外務・英連邦・開発省

イギリスの行政機関の一つ

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外務および英連邦省(がいむおよびえいれんぽうしょう、英語: Foreign and Commonwealth Office、通称: 外務省 (Foreign Office) 、略称: FCO)は、イギリス行政機関の一つで、海外領土英連邦を初めとする諸外国との関係における英国国益の保護および促進のための外交を行う。1968年10月17日に外務省(Foreign Office)と英連邦省(Commonwealth Office)が統合したことによって誕生した。

イギリスの旗 イギリス行政機関
外務および英連邦省
Foreign and Commonwealth Office(FCO)
外務・英連邦省本庁舎(ロンドン)
外務・英連邦省本庁舎(ロンドン)
役職
外務・英連邦大臣 ボリス・ジョンソン
概要
所在地 ロンドン キング・チャールズ・ストリート
設置 1968年
前身 英連邦省外務省
ウェブサイト
Official website
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外務・英連邦省の長は外務・英連邦大臣(Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs)である。一般には、単純に外務大臣と呼ばれる。(以下、本項においても英連邦について等の特別の場合を除いては、この通称を用いる。)

英国内閣の閣僚ポストとしては、外務大臣は財務大臣内務大臣と並んで最重要ポストの一つとされている。これに首相を加えて“国務大省”(Great Offices of State)を構成する。

歴史

 
外務・英連邦省入口

外務省

18世紀

外務省はグレートブリテン王国時代の1782年3月に南部国務卿南部イングランドウェールズアイルランドアメリカ植民地およびヨーロッパのカトリック国・ムスリム国担当)と北部国務卿北部イングランドスコットランドおよび北ヨーロッパプロテスタント国担当)が統合されて創設された。国務卿の名の示す通り、これらの役職はそれぞれの担当地域の内務・外務の両面を担っていた。統合によって所掌事務は分担され、外務は外務省、内務は内務省がそれぞれ担うこととなった。[1]

19世紀

19世紀の間は、外務省が英タイムズ紙記者に近寄って大陸からの情報収集を求めることが頻繁にあり、またそうして得られた情報はしばしば政府発の公式情報よりも優れていた。[2]

20世紀

第一次世界大戦中、英国外務省内にカイロ諜報庁(Cairo Intelligence Department)の内部部局として、アラブ局(Arab Bureau)が設置された。

外務・英連邦省

1925年植民地省(Colonial Office)から独立して自治領省(Dominions Office)が設置された[3][4]。その後、1947年に自治領省とインド省(India Office)を統合して英連邦関係省(Commonwealth Relations Office)が設立された。英連邦関係省と植民地省の統合によって1966年に設立されたばかりだった英連邦省は、1968年に旧来からの外務省と統合して現在の外務・英連邦省が設置された。

関連項目

参考・脚注

外部リンク