日の出屋製菓産業株式会社(ひのでやせいかさんぎょう)は、富山県南砺市に本社を置き、主にせんべいあられなどの米菓、菓子を製造する日本企業

日の出屋製菓産業株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
939‐1694
富山県南砺市田中411番地
設立 1954年昭和29年)3月2日
(創業:1924年大正13年)2月26日
業種 食料品
法人番号 3230001008768 ウィキデータを編集
事業内容 菓子類および食料品ならびにそれら原材料の製造、販売
代表者 川合声一(代表取締役会長社長
資本金 8,000万円
外部リンク 日の出屋製菓産業
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概要 編集

 
製品の一つ「富山柿山」

富山県産米を使用し、手作り製法により高品質の米菓を製造している。主要ブランドは『ささら屋』『富山柿山』『日の出屋製菓』『SHIRO SASARA』『おこめぢゃや』『結いふぁーむ』。

主力商品のひとつである『しろえび紀行』は、シロエビを練りこんだ薄焼きせんべいで、1999年(平成11年)より発売されている[1]

マスコットキャラクターは、柿兵衛(かきべえ)[2]

事業所 編集

主要なものを掲載

  • 福光本店
  • 立山本店
    • 工場見学や手焼き体験が可能で、立山連峰が一望できる喫茶スペースや展望デッキを備えた複合施設[1]

その他の店舗については、公式サイトの店舗・営業所一覧を参照。

沿革 編集

※出典は後述の参考文献および、右記のリンクを使用する。[1]

1924年大正13年)2月26日。富山県福光町新町(現南砺市福光新町)にて川合宣之ら従業員3名にて個人創業。1941年昭和16年)当時は青森から九州までの販売網を有していた。第二次世界大戦により原料であるもち米の入手が困難となった上、従業員の戦地への出征も相次いだため、自主的に創業を中止した。その後戦前のお客様からの要望に応え1950年(昭和25年)に事業を再開し、1951年(昭和26年)には福光町新町に直売所を開店した。

1954年(昭和29年)3月2日、株式会社日乃出屋製菓所が資本金150万円にて設立。1955年(昭和30年)には東京都に営業所を開設し東京に進出した。1964年(昭和39年)には富山市金泉寺に金泉寺工場を設置し、せんべいの製造を開始した。1965年(昭和40年)には大阪営業所、1967年(昭和42年)には名古屋営業所をそれぞれ開設している。同年8月には福光町遊部に本社、福光本店工場が完成した。

1970年(昭和45年)、資本金を8,000万円に増資し、同年11月に現社名に変更。1972年(昭和47年)12月には本社工場が完成した。1998年平成10年)1月には現在地に本社を移転し、2008年平成20年)9月、金泉寺工場を閉鎖し、中新川郡立山町に立山工場「ささら屋立山本店」を設置した。

関連会社 編集

  • 株式会社多聞堂

脚注 編集

  1. ^ a b c 会社概要・沿革(日の出屋製菓産業、2022年6月16日閲覧)
  2. ^ 柿兵衛(twitter、2022年6月17日閲覧)

参考文献 編集

  • 『北陸三県会社要覧2021』(2021年1月25日、一般財団法人北陸経済研究所発行)16頁。

外部リンク 編集