稲荷口駅

愛知県豊川市にある名古屋鉄道の駅

稲荷口駅(いなりぐちえき)は、愛知県豊川市駅前通三丁目にある、名古屋鉄道豊川線。駅番号はTK03

稲荷口駅
駅舎
いなりぐち
INARIGUCHI
TK02 諏訪町 (1.6 km)
(1.2 km) 豊川稲荷 TK04
地図
所在地 愛知県豊川市駅前通三丁目33
北緯34度49分6.5秒 東経137度23分15.6秒 / 北緯34.818472度 東経137.387667度 / 34.818472; 137.387667座標: 北緯34度49分6.5秒 東経137度23分15.6秒 / 北緯34.818472度 東経137.387667度 / 34.818472; 137.387667
駅番号 TK  03 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 豊川線
キロ程 6.0 km(国府起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
1,045人/日
-2019年[1]-
開業年月日 1954年昭和29年)4月1日
備考 無人駅(国府駅管理)
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歴史

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開業時から無人駅である[2]。豊川線内で最も利用者が少ないため、かつては正月期間以外でも一部の列車が通過し、これを準急と称していた。

駅構造

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交換設備を備えた島式ホーム1面2線の地上駅。駅舎へは踏切を渡って入る構造となっている。

駅集中管理システム(管理駅は国府駅[4])が導入された無人駅である。なお車椅子利用の際の連絡先は東岡崎駅[5]である。駅集中管理システム導入以前から無人駅となっており、当時はホームのみの純粋たる無人駅であった。

分岐器はスプリングポイントのため、通過列車(現在はなし)で行き違いがない場合でも必ず左側通行となり、下り列車には駅進入・発車時に25km/hの速度制限がかかる(上りは35km/h)。全線開通前は一時期終点であったため構内が長く取られており、一般道の踏切も2箇所ある。1番線の諏訪町方出発信号機は当駅折り返し列車用であるが、長い間赤が点灯したままとなっている。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 TK 豊川線 下り 豊川稲荷ゆき[6]
2 上り 国府東岡崎名鉄名古屋方面[6]

南側には2番線の豊川稲荷駅方から分岐する留置線があったが、ほとんど使用されることなく1990年代に順次撤去されている。

配線図

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稲荷口駅 構内配線略図

豊川稲荷駅
 
国府・
名古屋方面
凡例
出典:[7]


利用状況

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  • 『移動等円滑化取組報告書』によると、2019年度の1日平均乗降人員は1,045人である[1]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は943人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中230位、 豊川線(5駅)中5位であった[8]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は653人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中259位、 豊川線(5駅)中5位であった[9]

『愛知県統計年鑑』、『豊川市の統計』各号によると、一日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

一日平均乗車人員の推移
総数定期備考
1978(昭和53)年度14697[10]
1979(昭和54)年度181128[11]
1980(昭和55)年度213160[12]
1981(昭和56)年度236184[13]
1982(昭和57)年度241188[14]
1983(昭和58)年度243175[15]
1984(昭和59)年度255188[16]
1985(昭和60)年度258205[17]
1986(昭和61)年度279222[18]
1987(昭和62)年度286230[19]
1988(昭和63)年度316261[20]
1989(平成元)年度328270[21]
1990(平成02)年度329273[22]
1991(平成03)年度330275[23]
1992(平成04)年度325252[24]
1993(平成05)年度340266[25]
1994(平成06)年度349270[26]
1995(平成07)年度348270[27]
1996(平成08)年度381302[28]
1997(平成09)年度367290[29]
1998(平成10)年度352271[30]
1999(平成11)年度320238[31]
2000(平成12)年度324241[32]
2001(平成13)年度322237[33]
2002(平成14)年度319230[34]
2003(平成15)年度312222[35]
2004(平成16)年度329241[36]
2005(平成17)年度352250[37]
2006(平成18)年度414262[38]
2007(平成19)年度403251[39]
2008(平成20)年度430276[40]
2009(平成21)年度434293[41]
2010(平成22)年度420274[42]
2011(平成23)年度
2012(平成24)年度
2013(平成25)年度472[43]
2014(平成26)年度472[43]
2015(平成27)年度475[43]
2016(平成28)年度476[43]
2017(平成29)年度494[43]

豊川線の駅では最も利用客が少ないが、近年は増加傾向である。

駅周辺

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隣の駅

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名古屋鉄道
TK 豊川線
快速特急特急急行準急・■普通
諏訪町駅(TK02) - 稲荷口駅(TK03) - 豊川稲荷駅(TK04)

脚注

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  1. ^ a b 令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  2. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、868頁。 
  3. ^ 服部重敬『名古屋本線東部・豊川線』 1巻、フォト・パブリッシング〈昭和-平成時代の名古屋鉄道〉、2024年、152頁。ISBN 978-4802134354 
  4. ^ 共通SFカードシステム「トランパス」を名古屋本線未導入駅10駅と豊川線3駅に導入します - 名古屋鉄道、2005年11月15日
  5. ^ 稲荷口駅 - 名古屋鉄道(2021年10月3日閲覧)。
  6. ^ a b 稲荷口(TK03)(いなりぐち) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  7. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  8. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  9. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  10. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和55年刊』、愛知県、1980年、222頁
  11. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』、愛知県、1981年、228頁
  12. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』、愛知県、1982年、240頁
  13. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和58年刊』、愛知県、1983年、224頁
  14. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和59年刊』、愛知県、1984年、224頁
  15. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和60年刊』、愛知県、1985年、242頁
  16. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和61年刊』、愛知県、1986年、236頁
  17. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』、愛知県、1987年、224頁
  18. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和63年刊』、愛知県、1988年、224頁
  19. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成元年刊』、愛知県、1989年、226頁
  20. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成2年刊』、愛知県、1990年、224頁
  21. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成3年刊』、愛知県、1991年、226頁
  22. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成4年刊』、愛知県、1992年、230頁
  23. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成5年刊』、愛知県、1993年、222頁
  24. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成6年度刊』、愛知県、1995年、222頁
  25. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成7年度刊』、愛知県、1996年、第10章 運輸・通信
  26. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成8年度刊』、愛知県、1997年、第10章 運輸・通信
  27. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』、愛知県、1998年、第10章 運輸・通信
  28. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成10年度刊』、愛知県、1999年、第10章 運輸・通信
  29. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成11年度刊』、愛知県、2000年、第10章 運輸・通信
  30. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成12年度刊』、愛知県、2001年、第10章 運輸・通信
  31. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成13年度刊』、愛知県、2002年、第10章 運輸・通信
  32. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成14年度刊』、愛知県、2003年、第10章 運輸・通信
  33. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成15年度刊』、愛知県、2004年、第10章 運輸・通信
  34. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成16年度刊』、愛知県、2005年、第10章 運輸・通信
  35. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成17年度刊』、愛知県、2006年、第10章 運輸・通信
  36. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成18年度刊』、愛知県、2007年、第10章 運輸・通信
  37. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成19年度刊』、愛知県、2008年、第10章 運輸・通信
  38. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成20年度刊』、愛知県、2009年、第10章 運輸・通信
  39. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成21年度刊』、愛知県、2010年、第10章 運輸・通信
  40. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成22年度刊』、愛知県、2011年、第10章 運輸・情報通信
  41. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成23年度刊』、愛知県、2012年、第10章 運輸・情報通信
  42. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成24年度刊』、愛知県、2013年、第10章 運輸・情報通信
  43. ^ a b c d e 豊川市産業部商工観光課(編)『豊川市の統計 平成30年版』、豊川市、2019年、9 交通・観光

関連項目

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外部リンク

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