文殊山 (福井県)

福井県福井市と鯖江市にまたがる山

文殊山(もんじゅさん)は、福井県福井市鯖江市にまたがる標高365mである[2]

文殊山
文殊山を北北西から望む
標高 365[1][2] m
所在地 日本の旗 日本
福井県福井市鯖江市
位置 北緯35度59分25秒 東経136度13分26秒 / 北緯35.99028度 東経136.22389度 / 35.99028; 136.22389座標: 北緯35度59分25秒 東経136度13分26秒 / 北緯35.99028度 東経136.22389度 / 35.99028; 136.22389
文殊山の位置(福井県内)
文殊山
文殊山
文殊山 (福井県)
文殊山の位置(日本内)
文殊山
文殊山
文殊山 (日本)
プロジェクト 山
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概要

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泰澄が開山した越前五山(文殊山・白山越知山・吉野ヶ岳・日野山)のひとつである[1]。最高峰となる大文殊のほかに[3]、小文殊(天狗杉、296m)[3][4]、奥の院(350.5m)[4]の三峰からなる[5]。また、大文殊には本堂、小文殊には室堂が設けられている[3][4][5]

低山で市街地からのアクセスがよいことから[3]、登山初心者向けで小学生の遠足のコースにもなっている[6]。また、ヤマップがスマートフォンアプリでの登山状況を調査したところによると、福井県内の山では最も多いアクセス数を記録している(2021年調べ)[6]

1年を通して登山が可能で[3][4]カタクリ[4]ツツジアジサイ、秋には紅葉狩りなど自然が豊かであり、登山道からは奥越山塊の上に白山も見え、福井平野も一望できる[3]

歴史

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養老元年(717年)に泰澄が開山、麓にある楞厳寺(りょうごんじ)も泰澄が開祖となっている[1]。文殊山は、角原地区(福井市角原町)からの眺めが富士山に似ていることから、「角原富士」(郷土富士)の別名がある[3][7]。また、西行が当地を行脚した際「越しに来て富士とやいはん角原の文殊が岳の雲のあけぼの」と詠んだ。

山上の本堂(大文殊)には文殊菩薩[3]、奥の院(大汝)には聖観音菩薩[8]、室堂(小文殊)には阿弥陀如来像が安置されている[9]。また、頂上では須恵器をはじめとする縄文土器も出土している[3][9]

登山道

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福井平野を望む

山頂への登山コースは10コースが整備されている[3][5]。主なコースには以下のものがある。

  • 二上駐車場からのコース
福井市二上町にある登山口からのコース。駐車場が整備されており[3]、市街地から比較的近くアクセスがよいことから、文殊山登山では利用者が多い[3]。登山口と山頂の往復で約2時間から2時間半の行程となる[3]
  • 楞厳寺からのコース
福井市大村町にある楞厳寺そばの登山口からのコース[1]。途中で前述の二上からのコースと合流する[9]。登山口と山頂の往復で約3時間前後の行程となる[4]

周辺の主な山

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脚注

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  1. ^ a b c d 柚本 2012, p. 18.
  2. ^ a b “春の夜にともる文殊山「児の火」”. 中日新聞Web. (2021年4月25日). オリジナルの2021年4月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210425030436/https://www.chunichi.co.jp/article/242785 2023年3月23日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 福井の登山は“低山”が熱い! 初心者にオススメの「文殊山」に登ってみたよ♪”. ふーぽ (2020年6月27日). 2023年3月23日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 柚本 2012, p. 19.
  5. ^ a b c “文殊山開山1300年をPR 楞厳寺が記念グッズ製作”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(福井新聞). (2017年1月27日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000009568 2023年3月23日閲覧。 
  6. ^ a b “日本全国「2021年に登られた山」ランキング 東北エリア1位は「安達太良山」、関東エリア1位は「高尾山」”. 神戸新聞NEXT. (2022年2月12日). オリジナルの2022年2月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220212020620/https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202202/0015056873.shtml 2023年3月23日閲覧。 
  7. ^ 角原富士[文殊山]”. 静岡県スポーツ・文化観光部文化局富士山世界遺産課 (2023年1月11日). 2023年3月24日閲覧。
  8. ^ 柚本 2012, p. 21.
  9. ^ a b c d 柚本 2012, p. 20.

参考文献

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  • 柚本寿二『わくわく登る 福井の50山』北國新聞社、2012年7月14日。ISBN 978-4-8330-1882-1 

関連項目

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外部リンク

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