怪盗グルーのミニオン超変身

2024年のアメリカ合衆国のコメディ・アニメーション映画
怪盗グルー4から転送)

怪盗グルーのミニオン超変身』(原題: Despicable Me 4)は、2024年アメリカ合衆国コメディアニメーション映画[1]イルミネーションが製作し、ユニバーサル・ピクチャーズが配給予定。『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017年)の続編であり、『怪盗グルー』シリーズ全体ではメインシリーズ4作目、スピンオフシリーズを含む全体では6作目となる。

怪盗グルーのミニオン超変身
Despicable Me 4
監督 クリス・ルノー
パトリック・デラージ
脚本 マイク・ホワイト
製作 クリス・メレダンドリ
出演者 スティーヴ・カレル
クリステン・ウィグ
ピエール・コフィン
ミランダ・コスグローヴ
スティーヴ・クーガン
製作会社 イルミネーション
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 2024年7月3日
日本の旗 2024年7月19日
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 FLY!/フライ!(2023年)
次作 Untitled The Super Mario Bros. Movie Sequel
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監督はクリス・ルノー、共同監督は長編監督デビュー作となるパトリック・ドラージュ、製作はクリス・メレダンドリ、脚本はマイク・ホワイトが担当する。

『怪盗グルー』シリーズ第4作の製作は2017年9月に始まった。2022年2月に正式に決定し、ルノー、デラージュ、ホワイトがそれぞれ監督、共同監督、脚本家として参加した。製作は2022年6月までに進行していた。

2024年7月3日にアメリカで劇場公開予定。

あらすじ

いまは反悪党同盟のエージェントに転身したグルー。彼の一家に新たな家族の一員グルーJr.が誕生。愛する妻ルーシー、3人の子供たち、さらに手下のミニオンたちの手も借りて、グルーは子育てに夢中になっていた。そんなある日、高校の同窓会に出かけたグルーは、ライバルの因縁の宿敵だったマキシムと再会。彼はグルーに恨みを持ち、怒りが爆発してついに襲いかかってきたため、命を狙われることになったグルーと一家は名前と身分を偽って新しい街に隠れて生活する。だがグルーは悪党を夢見る隣人ポピーに正体を見破られてしまう。するとポピーは容赦なくグルーを危険な企みに巻き込んでいく。一方、ミニオンたちは悪党同盟の基地に集められてある特訓を始め、そこから選ばれし5名が実験台となり、スーパーパワーを手に入れるが、ファミリーの居所を割り出したマキシムの魔手もグルーたちの近くまで迫っていた。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

グルー
声 - スティーヴ・カレル笑福亭鶴瓶[2]
元・最強最悪の怪盗だったが、いまは反悪党同盟のエージェントに転身。3人の養子の良きパパで、彼を慕ってきたミニオンたちのボスでもある。愛するルーシーとの間に待望のベビーが誕生して夢中だが、ライバル・宿敵のマキシムの怒りを買ったことから一家が大ピンチとなる。
ルーシー・ワイルド
声 - クリステン・ウィグ中島美嘉[2]
グルーの愛妻で一家の良き母親。反悪党同盟の一員。
マキシム・ル・マル
声 - ウィル・フェレル片岡愛之助[3]
グルーの高校時代からのライバルで宿敵。反悪党同盟の一員になったグルーのせいで逮捕された恨みを持ち、彼の一家に危害を加えようとする。
ヴァレンティーナ
声 - ソフィア・ヴェルガラ松本梨香[4]
ポピー・プレスコット
声 - ジョーイ・キング山田杏奈[3]
悪党を夢見るちょっと変わった中学生。マキシムの魔手から逃れて名前を偽っていたグルー家を発見し、グルーを危険な企みに巻き込んでいく。
ペリー・プレスコット
声 - スティーヴン・コルベア三木眞一郎[4]
パッツィ・プレスコット
声 - クロエ・ファインマン英語版小林ゆう[4]
マーゴ
声 - ミランダ・コスグローヴ須藤祐実[4]
グルーが養子にした三姉妹のしっかり者の長女。
イディス
声 - デイナ・ゲイアー(矢島晶子[4]
マーゴの妹でアグネスの姉。マイペースな次女。
アグネス
声 - マディソン・ポラン(児玉すみれ[4][5]
優しくて思いやりのある三女。
グルーJr.
声 - タラ・ストロング
グルーとルーシーの夫妻に誕生した息子。ママのことが大好きな様子だが、パパの顔を見ると不機嫌そうな表情になる。
ミニオンズ
声 - ピエール・コフィン - グルーの子分たち。
サイラス・ラムズボトム
声 - スティーヴ・クーガン岩崎ひろし[4]
アンチ・ヴィラン・リーグの引退したディレクター。
ウーベルシュレヒト校長
声 - クリス・ルノーならはしみき[4]
メローラ
声 - ロレイン・ニューマン(高乃麗[4]
オサリバン・センセイ(木村昴[4]

製作

『怪盗グルー』シリーズ第4作の製作は2017年9月に始まった[6]。2022年2月に正式に決定し、クリス・ルノー、パトリック・デラージュ、マイク・ホワイトがそれぞれ監督、共同監督、脚本に決まり、2024年7月の公開が確定した[7][8]。製作は2022年6月までに進行し、スティーヴ・カレルは「数回のセッション」を経て声の収録を開始した[9]

封切り

2024年7月3日にアメリカで公開予定[7]。ユニバーサルとNetflixとの契約の一環として、本作は有料放送の最初の4ヶ月間はPeacockで配信され、次の10ヶ月間はNetflixに移り、残りの4ヶ月間はPeacockに戻る[10][11]

作品の評価

2023年12月にファンダンゴ・メディアが行った調査では、本作は2024年に最も期待される映画の6位にランクインした[12]

脚注

  1. ^ 『怪盗グルー』第4作、2024年7月米公開決定 ─ 『ミニオンズ フィーバー』に続くハチャメチャ新作がやってくる | THE RIVER”. theriver.jp (2022年2月19日). 2024年1月2日閲覧。
  2. ^ a b “『怪盗グルー』最新作7.19公開決定!笑福亭鶴瓶&中島美嘉が続投”. シネマトゥデイ. (2024年2月21日). https://www.cinematoday.jp/news/N0141547 2024年2月21日閲覧。 
  3. ^ a b “片岡愛之助「怪盗グルーのミニオン超変身」でライバル役、山田杏奈は大悪党を夢見る少女に”. 映画ナタリー. (2024年5月22日). https://natalie.mu/eiga/news/574256 2024年5月22日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f g h i j “児玉すみれ、松本梨香、三木眞一郎ら「怪盗グルーのミニオン超変身」吹替版声優が一挙解禁”. 映画ナタリー. (2024年5月30日). https://natalie.mu/eiga/news/575409 2024年5月30日閲覧。 
  5. ^ 第3作「怪盗グルーのミニオン大脱走」までは芦田愛菜が担当。原語版では第3作の時点でキャストの交代をしているが、日本語吹き替え版でも本作から交代となる。
  6. ^ “In Dismal Summer, ‘Despicable Me 3’ Producer Delivers $1 Billion” (英語). Bloomberg.com. (2017年9月12日). https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-09-12/in-dismal-summer-despicable-me-3-producer-delivers-1-billion 2024年1月1日閲覧。 
  7. ^ a b Grobar, Matt (2022年2月18日). “Illumination & Universal Set Dates For Animated Films ‘Migration’ & ‘Despicable Me 4’” (英語). Deadline. 2024年1月1日閲覧。
  8. ^ Moreau, Jordan (2022年2月18日). “‘Despicable Me 4’ Set for Summer 2024 by Illumination, Universal” (英語). Variety. 2024年1月1日閲覧。
  9. ^ Steve Carell gives exciting Despicable Me 4 update” (英語). Digital Spy (2022年6月27日). 2024年1月1日閲覧。
  10. ^ Hayes, Dade (2021年12月9日). “NBCUniversal’s New Theatrical Window Scheme To Bring Films To Peacock After As Few As 45 Days Of Release” (英語). Deadline. 2024年1月1日閲覧。
  11. ^ Netflix extends exclusive rights to Universal's animated films in the US” (英語). Engadget (2021年7月14日). 2024年1月1日閲覧。
  12. ^ Donnelly, Matt (2023年12月14日). “‘Deadpool 3,’ ‘Beetlejuice 2’ and ‘Joker: Folie à Deux’ Top Most Anticipated 2024 Movies Survey” (英語). Variety. 2024年1月1日閲覧。

外部リンク