恋する日本語』(こいするにほんご)は、小山薫堂著のオムニバス形式の小説、及びこれを原案とするテレビドラマである。

小説 編集

恋する日本語をキーワードとする35の短編からなる物語である。単行本は2005年に幻冬舎より、文庫本は2009年に幻冬舎文庫より刊行された。

テレビドラマ 編集

小山の原作をもととするNHK制作のテレビドラマである。2010年8月18日 22:55 - 23:25(JST)に『NHK番組たまご』の一環としてパイロット版が放送された。2011年1月からレギュラー放送が開始されることとなり、先行して1月14日(1月13日深夜)にNHK総合テレビにてパイロット版を再放送した。レギュラー放送の平均視聴率は2.0%であった。

レギュラー放送でのテーマ曲は「花あそび」(Anan Ryoko)、エンディング曲は「春の雪」(Anan Ryoko)であった。

放送時間 編集

  • 毎週金曜日(木曜日深夜)0:15 - 0:45(JST
    2011年2月5日にパイロット版からレギュラー放送第3話までを再放送した。第4話以降は土曜日17:30 - 18:00及び火曜日(月曜日深夜)の午前2時台後半に再放送された。

キャスト 編集

  • マダム - 余貴美子
    アンティークショップ(作中では『古言葉屋』)「ことのは」のオーナー。
  • アキラ - 窪田正孝
    大作家・大原小也の書生。レギュラー版からの登場。

きょうの恋する和菓子 編集

劇中でマダムからゲストヒロインに出される恋する日本語をイメージした和菓子である。和菓子製作は水上力によるものである。

放映リスト 編集

話数 放送日 サブタイトル 脚本 ゲストヒロイン 今週の言葉[1]
NHK番組たまご 2010年8月18日
(2011年1月14日再放送)
失恋のナミダ 村上桃子 北乃きい (あえか、涵養(かんよう)、洒洒落落(しゃしゃらくらく)、恋水(こいみず)、忘れ種(わすれぐさ))[2]
第1話 2011年1月21日 新たな出会いに 村上桃子 谷村美月 偶さか(#1、たまさか)、垂り雪(#2、しずりゆき)、転た(#3、うたた)、夕轟(#4、ゆうとどろき)
第2話 2011年1月28日 いい男の条件 村上桃子 佐藤江梨子 喃喃(#5、のうのう)、気宇(#6、きう)、玉響(#7、たまゆら)、相生(#8、あいおい)
第3話 2011年2月4日 三角関係の恋 ひかわかよ 剛力彩芽
水沢奈子
刹那(#9、せつな)、揺蕩う(#10、たゆたう)、時雨心地(#11、しぐれごこち)、番い(#12、つがい)
第4話 2011年2月11日 オトナの告白 ひかわかよ 栗山千明 泥む(#13、なずむ)、僥倖(#14、ぎょうこう)、那由多(#15)、紐帯(#16)
第5話 2011年2月18日 嫉妬のおんなへん 村上桃子 片瀬那奈 焔(#17)、一曲(#18、ひとくねり)、心掟(#19、こころおきて)、如意(#20)
第6話 2011年2月25日 恋の病 ひかわかよ 紺野まひる
松本春姫(娘役)
阿伽陀(#21)、恋風(#22)、遠近(おちこち、#23)
第7話 2011年3月4日 浮気の研究 村上桃子 酒井若菜 赤心(#24)、浹洽(#25、しょうこう)、客愁(#26、かくしゅう)、帰趨(#27)
最終話 2011年3月11日 別れの言葉 村上桃子 中越典子 終夜(#28、よすがら)、邂逅(#29、かいこう)、滝枕(#30、たきまくら)

スタッフ 編集

CD 編集

『小山薫堂Presents 恋する日本語 イメージアルバム』

脚注 編集

  1. ^ 数字はエンディング「今週の言葉」での番号。
  2. ^ パイロット版のためエンディングに「今週の言葉」のコーナーはない。ここではパイロット版で取り上げられた言葉を記載。

外部リンク 編集

NHK総合テレビ 金曜0時15分枠
前番組 番組名 次番組
洋楽倶楽部80's
(2010.10.1 - 2010.12.17)
恋する日本語
(2011.1.14 - 2011.3.11)
もしドラ
(2011.4.29 - )