弥生軒(やよいけん)は、千葉県我孫子市にある立ち食いそば店およびその運営企業である。

歴史編集

創業は1928年昭和3年)4月で、当時は我孫子駅駅弁を扱っていた[1]。駅弁屋時代の1942年から5年間、山下清が勤務したことがある[1][2][3]。山下が著名になった後、本人に連絡を取って駅弁の掛紙用に絵を描いてもらった[4]。絵は四季の4種類の予定だったが、最後の「冬」を描く前に山下は他界した[4]

立ち食いそば店は1967年に営業を始め、2018年時点では我孫子駅と天王台駅で合計4店舗を構える[1]。一方、駅弁の販売は1983年ごろに終了している[1]。社長は地元NPO団体からのインタビューで、常磐線の複線電化に伴って停車時間が短縮する一方、東京都内への通勤通学客が増加したため、1975年(昭和50年)ごろには弁当が売れなくなったと述べている[5]

特徴のあるメニュー編集

 
名物の弥生軒唐揚げそば(2個入)

幅15センチメートルもある巨大な唐揚げを載せた「唐揚げそば」が知られる[2]。このメニューの創始時期について、社長インタビューでは「唐揚げ」を始めたのが「平成のはじめ頃」(1990年前後)[5][6]、「唐揚げそば」というメニューが入ったのは2017年の中日新聞記事では「(19)90年代末」[2]とされている。唐揚げのサイズは徐々に大きくなった結果であるという[2][6]

脚注編集

  1. ^ a b c d “「裸の大将」も働いた 千葉・我孫子駅の弥生軒90周年”. 朝日新聞. (2018年3月21日). https://www.asahi.com/articles/ASL3G44MPL3GUDCB008.html 2019年8月16日閲覧。 
  2. ^ a b c d “鉄道まるっと切り抜き帳 安いうまい…大きい! JR我孫子駅「弥生軒」の唐揚げそば(千葉)”. 中日新聞. (2017年4月29日). https://www.chunichi.co.jp/article/feature/railnews/list/CK2017042902000215.html 2019年8月16日閲覧。 
  3. ^ YASCORN(やすこーん) (2016年12月22日). “鉄道漫遊記 JR我孫子駅名物「唐揚げそば」に隠された秘密 山下清ゆかりの「弥生軒」人気メニュー(3ページ目)”. 東洋経済オンライン. https://toyokeizai.net/articles/-/150587?page=3 2020年5月10日閲覧。 
  4. ^ a b YASCORN(やすこーん) (2016年12月22日). “鉄道漫遊記 JR我孫子駅名物「唐揚げそば」に隠された秘密 山下清ゆかりの「弥生軒」人気メニュー(4ページ目)”. 東洋経済オンライン. https://toyokeizai.net/articles/-/150587?page=4 2020年5月10日閲覧。 
  5. ^ a b ★あびこのCB★ 唐揚そばが人気です・・・ 我孫子駅構内の、立ち食いそば "弥生軒 - NPO法人ACOBA
  6. ^ a b YASCORN(やすこーん) (2016年12月22日). “鉄道漫遊記 JR我孫子駅名物「唐揚げそば」に隠された秘密 山下清ゆかりの「弥生軒」人気メニュー(2ページ目)”. 東洋経済オンライン. https://toyokeizai.net/articles/-/150587?page=2 2020年5月10日閲覧。