山寺駅
山形県山形市にある東日本旅客鉄道の駅
山寺駅(やまでらえき)は、山形県山形市大字山寺[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅である[2]。
山寺駅 | |
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駅舎(2008年6月) | |
やまでら Yamadera | |
◄面白山高原 (6.2 km) (3.7 km) 高瀬► | |
所在地 | 山形県山形市大字山寺[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■仙山線 |
キロ程 | 48.7 km(仙台起点) |
電報略号 | ヤテ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
414人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)10月17日[1][2] |
備考 | 業務委託駅 |
歴史
編集- 1933年(昭和8年)10月17日:仙山西線羽前千歳 - 当駅間開通により開業[2]。
- 1971年(昭和46年)4月1日:貨物の取り扱いを廃止[3]。
- 1983年(昭和58年)4月1日:駅員無配置駅となり[4]、簡易委託化(ただし運転要員は配置継続)。
- 1985年(昭和60年)3月14日:仙山線CTC化に伴い、運転要員の配置を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[3]。
- 1989年(平成元年)7月8日:駅舎改装セレモニーを挙行[新聞 1]。
- 1993年(平成5年)3月1日:直営化[新聞 2]、同時にみどりの窓口を開設[新聞 3]。
- 2013年(平成25年)10月1日:業務委託化。山寺駅長(山形駅助役待遇)を廃止。
- 2014年(平成26年)
- 4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
- 転車台が「仙山線鉄道施設群」の一部として土木学会選奨土木遺産に登録された[5]。
- 2023年(令和5年)11月30日:みどりの窓口の営業を終了[6]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 2]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅である[2]。駅舎は木造駅舎で、寺社造りである。山寺の玄関口にふさわしく、寺社造りの駅舎を有するとして、2002年(平成14年)に東北の駅百選へ選定された。
山形駅管理の業務委託駅(JR東日本東北総合サービスに委託)で、自動券売機と簡易Suica改札機が設置されている。エレベーターやエスカレーターはなく、改札口からホームへは、階段で移動する。立石寺参拝客のため、コインロッカーが多数設置されている。
分岐器は角度がきつく、35 - 40 km/h制限を受けている。かつては夜間に当駅で折り返しの列車(当駅 - 山形駅)も設定(夜間滞泊あり)されていたが、現在は臨時列車を除いて当駅で折り返す列車はない。仙台方にはかつて使用されていた18メートル級のバランスト形上路式の転車台が残されており、以前は不法投棄や草が絡まるなど荒れていたが、保存を望む地元の手によって草刈りなどの整備がなされている。また転車台坑の深さが2メートルあるため、安全のために周囲に柵が設置されている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■仙山線 | 上り | 仙台方面[7] |
2 | 下り | 山形方面[7] |
- 2番線へ通じる上り場内信号機がある。
-
駅舎内(2023年9月)
-
簡易Suica改札機(2023年9月)
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ホーム(2023年9月)
-
構内に残されている転車台(2008年6月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は414人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
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年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 643 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 672 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 661 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 668 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 658 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 633 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 607 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 593 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 576 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 549 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 502 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 435 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 267 | 223 | 491 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 323 | 224 | 548 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 289 | 215 | 505 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 302 | 200 | 502 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 298 | 199 | 498 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 310 | 206 | 516 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 324 | 206 | 531 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 325 | 202 | 527 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)128 | 157 | 285 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)147 | 160 | 308 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)207 | 157 | 365 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)261 | 153 | 414 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集-
立石寺五大堂から望む駅周辺
-
出口からの光景
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集出典
編集- ^ a b c d “駅の情報(山寺駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月18日閲覧。
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、26頁。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、475頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「「通報」●関西本線関駅ほか9駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1983年3月30日、8面。
- ^ “土木学会 平成26年度度選奨土木遺産 仙山線鉄道施設群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月8日閲覧。
- ^ “駅の情報(山寺駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月9日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(山寺駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月11日閲覧。
- ^ “路線バス時刻表 山交ビル~山寺”. 山交バス. 2019年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月8日閲覧。
報道発表資料
編集- ^ 『Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2013年11月29日。オリジナルの2013年12月3日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
新聞記事
編集利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(山寺駅):JR東日本