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地質時代先カンブリア時代[1][2]
累代 [3] 基底年代
Mya[4]
顕生代 新生代 66
中生代 251.902

古生代 541
原生代 新原生代 エディアカラン 635
クライオジェニアン 720
トニアン 1000
中原生代 ステニアン 1200
エクタシアン 1400
カリミアン 1600
古原生代 スタテリアン 1800
オロシリアン 2050
リィアキアン 2300
シデリアン 2500
太古代(始生代) 新太古代 2800
中太古代 3200
古太古代 3600
原太古代 4000
冥王代 4600

新原生代(しんげんせいだい、Neoproterozoic)は地質時代の区分の一つ。原生代先カンブリア時代)の最後の3紀、10億~5億4200±30万年にあたるである[5]トニアンクリオジェニアンエディアカランに分かれる。クリオジェニアンには地球史上最も過酷な氷河期の訪れがあったことが知られ、氷床赤道にまで至る「スノーボールアース」状態となった。多細胞生物の最古の化石(最古の動物を含む)がエディアカランから発見された。

地質編集

新原生代初期には、赤道付近に中原生代後期に形成されたロディニア超大陸が存在した。トニアンにおいてロディニア超大陸の分裂が始まり、いくつもの地塊に分かれた。新原生代においては、3度の氷河期があったことが知られている[6]が、そのうち、大半の大陸地塊が低緯度にあった時に起こったスターティアン (Sturtian) 氷期及びマリノア (Marinoan) 氷期は、赤道域まで氷床に覆われた「スノーボールアース」事変として知られている。

古生物編集

新原生代の考えは比較的最近、1960年を過ぎた頃になって登場した。19世紀の古生物学者は多細胞生物の始まりを三葉虫古杯類と呼ばれる硬い殻の動物とし、それがカンブリア紀の始まりとなった。20世紀前半にカンブリア境界以前の化石が発見された。複雑な動物群が南西アフリカにて1920年代に発見されたが年代を誤られた。別のものが南オーストラリアで1940年代に見つかったが、1950年代後半まで完全には調べられなかった。その他先カンブリア紀の化石らしきものがロシアイングランドカナダ他で発見された。一部は偽化石と同定されたが、それ以外は未知の複雑な生物群であることが判明した。少なくとも世界中の25の地域でかつてのカンブリア境界以前の化石が産する[7]

最後の紀編集

新原生代最後の紀の命名は決定されていなかった。ロシアではこの最後の紀はベンド紀(Vendian)と呼ばれ、中国では震旦紀(Sinian)と呼ばれ、オーストラリアと北米ではエディアカラ紀(Ediacaran)の名を使っていた。しかしながら2004年国際地質科学連合がエディアカラ紀を新原生代の紀として批准し、6億3000万+500万/-3000万~5億4200万±30万年前と規定した[5]。エディアカラ境界は絶対的な国際標準層序年代ではなく、生層序層準に基づき模式地によって規定される国際標準模式層断面及び地点(Global Boundary Stratotype Section and Point)によって定義された唯一の先カンブリア境界である。

脚注編集

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  1. ^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
  2. ^ 基底年代の更新履歴
  3. ^ 顕生代は省略、太古代は無し
  4. ^ 百万年前
  5. ^ a b Gradstein 2005.
  6. ^ Holfmann, et al. 2004.
  7. ^ Knoll 2006.

参考文献編集

  • Holfmann, K-H.; Condon, D. J., Bowring、S. A., Crowley, J. L. (2004). “U-Pb zircon date from the Neoproterozoic Ghaub Formation, Namibia: Constraints on Marinoan glaciation.”. Geology 32: 817-820. 
  • Gradstein, F. M.; Ogg, J. G.; Smith, A. G. (eds.) (2005). A Geologic Time Scale 2004. Cambridge University Press. ISBN 0-521-78673-8. 
  • Knoll, A. H.; Walter, M.; Narbonne, G.; Christie-Blick, N. (2006). “The Ediacaran Period: a new addition to the geologic time scale”. Lethaia 39: 13-30. doi:10.1080/00241160500409223.  PDF here.

関連項目編集

外部リンク編集