東亜会
(東声会から転送)
東声会(とうせいかい)は、東京都の暴力団。2022年現在、指定暴力団の指定は受けていない。構成員数は2022年時点で20数人[1]。港区六本木に本部を置いていたが、2018年に暴排運動のため退去に追い込まれ、大田区の老朽化したビルを本拠地にしたところ2022年に摘発された[1]。
設立 | 昭和期 |
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設立者 | 町井 久之(本名:鄭 建永) |
本部 | 東京都港区六本木3-15-25 善隣会館2階→不明 |
首領 | 早野 泰 |
「東声会」として発足後、「東亜友愛事業組合」、「東亜会」を経て「東声会」に改名したとされる。
他団体関係
編集関東地方を本拠地とする稲川会、住吉会、松葉会、双愛会という4団体とともに、博徒系の親睦団体・関東二十日会を結成している[2](2024年現在は関東親睦会と改称)。 山口組とは田岡一雄―町井久之の兄弟盃以来、沖田守弘(薛伟超)が三代目山口組、四代目山口組で「若頭補佐待遇」とされるなど友好関係を保ち、親戚団体の一つとなっている。2005年、六代目山口組組長を襲名した司忍を後見人に迎え、関係を更に強化した。
歴代会長・理事長
編集最高幹部
編集二代目 会長 -早野 秦 (五代目 伊藤興業 会長)
理事長 - 相馬 雄二 (四代目 金海興業 会長)
本部長 - 吉川 廣 (五代目 伊藤興業 代表代行)
・絶縁
執行部 - 中田孝行
顧問 - 牛腸 正男 (四代目 金海興業 顧問)
顧問 - 村尾幸一郎 (四代目 金海興業 顧問)
幹事長 - 高橋 勝
常任相談役 - 吉川 登志雄 (四代目 金海興業 最高顧問)
常任相談役 - 田中 稔 (四代目 伊藤興業 会長)
事務局長 - 新井 栄一
脚注
編集出典
編集- ^ a b c “さびれたシャッターの木造“空き家” これが暴力団事務所? ナンバー2が“禁止区域”容疑 逮捕のキッカケに苦笑い”. FNNプライムオンライン (2022年5月14日). 2022年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月15日閲覧。
- ^ 猪野健治 (2007年12月17日). “山口組幕府論”. 猪野健治 Official Site. 評論. 2011年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月3日閲覧。
- ^ 「暴力団会長の男ら逮捕、拳銃2丁 実弾57発所持か」『TBS NEWS』2019年11月29日。オリジナルの2019年11月29日時点におけるアーカイブ。2022年12月27日閲覧。
参考文献
編集- 『愚連隊伝説』洋泉社 1999年 ISBN 4-89691-408-2
- 『山口組50の謎を追う』洋泉社2004年 ISBN 4-89691-796-0
- 山平重樹『ヤクザの死にまたち 伝説に残る43人』幻冬舎<アウトロー文庫>、2006年、ISBN 4-344-40894-2
- 「国会会議録・第077回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第22号」
- 「第046回国会 法務委員会 第30号」
- 「国会会議録・第046回国会予算委員会第4分科会第2号」
- 「平成元年警察白書・第1章 暴力団対策の現状と課題・第1節 暴力団の変遷と最近の特徴」
- 田中清玄・大須賀瑞夫『田中清玄自伝』文藝春秋 1993年 ISBN 4-16-347550-8
- 「国会会議録・第071回国会決算委員会第27号」
- 「国会会議録・第071回国会決算委員会第28号」
- 飯干晃一『柳川組の戦闘』角川書店<文庫>、1990年、ISBN 4-04-146425-0
- 山平重樹『ヤクザ大全 その知られざる実態』幻冬舎<幻冬舎アウトロー文庫>、1999年、ISBN 4-87728-826-0
- 『東京アンダーワールド』ロバート・ホワイティング、角川書店、2000