広島高速交通

広島県広島市でアストラムラインを運営する鉄道事業者

広島高速交通株式会社(ひろしまこうそくこうつう、: Hiroshima Rapid Transit Co., Ltd.)は、広島県広島市自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線「アストラムライン」を運営している鉄道事業者広島市などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道の一つである。本社所在地は広島県広島市安佐南区長楽寺二丁目12番1号。

広島高速交通株式会社
Hiroshima Rapid Transit Co., Ltd.
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本社
本社
種類 株式会社
略称 HRT、アストラムライン
本社所在地 日本の旗 日本
731-0143
広島県広島市安佐南区長楽寺二丁目12番1号
北緯34度28分17.48秒 東経132度25分43.35秒 / 北緯34.4715222度 東経132.4287083度 / 34.4715222; 132.4287083座標: 北緯34度28分17.48秒 東経132度25分43.35秒 / 北緯34.4715222度 東経132.4287083度 / 34.4715222; 132.4287083
設立 1987年12月1日[1]
業種 陸運業
法人番号 6240001009168 ウィキデータを編集
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役社長 谷本睦志
資本金 100億円
(2019年3月31日現在[2]
発行済株式総数 20万株
(2019年6月26日現在[3]
売上高 48億7644万9000円
(2019年3月期[2]
営業利益 5億27万1000円
(2019年3月期 [2]
純利益 2億9798万2000円
(2019年3月期[2]
純資産 5億9626万7000円
(2019年3月31日現在[2]
総資産 363億2232万円
(2019年3月31日現在[2]
決算期 3月31日
主要株主 広島市 51.0%
日本政策投資銀行 10.0%
中国電力 5.0%
広島銀行 5.0%
(2019年6月26日現在[3]
外部リンク http://www.astramline.co.jp/
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2009年8月8日よりアストラムラインでもIC乗車券『PASPY』が導入され、西日本旅客鉄道(JR西日本)の発行するICOCAも利用できるようになった。またかつては、磁気券式乗車カードとしてアストラムカードを発行していた。

PASPY導入会社の中では唯一、自動改札機を導入している。中四国地方の鉄道会社で初めて自動改札機を導入した会社であり、当時は地元メディアで話題となった。

愛称とマーク編集

路線の愛称は「アストラムライン」。「明日」と電車を意味する「トラム」からの造語である。通称は「アストラムライン」や「アストラム」である。また、地域住民はさらに縮めて「アトム」「アトムライン」と呼称する。

16個の丸が規則正しく並んだマークを採用している。丸は「生命、地球、平和」を、丸の規則正しい配列は「ひと・こころの集まり」および「安全、快適」を表している[4]。色は原則橙色であるが、橙色が背景となる車体側部や駅入口看板等では黒色の丸が描かれる。

歴史編集

  • 1987年(昭和62年)12月1日 - 設立[1]
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月14日 - 県庁前 - 長楽寺間の敷設特許と本通 - 県庁前間の敷設免許を申請[1]
    • 8月22日 - 敷設特許と敷設免許が交付[1]
  • 1989年(平成元年)2月28日 - 工事着手。
  • 1990年(平成2年)10月8日 - 長楽寺 - 広域公園間の軌道敷設特許を申請[1]。翌年3月5日特許が交付[1]
  • 1991年(平成3年)
    • 3月14日 - 広島市安佐南区の高架橋建設工事現場で15人が死亡、8人が負傷する橋桁落下事故(詳細は広島新交通システム橋桁落下事故を参照)[1]
    • 10月 - 長楽寺 - 広域公園間の工事着手。
  • 1994年(平成6年)8月20日 - 広島新交通1号線 本通 - 広域公園前間が開業[1]
  • 1999年(平成11年) - 急行運転開始
  • 2004年(平成16年) - 急行運転終了
  • 2005年(平成17年)8月22日 - 総輸送人員が2億人を達成。
  • 2007年(平成19年)4月2日 - 一番前と一番後ろの車両を終日「携帯電話電源オフ車両」に設定[5]
  • 2008年(平成20年) - 11月よりIC対応の新型自動改札機に順次入れ替え開始。
  • 2009年(平成21年)8月8日 - IC乗車券『PASPY』のサービス開始[1]
  • 2010年(平成22年)4月1日 - 広島市交通科学館の指定管理者となる[6]
  • 2014年(平成26年)8月20日 - 広島新交通1号線が開業20周年を迎え、アニバーサリートレイン運行や車両基地見学会などの記念イベントを実施[7]
  • 2015年(平成27年)3月13日 - この日の営業を以て携帯電話電源オフ車両の取り扱いを廃止[5]。広島高速交通での廃止を以って、日本国内の鉄道事業者全てで同車両の取り扱いが終了した。

路線編集

駅の一覧・運行形態は以下の項目を参照のこと。

車両編集

2020年7月現在、6000系が23編成(1 - 23番)、7000系が2編成(31 - 32番)が在籍している。

なお、長楽寺の車庫から本線への取り付け部がデルタ線となっており、入出庫時の向き(広域公園向き、または本通り向き)により、編成の向きは一定していない。

開業から20年が過ぎて車両の更新が課題であり、24編成の更新に118億円の費用[8]がかかる見込みである。

現有車両編集

  • 6000系
  • 7000系 - 2019年度から2期に分けて計24編成を導入。第1期は2019年度から2025年度に11編成66両を、第2期に13編成を導入する予定[9]

過去の車両編集

  • 1000系 - 1編成(24番)が在籍していた。

運賃編集

大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。2019年10月1日改定[10]

区数 運賃(円)
初乗り2km 190
3 - 4 230
5 - 6 270
7 - 9 320
10 - 12 370
13 - 15 410
16 - 18 450
19km 490
  • アストラムラインの各駅で発売される乗車券は、多くの他の鉄道会社と同じく「本通→320円」というような金額式の表記であるが、PASPY対応自動券売機の導入以前は、「本通→大町」という発駅と着駅を示した表記になっていた。そのため、以前は運賃が同じでも下車駅が異なると出場時に自動改札機の扉が閉まるので注意を要していた(ただし自動精算機に通すと、0円券が返ってくるのでそれで出場できた)。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、25頁。 
  2. ^ a b c d e f 広島高速交通株式会社 平成30年度決算状況”. 広島高速交通株式会社. 2019年7月23日閲覧。
  3. ^ a b 会社概要 - 広島高速交通
  4. ^ 広島高速交通 アストラムラインへの質問・疑問にお答えします
  5. ^ a b 携帯電話の使用を制限できませんか? - よくあるご質問 広島高速交通、2022年11月16日閲覧
  6. ^ 広島市交通科学館指定管理者の業務実施状況(平成24年度)の概要・評価 (PDF)”. 広島市. 2014年8月28日閲覧。
  7. ^ アストラムラインからのお知らせ 2014.7.1「この夏、アストラムラインは魅せます!」”. 広島高速交通 (2014年7月1日). 2014年8月28日閲覧。
  8. ^ “今後の経営展開-経営改善計画-” (PDF) (プレスリリース), 広島高速交通株式会社, (2015-01-??), http://astramline.co.jp/keieitenkaikeikaku(H26).pdf 2016年3月2日閲覧。 
  9. ^ “アストラムラインの新型車両の導入について” (プレスリリース), 広島高速交通, http://astramline.co.jp/news2017_7.14.html 2017年7月14日閲覧。 
  10. ^ 消費税率引き上げに伴うアストラムラインの運賃改定について - 広島高速交通、2019年9月6日

外部リンク編集