藤井 眞理子(ふじい まりこ、1955年3月9日 - )は、日本経済学者財務官僚外交官学術博士東京大学先端科学技術研究センター教授を経て、駐ラトビア特命全権大使を務めた。

2016年1月

人物・来歴

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静岡県出身。1977年 東京大学経済学部卒業、大蔵省(現財務省)入省(国際金融局調査課[1])。1979年3月 大蔵省国際金融局調査課(留学)。1979年9月 大蔵省国際金融局付(ブラウン大学経済学部大学院留学[2])。1981年7月 大蔵省大臣官房調査企画課財政金融研究室 [1]。1982年7月 大蔵省理財局国庫課長補佐[1]。1985年7月 大蔵省大臣官房調査企画課長補佐(調整)[3][1]。1987年7月 大蔵省主計局調査課長補佐[1]。1988年6月 大蔵省主計局主計官補佐(経済協力係主査[1]。1989年6月 大蔵省主計局主計官補佐(外務係、経済協力第一係主査)[1]。1990年7月 大蔵省関税局国際機関課長補佐[1]。1997年 大蔵省関税局国際調査課長。1999年 東京大学先端科学技術研究センター助教授。2001年 東京大学先端経済工学研究センター教授。2004年 東京大学先端科学技術研究センター教授。2014年 電源開発取締役。2015年 駐ラトビア特命全権大使。2016年 東京大学名誉教授。2019年 東京大学先端科学技術研究センター研究顧問[4][5][6][7]NTTデータ取締役[4]三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役[8]。2022年 東京大学先端科学技術研究センター先端研フェロー[9]

入省同期

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など。

著書

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  • 『金融工学 : ポートフォリオ選択と派生資産の経済分析』(野口悠紀雄と共著)ダイヤモンド社 2000年
  • 『情報通信技術の高度化と金融の市場構造システム変化に関する研究』東京大学 2002年
  • 『金利変動の3次元モデル構築に関する研究』東京大学 2005年
  • 『現代ファイナンス理論』(野口悠紀雄と共著)東洋経済新報社 2005年
  • 『金融革新と市場危機』日本経済新聞出版社 2009年
  • 『グローバル金融危機と日本の金融システム』日本経済新聞出版社 2013年

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 『大蔵省名鑑 1997年版』時評社、1996年12月発行、88頁
  2. ^ https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/people/staff-fujii_mariko.html
  3. ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1987年発行、495頁
  4. ^ a b 取締役 略歴一覧株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ
  5. ^ アイルランド大使に三好氏、キューバ大使に渡辺氏日本経済新聞2015/10/20付
  6. ^ 東京大学 , 博士 (学術) , 乙第14949号 , 2001-02-08
  7. ^ 「藤井 ふじい 眞理子 まりこ 」電源開発
  8. ^ 「役員の異動について」株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ
  9. ^ フェローFellow 藤井 眞理子FUJII Mariko 先端研フェロー