おうしゃく座(おうしゃくざ、王笏座、王杓座、Sceptrum)[1]、またはおうしゃくとせいぎのて座(王笏(杓)と正義の手座、Sceptrum et Manus Iustitiae)[2]は、オギュスタン・ロワーエ1679年フランス国王ルイ14世のために作った星座の1つ[1][2]

ブルボン朝の権威を象徴する王笏(王杓)と正義の手を元にした星座で、今でいうアンドロメダ座の一部ととかげ座の領域にあたる。これらの星々は、「ていこくのおうしゃく座」、「フリードリヒのえいよ座」、「いもり座」等と呼ばれたこともあったが[3]ヨハネス・ヘヴェリウスによってとかげ座とアンドロメダの鎖とに分けられた。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂)恒星社厚生閣、1996年6月30日、266頁。ISBN 978-4-7699-0825-8 
  2. ^ a b Richard Hinckley Allen. “Star Names - Their Lore and Meaning”. Bill Thayer. 2014年4月30日閲覧。
  3. ^ Ian Ridpath. “Star Tales - Honores Friderici”. 2014年4月30日閲覧。