淀川大橋よどがわおおはしは、大阪府大阪市福島区海老江と西淀川区姫里を結ぶ淀川に架かる国道2号。阪神間の主要道路の橋であるため交通量は多い。歩行者専用の道路もある。浪速の名橋50選に選定されている。淀川陸閘が左右岸にある。この橋の下(地下)にJR東西線が通っている。

淀川大橋
橋梁外観(2008年3月)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 大阪市福島区 - 西淀川区
交差物件 淀川
座標

北緯34度42分08秒 東経135度27分59秒 / 北緯34.702318度 東経135.466307度 / 34.702318; 135.466307座標: 北緯34度42分08秒 東経135度27分59秒 / 北緯34.702318度 東経135.466307度 / 34.702318; 135.466307

地図
淀川大橋の位置(大阪府内)
淀川大橋
淀川大橋
構造諸元
形式 鋼トラス他
全長 724 m
20.1 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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国道2号標識
国道2号標識

概要

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国道2号淀川大橋南詰(福島区側から撮影。左に淀川陸閘が見える)
形式
鋼トラス他
橋長
724.0メートル
幅員
20.1メートル
完成
1926年大正15年)

歴史

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新淀川が開削される前は、付近を中津川が流れており、左岸の西成郡海老江村新家(のちの花川町)と右岸の同郡野里村とを隔てていた。江戸時代から大坂と尼崎とを最短距離で結んだ梅田街道が通っており、「野里の渡し」があった。野里の渡しは、磐之媛命が御綱葉を海へ投げ捨てた「柏の渡し」にあたるとも言われ、現在の西淀川区柏里の町名の由来にもなっている。

1876年明治9年)に檞野橋(かしわのはし)が架橋された。私設の有料橋だったが、新淀川の開削に伴って廃止となり、1908年(明治41年)に西成大橋が架橋された。西成大橋は幅員が18(約5.5メートル)しかなかったため、阪神国道敷設に伴って新橋に架け替えられることになり、1926年(大正15年)に淀川大橋が架橋された。

2017年(平成29年)8月より、老朽化のため鋼床版への取り替えなどの大規模修繕工事を実施しており、2020年(令和2年)7月11日に完了した[1]。これに対し、「淀川大橋の大規模更新」として2022年度(令和4年度)の土木学会田中賞作品部門(既設)を受賞した[2]


周辺情報

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位置情報

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アクセス

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脚注

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  1. ^ 国道2号淀川大橋のリニューアル工事が7月11日に完了します。 〜車道2車線の交通規制を4車線に規制解除〜” (PDF). 国土交通省近畿地方整備局 大阪国道事務所 (2020年7月7日). 2020年7月11日閲覧。
  2. ^ 令和4年度土木学会賞受賞一覧”. 土木学会 (2023年5月15日). 2023年9月20日閲覧。

外部リンク

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