張 穎(ちょう えい、 Zhang Ying、 1970年5月28日-) は中国出身の柔道選手。現役時代は72kg超級の選手。身長188cm。体重110kg[1]

獲得メダル
中華人民共和国の旗 中国
柔道
世界柔道選手権
1991 バルセロナ 72kg超級
1995 幕張 72kg超級
1989 ベオグラード 無差別

人物

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1989年の世界選手権では無差別で3位になった。1990年のアジア大会では72kg超級で優勝を飾った。1991年の世界選手権では韓国の文祉允一本背負投の有効で敗れて2位だった。1992年のバルセロナオリンピックには国内に無差別世界チャンピオンの荘暁岩がいたために出場できなかった。1992年の福岡国際無差別では決勝で同僚の喬艶敏と対戦するものの、張が朽木倒の動作を見せると喬が勝手に倒れこんでそれが有効となると、寝技では喬が自ら仰向けの態勢になって張に袈裟固で抑えこまれるなど八百長と疑われるに充分な無気力試合が展開されて、場内からもブーイングが巻き起こる事態となった[2]。1994年のアジア大会では2連覇を飾った。1995年の世界選手権では、決勝でオランダのアンヘリク・セリーゼに判定で敗れて2位に終わった。翌年のアトランタオリンピックには世界選手権無差別2位の孫福明に国内予選で敗れて出場できずに終わった。巨体を活かした大外刈払巻込、さらには朽木倒などを得意にしていた[1]

主な戦績

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(階級表記のない大会は全て72kg超級での成績)

脚注

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  1. ^ a b 「中国のYAWARA大集合!」近代柔道 ベースボールマガジン社、1989年7月号、24頁
  2. ^ 「第10回福岡国際女子柔道選手権大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、1993年2月号 55頁

外部リンク

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  • 張穎 - JudoInside.com のプロフィール(英語)