島原町

日本の長崎県南高来郡にあった町

島原町(しまばらちょう)は、長崎県島原半島にあった町。南高来郡に属した。1940年(昭和15年)に隣接[1]する杉谷村および安中村と合併し市制施行、島原市となった。

しまばらちょう
島原町
廃止日 1940年4月1日
廃止理由 新設合併・市制施行
島原町杉谷村安中村島原市
現在の自治体 島原市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
南高来郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 21,892
国勢調査、1935年)
隣接自治体 南高来郡安中村杉谷村
島原町役場
所在地 長崎県南高来郡島原町
座標 北緯32度47分17秒 東経130度22分14秒 / 北緯32.78811度 東経130.37053度 / 32.78811; 130.37053座標: 北緯32度47分17秒 東経130度22分14秒 / 北緯32.78811度 東経130.37053度 / 32.78811; 130.37053
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現在の島原市の中南部、島原市の中心市街地とその周辺地域にあたる。

地理

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島原半島の東部に位置する。東の海域には1792年寛政4年)の島原大変によって生じた九十九島[2]と総称される多くの島々が点在する。

  • 山:眉山
  • 島嶼:爛場島、兎島、観音島、口形島、子持島、繁島、鷹島、鳶島、爛島、青木島、甲島、小島、櫛形島、南天島、鱈島、劔術島、平島、亀島、蔓島、龍宮島
  • 河川:音無川、大手川、白水川、境川(車川)
  • 溜池:白土湖、瓢箪池、鰡(ぼら)池、元池、穢多池、芥取池、朴池
  • 海域・港湾:有明海島原港

沿革

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地方自治体として発足した当初の島原町域の大半が、江戸時代末期までの島原城下の地域にあたる。明治に入り、1871年に島原村への編入、1878年に旧城下の大半と島原村の一部(湊部)を島原町として再分立、さらに1883年には島原町の南部(旧島原村の湊部と旧城下の船津部)を湊町として分離するなど、地方自治体として発足するまでの間に幾度かの町域変更が行われた。

地名

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旧来の島原町域では他の高来地域各町村に見られるの行政区(地名)を設置していない。また、1889年に自治体として発足する際に合併を行っていないため、大字も存在しない。このため「島原町○○番地」のように町名の次に地番を表記する住所表記となる。この表記は1924年に新たに町域となった旧島原村、および旧湊町も同様である。

以下に旧来の島原町域に存在する主な通称町名(小字)を記す[4][5]

  • 字上ノ町
  • 字中町
  • 字片町
  • 字宮ノ町[6]
  • 字大手
  • 字大手草原(おおてくさはら)
  • 字万町(よろづまち)
  • 字櫻町
  • 字今川町
  • 字泥川
  • 字加美町裏(かみまちうら)
  • 字白土(しらち)
  • 字白土西(しらちにし)
  • 字中堀町
  • 字堀町[7]
  • 字新町[8]
  • 字下新町[9]
  • 字高島町[10]
  • 字北高島町[11]
  • 字高島

交通

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鉄道

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島原鉄道

(杉谷村) - 島原駅 - 島原湊駅

口之津鉄道

島原湊駅 - (安中村)

口之津鉄道は1943年に島原鉄道に合併した。以降、旧町域には1960年に島原外港駅(現・島原港駅)、1984年に島鉄本社前駅(現・霊丘公園体育館駅)が新たに設置されている。

名所・旧跡

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島原町出身の著名人

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参考文献

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脚注

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  1. ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 1940年2月11日
  2. ^ a b 長崎県北部の北松浦半島西岸にある「九十九島」は同じ表記であり多数の島々がある点は共通しているが、読み・場所・島の成り立ち共に全く異なる別の島々である。
  3. ^ 長崎縣告示第百五十號『南高来郡島原町村、湊町合併に関する件』長崎県公報 大正13年2月26日付
  4. ^ 長崎県南高来郡町村要覧.上編「島原町」町数
  5. ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県 島原市各頁
  6. ^ 宮ノ丁、宮之町とも表記。
  7. ^ 堀丁とも表記。古町とも称した。
  8. ^ 新丁とも表記。旧来は有馬町と称した。
  9. ^ 下新丁とも表記。
  10. ^ 高島丁とも表記。
  11. ^ 北高島丁とも表記。

関連項目

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