その作品は、人間存在の根源について鋭く問いかけるものであり、その美しい文語体の歌は多く人々の共感を得た。

2007年10月28日、肝臓がんのため千葉市の自宅で死去 [1]、72歳。

著書・編著編集

歌集編集

  • 『てのひらの闇』 角川書店〈新鋭歌人叢書〉、1976年
  • 『天の辛夷』 角川書店、1979年
  • 『紺の歳月』 不識書院、1989年
  • 『歳月空間』 不識書院、1989年
  • 『森林木語』 不識書院、1994年
  • 『今ひとたびの』 不識書院、2000年

アンソロジー編集

編集編集

  • 『木俣修歌集』 不識書院〈不識文庫〉、1990年

代表歌編集

  • 学びたしと思ふ日暮をさむざむと炭焼く母がよごれ帰り来ぬ 『てのひらの闇』
  • 東京に学ぶわれのため伐られたるかの山が見ゆ畑打ちをれば 『てのひらの闇』
  • てのひらに握りしめたる闇いまも出立の日の戦慄(をののき)去らず 『てのひらの闇』
  • 父よ男は雪より凛(さむ)く待つべしと教へてくれてゐてありがたう 『天の辛夷』
  • 木には木の言葉のありてこの夜も星美しと言ひあひてゐむ 『森林木語』

脚注編集

  1. ^ 小野興二郎氏死去”. 47NEWS(よんななニュース). 2015年2月11日閲覧。