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辰野 勇(たつの いさむ、1947年 - )は、日本登山家冒険家カヌーイスト。登山用品メーカーの株式会社モンベル(mont-bell)の創業者であり、現在は会長を務める[1]大阪府堺市出身。大阪府立和泉高等学校卒業。奈良県奈良市高畑町在住[2]

たつの いさむ
辰野 勇
生誕 1947年????
大阪府堺市
国籍 日本の旗 日本
出身校 大阪府立和泉高等学校
職業 モンベル会長
著名な実績 アイガー北壁の登頂で世界最年少(1969年)

目次

略歴編集

1947年、大阪府堺市生まれ。中学時代に岩壁登攀を開始し、1967年には前穂高岳屏風岩を登頂。少年時代の頃より、ハインリッヒ・ハラーのアイガー北壁登攀記『白い蜘蛛』に感銘を受け、以来、青春期を山一筋に過ごすとともに、登山に関係したビジネスを興す夢を抱く[3]。高校卒業後住み込みでスポーツ用品店に勤めるが、社長にロッククライミングを反対されたため休職。1969年中谷三次とともにアイガー北壁に挑み、当時の世界最年少での登頂に成功した。1970年には日本初のクライミングスクールを開く。モンベル創業前には大阪・梅田の登山用具店「白馬堂」の営業社員を務めていたが、ある冬の登攀中のビバークで粗悪品の手袋をしていたことで凍傷になり、より高機能で安全性の高い装備の必要性を痛感。自ら開発することを決意し、1975年にモンベルの創業にいたる。この頃より、カヌーカヤックにも熱中し始め、第3回関西ワイルドウォーター大会での優勝の実績のほか、黒部川を源流部から河口までをカヤックで初下降したほか、グランドキャニオンユーコンコスタリカネパール、など世界中の川を下る。1991年には、日本初の身障者カヌー大会「パラマウント・チャレンジカヌー」を開催するなど、社会活動も行っている。また、びわこ成蹊スポーツ大学客員教授や天理大学客員教授などを務めるほか、2011年東日本大震災では「アウトドア義援隊」を組織し、アウトドア体験を活かした災害支援活動を自ら陣頭指揮を執り行った[3]

その他、「M.O.C.(モンベル・アウトドア・チャレンジ)」の校長、「大阪府カヌー協会」副会長などを務める。徳島県では、川の学校の講師を務める。

受賞歴編集

  • 1994年 - 関西ニュービジネス協議会・起業家大賞。
  • 1995年 - 日本ニュービジネス大賞通商産業大臣賞。
  • 1999年 - イタリア山岳会・2000年記念賞。
  • 2005年 - 第1回デザインエクセレントカンパニー賞。
  • 2015年 - 環境省「グッドライフアワード」。
  • 2016年 - 第36回毎日経済人賞、環境省「グッドライフアワード」。

以上[3]

番組出演編集

著作編集

  • 辰野勇、中川祐二・写真『カヌー・エンジョイ・マニュアル カヤック入門編』千早書房、1989年5月、新版。全国書誌番号:90028616ISBN 4924784109NCID BN06660019
  • 辰野勇『カヌー&カヤック入門 : 遊び方はいろいろ』山と渓谷社〈Outdoor A to Z : アウトドアのすべてがわかる, 4〉、1999年4月。全国書誌番号:99074797ISBN 4635007847NCID BA40943080
  • 辰野勇『社長室はアウトドア』山と渓谷社、1992年9月。全国書誌番号:93005274ISBN 4635250067NCID BN14252095
  • 辰野勇『服装・装備術』旬報社〈地球元気村遊びテキスト 5〉、2001年6月。全国書誌番号:ISBN 4845106906NCID BA53136172
  • 辰野勇『カヌー&カヤック入門 : 川・海・静水別、基本&実践テクニック集』山と溪谷社〈Outdoor books, 6〉、2005年5月。ISBN 4635007561NCID BA72093372
  • 辰野勇『カヌー&カヤック入門 : 川・湖・海でのパドリング術をフィールド別に徹底紹介』山と溪谷社、2013年2月、2005年刊の改訂新版。全国書誌番号:22193918ISBN 9784635007603NCID BB11980091

注釈・出典編集

  1. ^ モンベル. “創業者紹介(辰野 勇)” (日本語). 2017年2月5日閲覧。
  2. ^ 毎日新聞 (2017年1月25日). “ならまち暮らし 偉大なる田舎=寮美千子 /奈良” (日本語). 2017年2月5日閲覧。
  3. ^ a b c モンベル公式サイト - 創業者紹介(辰野 勇)”. 2018年5月22日閲覧。

外部リンク編集