水の国(みずのくに)は、島根県江津市(旧桜江町)にある江津市立の「」をテーマとした現代美術と科学のミュージアムと、にふれあえる公園が一体となった施設である。正式名称は「江津市水ふれあい公園水の国」、愛称は「水の国/MUSEUM104゜」(-ミュージアムいちまるよんど)。設計は高野デザインプロデュースによる。

水の国
水の国の位置(島根県内)
水の国
島根県内の位置
施設情報
正式名称 江津市水ふれあい公園水の国[1]
愛称 水の国/MUSEUM104゜
事業主体 江津市
管理運営 財団法人江津市教育文化財団(指定管理者[2]
延床面積 1,843平方メートル
所在地 島根県江津市桜江町坂本2025
位置 北緯34度57分51.5秒 東経132度25分36.8秒 / 北緯34.964306度 東経132.426889度 / 34.964306; 132.426889座標: 北緯34度57分51.5秒 東経132度25分36.8秒 / 北緯34.964306度 東経132.426889度 / 34.964306; 132.426889
外部リンク http://user.iwamicatv.jp/mizunokuni-k/top01.html
プロジェクト:GLAM
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概要 編集

江の川に隣接する公園と施設は、旧約聖書に登場する「ノアの方舟」をコンセプトに設計されたデザインとなっており、展示棟をアララト山に止まった方舟に、広さ2,150平方メートルの人工池を大洪水の水に見立てている。V字谷の景観に溶け込んだその様子が「一つの生物のように息づき、演出をされている(中略)〈水の景観〉が、この山村のV字谷を一変し、この地方に見受けられる棚田や石垣などに風土性を求めながら幻想の世界を醸し出し、この地の景観に光を与え、引き立てている」と評価され、「第5回しまね景観賞」の大賞を受賞した[3]

本ミュージアムでは、庭園や展示棟内での現代アート作品の展示、水の力を利用した科学的な実験や音の体験、旧桜江町の四季と文化及び同町のシンボルであったカッパ猿猴)の伝説などに関するミニシアター、旧桜江町出身の映画監督松林宗恵の記念館を楽しむことができる。

平成30年3月26日(月)より休館し、再開は未定となっている[4]

施設 編集

  • カフェ ドゥ リビエラ
  • ショップスクエア
  • 松林宗恵映画記念館
  • 庭園 - 静寂の庭・桜江飛翔基地・水琴窟の庭
  • 水物語
  • 水と音の館
  • アートギャラリー
  • サイエンスギャラリー
  • 幻想宮
  • 水のスタジオ
  • ミニシアター

アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ 江津市水ふれあい公園水の国設置及び管理に関する条例
  2. ^ 指定管理者制度
  3. ^ 第5回しまね景観受賞作品(平成9年度) - 島根県
  4. ^ 江津市水ふれあい公園 水の国|イベント情報・他
  5. ^ その他に公式サイトでは、JR三江線の石見川越駅又は鹿賀駅下車も案内されている(ただし、徒歩30分)。
  6. ^ その他に公式サイトでは、浜田自動車道瑞穂インターチェンジ旭インターチェンジから40分とも案内されている。

関連項目 編集

  • 松林宗恵 : 旧桜江町出身の映画監督(東宝系)。しばしば代表作の上映会が開かれる。
  • 風の国温泉 : 「水の国」の近くにある温泉施設。

外部リンク 編集