徐承宰

韓国の男子バドミントン選手 (1997-)

徐 承宰(ソ・スンジェ、英語: Seo Seung-jae朝鮮語: 서승재1997年9月4日 - )は、大韓民国の男子バドミントン選手[1]2023年に、世界選手権の男子ダブルスと混合ダブルスで、歴史上5人目の2種目を制覇し、韓国人として24年ぶりの2冠王者となった。また、同年の年間王者にも輝いた。2023年年間男子最優秀選手賞に選ばれた[2]

徐承宰
基本情報
生年月日 (1997-09-04) 1997年9月4日(27歳)
性別 男性
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身地 全羅北道全州市
身長 182cm
選手情報
利き腕
種目 男子ダブルス
混合ダブルス
主な戦績
世界ランク(最高) 男子ダブルス : 2位
混合ダブルス : 2位
国際大会
経歴
所属 圓光大学校
サムスン電機
獲得メダル
男子 バドミントン
大韓民国の旗 韓国
世界選手権
2023 コペンハーゲン 男子ダブルス
2023 コペンハーゲン 混合ダブルス
スディルマン杯
2023 蘇州 混合団体
2021 ヴァンター 混合団体
2017 ゴールドコースト 混合団体
アジア競技大会
2022 杭州 混合ダブルス
2022 杭州 男子団体
アジア選手権
2024 寧波 混合ダブルス
ワールドツアーファイナルズ
2023 杭州 男子ダブルス
2020 バリ 男子ダブルス
2023 杭州 混合ダブルス
2020 バリ 混合ダブルス
ユニバーシアード
2017 台北 男子ダブルス
世界ジュニア選手権
2013 バンコク 男子ダブルス
2013 バンコク 混合団体
2012 千葉 混合団体
アジアジュニア選手権
2015 バンコク 男子シングルス
2015 バンコク 混合団体
2014 台北 混合団体
2013 コタキナバル 混合団体
BWFプロフィール

経歴

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2019年香港オープンでは、催率圭とのペアで出場。初戦で世界ランク4位の嘉村健士 / 園田啓悟をストレートで破り、準決勝では世界ランク6位の遠藤大由 / 渡辺勇大を破る。決勝では、世界ランク2位のモハマド・アッサン / ヘンドラ・セティアワンを破り、ノーシードから優勝する結果となった。

2020年東京オリンピックでは、男子ダブルスに催率圭とのペアで、混合ダブルスに蔡侑玎とのペアで出場した。催率圭とのペアでの世界ランク最高位は7位。

その翌年の2022年からは、男子ダブルスでは姜敏赫とペアを組み国際大会に出場している。同年4月の韓国オープンでは、準決勝で世界ランク2位のモハマド・アッサン / ヘンドラ・セティアワンを破り、決勝では世界ランク9位のファジャル・アルフィアン / ムハマド・リアン・アルディアントを破って優勝した。

2023年

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5月のマレーシア・マスターズでは、1回戦目で世界ランク1位のファジャル・アルフィアン / ムハマド・リアン・アルディアントペアを破り、そのまま流れに乗り決勝でマレーシアペアを破って優勝を果たした。

8月のオーストラリア・オープンでは、男子ダブルスの準々決勝で、再び世界ランク1位のファジャル・アルフィアン / ムハマド・リアン・アルディアントを破り、準決勝では前週大会王者の李洋 / 王齊麟を破る。決勝でも世界ランク5位の保木卓朗 / 小林優吾を破って優勝した。混合ダブルスでも準決勝に進出するが、馮彥哲 / 黄東萍に敗れベスト4となった。8月8日付のBWF世界ランキングでは、姜敏赫とのペアで男子ダブルス6位を記録し、4年ぶりの世界ランク更新となった。

世界選手権2冠達成

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2週間後の世界選手権に男子ダブルスと混合ダブルスの2種目で出場。男子ダブルスでは、準決勝で世界ランク4位のアーロン・チア / ソー・ウーイックを破り、決勝ではキム・アストルプ / アンダース・スカールプ・ラスムセンを破って優勝[3]。混合ダブルスでは、準々決勝で世界ランク4位のデチャポル・プアヴァラヌクロー / サプシリー・タエラッタナチャイをストレートで破り、準決勝では世界ランク2位の渡辺勇大 / 東野有紗を破る。決勝では、0勝9敗で世界ランク1位の鄭思維 / 黄雅瓊が立ちはだかるが、21-17, 10-21, 21-18で破り優勝。世界選手権初メダルにして2種目を制覇[3]。また、韓国勢による世界選手権の2冠達成は24年ぶりであった(韓国勢による世界選手権の混合ダブルス優勝は20年ぶり)。

9月の中国オープンでは、男子ダブルスで準決勝でアーロン・チア / ソー・ウーイックに敗れベスト4となる。混合ダブルスでは、準々決勝で再び世界ランク1位の鄭思維 / 黄雅瓊を破り、そのまま優勝。2週前の世界選手権に続き、2連続でビッグタイトルを獲得する結果となった。

年間王者達成

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12月のBWFワールドツアーファイナルズでは、男子ダブルスでグループリーグを2位通過し、準決勝で劉雨辰 / 欧烜屹を破って決勝に進出。決勝では、世界ランク1位の梁偉鏗 / 王昶を破って優勝。2023年の年間王者となった。

2024年

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1月初週のマレーシア・オープンでは、男子ダブルスで準決勝に進出するも、世界ランク2位のサトウィクサイラジ・ランキレッディ / チラグ・シェッティに敗れ敗退。しかし翌週のインド・オープンでは、決勝までを全てストレートで勝ち上がり、決勝では上記のインドペアにリベンジを果たして優勝した。

8月、9月のジャパン・オープン、韓国オープン、香港オープンの3大会連続で決勝に進出。

脚注

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外部リンク

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