崔実
在日韓国人三世の小説家
崔 実(チェ・シル、1985年9月6日[1] - )は、在日韓国人三世の日本語で作品を書く小説家。
崔 実 (チェ・シル) | |
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誕生 | 1985年9月6日(39歳) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 |
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ジャンル | 小説 |
代表作 | 『ジニのパズル』(2016年) |
主な受賞歴 |
群像新人文学賞(2016年) 織田作之助賞(2016年) 芸術選奨新人賞(2017年) |
デビュー作 | 「ジニのパズル」(2016年) |
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経歴・人物
編集日本の小学校を卒業後、朝鮮学校に進学し、その後アメリカに留学する[2]。
2016年、「ジニのパズル」で第59回群像新人文学賞を受賞してデビュー[3]。辻原登から選評で「素晴らしい才能がドラゴンのように出現した」と絶賛される[4]。同作で第155回芥川龍之介賞候補に選ばれる[5]。単行本として刊行され、第33回織田作之助賞、第104回芸術選奨文部科学大臣新人賞をそれぞれ受賞する。
受賞・候補歴
編集単行本
編集アンソロジー収録
編集- 「あなたの肉体とわたしの辛ラーメン」 - 『おいしそうな文学。』(群像編集部編、講談社、2025年2月)
- 初出:『群像』2024年10月号
- 「nunc/ヌンク」 - 『孤独の時間。』(群像編集部編、講談社 2025年6月)
- 初出:『群像』2025年3月号
単行本未収録
編集小説
編集- 「ビッグバン」 - 『新潮』2024年2月号
随筆・対談
編集- 「小さな崔実たち」 - 『本』2016年8月号
- 「乃木坂活字部! 対談 崔実」(高山一実との対談) - 『ダ・ヴィンチ』2017年2月号
- 「フィリップ!」 - 『群像』2018年7月号
- 「アンケート特集 シネマ2019」 - 『群像』2020年2月号
- 「朝、起きられない。」 - 『新潮』2020年5月号
- 「声をあげる勇気 無意識と共振するエモーション」(いとうせいこうとの対談)[7] - 『群像』2020年10月号
- 「約束」 - 『本』2020年10月号
- 「街の気分と思考 大晦日の秘密のサンタミッション」 - 『新潮』2022年2月号
- 「街の気分と思考 爆弾」 - 『新潮』2022年7月号
- 「街の気分と思考 待ち人」 - 『新潮』2022年11月号 - 12月号
- 「街の気分と思考 0x0xxxxxxxx」 - 『新潮』2023年4月号
- 「街の気分と思考 深くおちる」 - 『新潮』2023年7月号
- 「街の気分と思考 都会の小人」 - 『新潮』2024年1月号
その他
編集- 「STAR WARS 日本のスター・ウォーズグッズ魂」(講談社、2017年11月、ISBN 978-4062205825)
出典
編集- ^ 第59回群像新人文学賞
- ^ 織田作之助賞 不安や焦燥、筆先に込めて 崔実さん、関大で受賞記念対談
- ^ 群像新人文学賞決まる 崔実さんの「ジニのパズル」 - 産経ニュース
- ^ 【文芸月評】民族の葛藤 響く歌声 : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
- ^ ジニのパズル 崔実著 少女の日常に介入する「政治」|エンタメ!|NIKKEI STYLE
- ^ “橋爪功、浦井健治、宮藤官九郎、庵野秀明ら各分野の実力派が受賞「平成28年度(第67回)芸術選奨」”. SPICE. イープラス (2017年3月14日). 2025年6月27日閲覧。
- ^ 【いとうせいこう×崔実 特別対談】『pray human』はなぜ魂を揺さぶるのか (2020年9月18日) - エキサイトニュース