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略歴編集

学生時代( - 2010年)編集

東大阪市出身[1]。4歳からクラシック音楽ヴァイオリンなどを習い始める。地元の大阪府立夕陽丘高等学校音楽科を卒業後、愛知県立芸術大学音楽学部器楽学科)に進学。同大学院にまで進む。在学中ドイツに度々出掛け、留学を視野に現地の状況をリサーチしたり講習などを受けていた。

2006年、大学院の修士課程修了後に渡独して首都ベルリンに在住[2]。個人レッスンや語学学校にも通いながら各音大を受験して、北部のロストック音楽大学に合格し2007年から在学する。ブランデンブルク国立管弦楽団の研修機会を得たり、ベルリン交響楽団に参加するなど優秀な成績を修め、同校を首席で卒業する[3]

その間、現地のクラブミュージックなど現代音楽に傾倒するようになり、2007年に前衛的な演劇作品に参加。2009年には同じドイツで活動していた日本人ダンサー 木村千津と、コンテンポラリーダンス・プロジェクト「Tansik」を開始するなど、在学中の頃から現地ミュージシャンとの交流を深める。

そして翌2010年、クラングシュタイン奏者ユルゲン・ハイデマンとペアを組み、ニューエイジ系のプロジェクト「KiSeki」を開始。このユルゲンとの縁で翌年に、ドイツ・ロック界の重鎮 エドガー・フローゼ(タンジェリン・ドリーム主宰)と出会う[4]

タンジェリン・ドリーム在籍〜以降(2011年 - 現在)編集

2011年、ドイツの電子音楽グループタンジェリン・ドリーム」のツアーに、エレクトリック・ヴァイオリンの奏者として参加し、そのまま正式メンバーとなる[5]。その後も同グループのアルバムや、個人のプロジェクトで作品の発表を重ねる[6]

その他にもジェーン・バーキンのワールドツアー参加をはじめ、ブライアン・メイ中島ノブユキら様々なミュージシャンと共演。クラシック音楽の分野でも引き続き、オーケストラベルリン交響楽団」の日本ツアーに参加。作曲家としても映画音楽のプロダクション『Decca Publishing』に所属し、舞踏デュオ・モティマル(Motimaru)の音楽を担当するなど、多くの舞台作や映像作品に楽曲を提供した。

2015年、自身を見出してくれた恩師、タンジェリン・ドリーム主宰のエドガー・フローゼが死去。残されたメンバーと共にエドガーの遺志を引き継ぎ、同バンドの活動を継続している。

2017年、初のソロ名義作品『A Story of a Man』をリリース。以降からソロ作の発表も重ねている。

人物・エピソード編集

日常会話は大阪弁のイントネーションで話す。学生時代は「L'Arc〜en〜Ciel」のファン。

王道のクラシック音楽を背景に持ちながら、道から外れたアーティストに憧れていた。当初は日本のポピュラーなアーティストぐらいしか知らなかったが、ドイツに渡ってから現地のクラブカルチャーに衝撃を受け[7]電子音楽に傾倒していった。ただしタンジェリン・ドリームなどの現代音楽を職業としながらも「クラシックを辞めたつもりはない」と断言している。

ドイツの音楽系大学には各国から受験者が集うため入試倍率は非常に高く、特に首都ベルリンの音大入学は狭き門であった。合格したロストック音楽大学も約20倍の競争率で、そのため住居(ベルリン)から片道3時間かかる場所でも妥協したと明かしている。

欧州の有名歌手ジェーン・バーキンのワールドツアー参加については、パリに住む友人から日本人ヴァイオリニスト募集の情報を受け、当時ジェーンのツアーメンバーだった中島ノブユキの仲人で実現した。ジェーンの印象を例えるなら「常にピンク色に満ちていた」と感想を述べている。

参加グループ / プロジェクト編集

  • Tansik(2009 - )
ダンサー 木村千津とのコンテンポラリーダンス・ユニット。名はドイツ語のTANZ(ダンス)とMUSIK(音楽)を合わせた造語。
  • KiSeki(2010 - )
ドイツのクラングシュタイン奏者ユルゲン・ハイデマンと組んだ、ニューエイジ系の実験音楽プロジェクト。ユニット名の由来は、木楽器(ヴァイオリン)と石楽器(クラングシュタイン)から引用した「木石」なる造語。
ドイツを代表するクラウトロックバンド
  • Tukico(2013 - )
アコースティック・ヴァイオリンとミニマル / アンビエント・ミュージックを融合させた、エレクトロニカ系テクノ・プロジェクト[8]
  • HOSHIKO YAMANE + MAKOTO SAKAMOTO(2019)
テクノユニット「Sub human bros」のメンバーで、同じベルリン在住のミュージシャン Makoto Sakamoto(坂本真)とのコラボ・プロジェクト。
  • Hoshiko Yamane & Mikael Lind(2019 - )
アイスランドの音楽アーティスト Mikael Lind(ミカエル・リンド)とのコラボ・プロジェクト。

ディスコグラフィ編集

ソロ編集

  • A Story of a Man(2017) - EP
  • MUT(2017) - サウンドトラック
  • Threads(2018)
  • Twilight(2018) - サウンドトラックEP

プロジェクト編集

  • Traumstein(2014) - KiSeki(木石)名義
  • Tukico(2015) - Tukico名義SDカード
  • Discord(2016) - Tansik作品からのサウンドトラック
  • Nakaniwa(2017) - Duennコラボ名義
  • Fragment(2019) - Duenn名義のコンピレーション提供作品
  • Fahrenheit(2019) - Makoto Sakamoto(Sub human bros)コラボ作品
  • Spacec In Between(2019) - Mikael Lind コラボ作品

Tansik 演目

  • Revolve(2009)
  • Discord(2011)
  • 〜ing(2012)
  • discord2017(2017)

タンジェリン・ドリーム編集

スタジオアルバム編集

  • The Island of the Fay(2011)
  • The Gate of Saturn(2011)
  • The Angel of the West Window(2011)
  • Booster V(2012)
  • Josephine The Mouse Singer(2014)
  • Quantum Key(2015)
  • Particles(2016)
  • Quantum Gate(2017)
  • Light Flux(2017) - エドガー・フローゼ自叙伝「TANGERINE DREAM - FORCE MAJEURE」初版の特典ボーナスEP

ライブアルバム編集

  • The Gate of Saturn Live at The Lowry Manchester 2011(2011)
  • Knights of Asheville(2011)
  • Live In Budapest at Béla Bartók National Concert Hall(2012)
  • Live at Admiralspalast Berlin(2012)
  • Cruise to Destiny(2013)
  • Starmus - Sonic Universe(2013)
  • Sorcerer 2014(2014)
  • Phaedra Farewell Tour - The Concerts(2014)
  • Supernormal - The Australian Concerts 2014(2015)
  • Live at The Philharmony Szczecin - Poland(2016)
  • The Sessions I(2017)
  • The Sessions II(2018)
  • The Sessions III(2018)
  • The Sessions IV(2018)
  • Live at Augusta Raurica Switzerland 2016(2019)

脚注編集

  1. ^ 第20回和歌山音楽コンクール”. ニュース和歌山 (2007年). 2018年5月25日閲覧。
  2. ^ 第15回ゲスト:山根星子さんより”. SALONAIR (2013年11月15日). 2018年5月24日閲覧。
  3. ^ ベルリン在住のヴァイオリニスト、山根星子さんをゲストに迎えた対談は10月10日(土)23時からスタート!”. PARTNER (2013年10月). 2018年5月24日閲覧。
  4. ^ タンジェリン・ドリーム、ソロ、作曲と多彩な顔を持つ世界的ヴァイオリニスト山根星子インタビュー 『ベルリンで生きる女性たち』 Part.5”. Qetic (2018年12月27日). 2018年12月29日閲覧。
  5. ^ タンジェリン・ドリーム記念館がベルリンで計画中”. webDICE (2015年12月17日). 2018年5月25日閲覧。
  6. ^ hoshiko yamane + duenn”. Mikiki (2017年8月10日). 2018年5月25日閲覧。
  7. ^ 【ドイツ再統一25周年】クラブカルチャーとモダンアートの街・ベルリン”. VOGUE (2015年4月15日). 2019年3月16日閲覧。
  8. ^ Tangerine Dreamの山根星子(vin)がソロプロジェクトTukicoで来日”. webDICE (2014年2月24日). 2018年7月5日閲覧。

外部リンク編集