愛知県立芸術大学
愛知県立芸術大学(あいちけんりつげいじゅつだいがく、英語: Aichi Prefectural University of Fine Arts and Music)は、愛知県長久手市岩作三ヶ峯1-1に本部を置く日本の公立大学である。1966年に設置された。大学の略称は愛芸、県芸、愛知芸大。
愛知県立芸術大学 | |
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講義棟 | |
大学設置/創立 | 1966年 |
学校種別 | 公立 |
設置者 | 愛知県公立大学法人 |
本部所在地 |
愛知県長久手市岩作三ヶ峯1-1 北緯35度10分10秒 東経137度04分10.65秒 / 北緯35.16944度 東経137.0696250度座標: 北緯35度10分10秒 東経137度04分10.65秒 / 北緯35.16944度 東経137.0696250度 |
キャンパス | 長久手(愛知県長久手市) |
学部 |
美術学部 音楽学部 |
研究科 |
美術研究科 音楽研究科 |
ウェブサイト | 愛知県立芸術大学公式サイト |
概要編集
日本で初めて、美術学部と音楽学部を備えた公立芸術大学として誕生する。同じく両学部を備えた公立芸術大学の京都市立芸術大学の誕生は、それより3年後である。 キャンパスは名古屋市郊外の長久手市岩作三ヶ峯に所在し[1]、山と森、湿原に囲まれ、豊かな自然に恵まれている。その自然環境の良さは、環境省指定指標昆虫であるハッチョウトンボ、環境省指定の絶滅危惧種であるシラタマホシクサなどが学内にて確認されているほどである。また、敷地は愛・地球博記念公園とほぼ隣接している。
キャンパスは吉村順三の設計として知られており[2]、吉村以外にも全体計画は天野太郎や山本学治、奥村昭雄、茂木計一郎が、実施設計には奥村昭雄が関わった。
2006年にDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれている。
東京芸術大学、京都市立芸術大学、金沢美術工芸大学、とともに「四芸祭」(2011年より沖縄県立芸術大学も参加し、五芸祭に名称変更)を持ち回りで開催している。
沿革編集
組織編集
付属機関編集
- 芸術教育・学生支援センター
- 芸術創造センター
- 芸術情報センター
- 図書館
- 芸術資料館
- 「愛知県立芸術大学芸術資料館」を参照
- 文化財保存修復研究所
施設編集
奏楽堂編集
吉村順三設計。客席数850。オーケストラピット、録音室、映写室、ドイツ・クライス社製のパイプオルガンが設置されている。
法隆寺金堂壁画模写展示館編集
法隆寺金堂の12面の大壁及び20面の小壁の壁画が焼損以前の状態に再現された模写が展示されている。
三ヶ峯寮編集
キャンパス内に設置。女子寮。すべて個室で、132室ある。
豊田市藤沢アートハウス編集
豊田市藤沢町にある旧豊田市藤沢こども園を活用して、2011年7月30日に設置。教員や学生の制作研究のアトリエ、公開制作の場として利用されるほか、アートイベントを通じた地元住民との交流の場としても活用。
サテライトギャラリー編集
2010年5月、名古屋市・栄に開設。教員や学生を主体とした展覧会や講演会、ワークショップに活用。
MEGI HOUSE編集
瀬戸内国際芸術祭2010への参加を契機として、高松市沖合の女木島に設置。石垣に囲まれた民家とその庭を改装したステージでは、展覧会や演奏会、イベント、ワークショップなどが開催されている。
大学関係者と組織編集
同窓会編集
- 愛知県立芸術大学音楽学部同窓会
音楽学部の同窓会で、1985年設立。
- 愛知県立芸術大学美術学部同窓会
美術学部の同窓会で、1985年設立。
- 愛知県立芸術大学を支援する会 (愛芸アシスト)
学生、教員の研究活動、発表事業に対し資金提供を募る目的で、2008年に設立された。
大学関係者一覧編集
アクセス編集
- 愛知高速交通東部丘陵線(リニモ) 芸大通駅より徒歩約10分