教育出版株式会社(きょういくしゅっぱん、略称:教出、英語:KYOIKU-SHUPPAN Co., Ltd.)は、東京都江東区に所在する日本の総合教科書出版社。

教育出版株式会社
KYOIKU-SHUPPAN Co., Ltd.
教育出版ロゴ
Tokyo Fashion Town Building, at Ariake, Koto, Tokyo (2019-08-13) 01.jpg
本社が入居するTFTビル
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 教出
本社所在地 日本の旗 日本
135-0063
東京都江東区有明3-4-10 TFTビル西館
設立 1948年5月1日
業種 情報・通信業
法人番号 2010001014599 ウィキデータを編集
事業内容 教科書及び教育図書の出版・販売
一般図書の出版・販売
教材・教具,教育ソフト等の製造・販売
不動産の所有・管理及び賃貸
代表者 取締役社長 伊東千尋
資本金 6000万円
純利益 4億2105万2000円
(2021年08月31日時点)[1]
総資産 70億3649万2000円
(2021年08月31日時点)[1]
従業員数 250名
主要株主 大日本印刷株式会社
(同社の持分法適用関連会社
主要子会社

日本教材システム株式会社

株式会社ハピラル・テストソリューションズ
外部リンク www.kyoiku-shuppan.co.jp
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概要編集

文部科学省検定済教科書の発行者番号は17

大日本印刷(DNP)グループの出版社であり、小学校中学校高等学校教科書副読本の出版を主な事業とする。

教科書業界において東京書籍光村図書出版に次ぐ業界3位の発行部数を誇る。小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教科書を扱っており、これらを総合的に出版しているのは東京書籍教育出版のみである。[2]

2020年4月、出版の街である千代田区神田神保町から江東区有明へ本社移転。

沿革編集

  • 1948年 - 東京都中央区銀座に創業。
  • 1949年 - 初の教科書展示会に小学校の音楽5点、高等学校の英作文法2点の計7点を出展。
  • 1951年 - 千代田区神田神保町に移転。
  • 1961年 - 二葉株式会社を合併し、業界第二の地位となる。
  • 1962年 - 学校教材用機器の製作・取次・販売を目的に日本教材株式会社を設立。
  • 1974年 - 数学教育の書籍・雑誌の出版、その他教材の製作・販売を目的に株式会社新数社を設立。
  • 1989年 - 新社マーク、新社名ロゴスタート。
  • 1992年 - 小学校生活科教科書を発行。
  • 1998年 - シリーズ「江戸東京ライブラリー」刊行開始。
  • 1999年 - 関連会社の日本教材株式会社と株式会社新数社を統合し、日本教材システム株式会社とする。
  • 2000年 - 再生紙大豆インクによる教科書製造スタート。
  • 2002年 - 企業・団体による学習支援サイトの先駆けとなる「もの知りテーマパーク」を立ち上げる 。
  • 2002年 - 会社理念「なかよし宣言」を制定。その一環として「地球となかよしメッセージ」作品コンクールを開始 。
  • 2003年 - 教育情報誌「Educo」発刊。
  • 2005年 - プライバシーマーク取得。
  • 2008年 - 「拡大教科書」発行開始。
  • 2008年 - Z会河合塾、教育出版による共同出資会社、株式会社ハピラル・テストソリューションズを設立。
  • 2011年 - 業界初の取り組みとして、中学校教科書(見本本)の製造から「グリーン電力」の使用を開始。
  • 2011年 - 小学校「デジタル教科書」を発行開始。
  • 2012年 - 中学校「デジタル教科書」を発行開始。
  • 2013年 - 民間企業として初めてCUD(カラーユニバーサルデザイン)の検証を行う認証機関となる。
  • 2014年 - ミャンマー初等教育カリキュラム改定プロジェクトへの技術支援に参画。
  • 2018年 - 小学校道徳科教科書「はばたこう明日へ」を発行。
  • 2019年 - 中学校道徳科教科書「とびだそう未来へ」を発行。
  • 2020年 - 小学校外国語科教科書「ONE WORLD Smiles」を発行。
  • 2020年 - 江東区有明に移転。
  • 2021年 - 学研教育みらいとの共同研究事業「みらい授業フォーラム」を発足。

企業理念編集

学びのチカラで 人と社会を 未来へつなぐ

なかよし宣言編集

コンセプトワード『地球となかよし

活動の一環として「地球となかよしメッセージ」作品コンクールを実施している。

教科書・教材・書籍編集

  • デジタル教科書 - 小学校/中学校の発行教科書に対応し、指導者用デジタル教科書・学習者用デジタル教科書を取り扱っている。


教育出版の取扱教材については『教材検索』を参照。

その他編集

  • 教育情報誌「Educo」を原則年3回発行発行している。
  • 小・中学校の情報誌シリーズ「教科通信」を原則年2回発行している。
  • 「まなびリンク」導入。
  • アプリをAppStoreよりリリース。
    • 星座早見AR」- 星空にスマートフォンを向けることで、その方位にある星座の名前や位置を調べられるAR機能搭載のアプリ。
    • 「教科書リンク」- 教育出版が発行する教科書と連動してデジタル教材を提供するアプリ。

本社・支社・営業所編集

  • 東京本社 (江東区有明)
  • 北海道支社 (札幌市)
  • 函館営業所 (函館市)
  • 東北支社 (仙台市)
  • 中部支社 (名古屋市)
  • 関西支社 (大阪市)
  • 中国支社 (広島市)
  • 四国支社 (松山市)
  • 九州支社 (福岡市)
  • 沖縄営業所 (那覇市)

関連会社編集

  • 日本教材システム株式会社 - 出版物の編集制作業務、著作権処理業務を行う。日本教材株式会社と株式会社新数社の統合により設立。[3]
  • 株式会社ハピラル・テストソリューションズ - Z会河合塾教育出版による共同出資会社として設立。

研究所編集

一般財団法人教育調査研究所 - 昭和45年に教育出版の付属機関として設立。教育の学術的な調査研究を行っている。月間機関紙「教育展望」の発行や毎年8月に開催される東京での「教育展望セミナー」等、全国各地でセミナーを行っている。[4]

不祥事編集

2014年度(平成26年度)以前に、複数の発行者が厳格な情報管理が求められている検定中の教科書を教員に閲覧させ、金品を支払っていた事案等が発覚した。同様の事例が光村図書出版東京書籍三省堂数研出版啓林館育鵬社等でも見られ、教科書業界全体で不適切な営業行為が発覚した[5]

関連項目編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 教育出版株式会社 第76期決算公告
  2. ^ 教科書発行の現状と課題”. 平成30-07-20閲覧。
  3. ^ 日本教材システム株式会社”. www.nksk.jp. 2021年1月28日閲覧。
  4. ^ 財団の概要”. 一般財団法人 教育調査研究所. 2021年4月2日閲覧。
  5. ^ 発行者による自己点検・検証結果の報告を受けた各教育委員会等における調査結果(発行者別):文部科学省”. www.mext.go.jp. 2020年5月4日閲覧。

外部リンク編集