日本児童文学者協会評論新人賞

日本児童文学者協会評論新人賞(にほんじどうぶんがくしゃきょうかいひょうろんしんじんしょう)は、2003年から日本児童文学者協会が主催する、児童文学に関する評論の新人賞[1]。未発表作品を対象とした公募型の賞で、応募資格はプロアマを問わない。同人誌掲載作はその旨を明記することで投稿を許される。選評と入選作は日本児童文学者協会の機関誌『日本児童文学』(小峰書店)に掲載される。佳作も掲載が検討される。隔年開催。

なお本項目では、日本児童文学者協会がかつて主催した、本賞の前身にあたる単発の評論賞のことも付記する。

本賞制定以前に同協会が主催した評論賞編集

高山賞論文募集(1962年)[2]編集

「日本児童文学」本誌200号記念 評論・研究の部(1974年)[3]編集

  • 入選
    • 該当作なし
  • 佳作
    • 高森邦明 「新美南吉論を深めるために――異氏の削除を中心として――」(『日本児童文学』1974年2月号)
    • 平野勝重 「絵本「うらしまたろう」考――松谷・岩崎の作品を中心に」(『日本児童文学』1974年3月号)
  • 特別佳作
    • 中村妙子C・S・ルイスにおける想像的人間(イマジナテイブ・マン)について」(『日本児童文学』1974年4月号)

「日本児童文学」三百号記念(1981年)編集

関英雄記念評論・研究論文募集(1999年)編集

  • 入選
    • 西山利佳 「児童文学は「わたし」と世界をつなげるか――「加藤典洋」を児童文学論として読む」(『日本児童文学』1999年9-10月号)
    • 奥山恵 「二つの語り、その90年代的《出口》をめぐって」(『日本児童文学』1999年11-12月号)
  • 佳作
    • 目黒強 「共振というコミュニケーション問題」
    • 大橋眞由美 「創業期の金井信生堂の絵本――明治四一(1908)年初版発行絵本を中心として――」

受賞作編集

第1回(2003年)編集

  • 入選
    • 相川美恵子 「『うすらでかぶつ』にみる読みの開き方―― 一九七〇年代の入り口をふりかえる」 (『日本児童文学』2003年7-8月号)
  • 佳作

第2回(2005年)編集

  • 入選
    • 目黒強 「マルチメディアという場所――中景なき時代における児童文学の模索――」 (『日本児童文学』2005年7-8月号)
  • 佳作

第3回(2007年)編集

  • 入選
    • 該当作なし
  • 佳作
    • 諸星典子 「グラデーションする世界の果て」 (『日本児童文学』2007年7-8月号)
    • 井上乃武 「ファンタジー児童文学の可能性に関する考察――小沢正岡田淳論――」

第4回(2009年)編集

  • 入選
    • 該当作なし
  • 佳作
    • 渡邉章夫金子みすゞ論――空の向こう側」 (『日本児童文学』2009年7-8月号)
    • 内川朗子 「「空気」を描く児童文学――小学校中級向け作品から考える――」

第5回(2012年)編集

  • 入選
    • 該当作なし
  • 佳作
    • 芹沢清実 「体験から物語へ 学童疎開の児童文学を読み直す」 (『日本児童文学』2012年7-8月号)
    • 内川朗子 「物語の視界 「空気を読む」ことの描かれ方」

第6回(2014年)編集

  • 入選
    • 内川朗子 「「対等」への希求――二宮由紀子作品における関係性――」 (『日本児童文学』2014年7-8月号)
  • 佳作

第7回(2016年)編集

  • 入選
    • 伊藤敬佑 「「離脱」できない現実――郊外のイスラム系移民を描いたフランス児童文学の検討」 (『日本児童文学』2016年7-8月号)
  • 佳作
    • 該当作なし

第8回(2018年)編集

  • 入選
    • 該当作なし
  • 佳作

第9回(2020年)編集

  • 入選
    • 該当作なし
  • 佳作
    • 該当作なし

選考委員編集

脚注編集

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  1. ^ 『最新文学賞事典2009-2013』日外アソシエーツ〔編〕、2014年4月。
  2. ^ 『日本児童文学』1962年12月号「高山賞入選論文決まる」によれば、研究者であった故高山毅を顕彰して『日本児童文学』1962年5月号で募集され、同年12月号で受賞作が決定された。選考委員は滑川道夫(委員長)、菅忠道関英雄鳥越信古田足日山本和夫与田準一
  3. ^ 『日本児童文学』1974年1月号にて受賞者発表。

関連項目編集

外部リンク編集