鈴鹿 照(すずか てる、1947年10月1日 - )は、宝塚歌劇団卒業生(元花組専科)。大阪府大阪市出身。大淀中学校卒業。愛称ヨネちゃん。公称身長155センチ(2007年度)。芸名の由来は祖父の出身地・三重県鈴鹿市馬子唄から。

来歴・人物 編集

1964年宝塚音楽学校入学。第52期生

1966年、宝塚歌劇団入団。当初の芸名は鈴鹿照子。月組公演『日本の四季/ファンタジア[1]で初舞台を踏む。入団時の成績は51人中47位[1]

1966年12月4日[1]、花組に配属。

1981年より、専科所属として各組に出演。

2007年10月1日[1]、宙組公演『バレンシアの熱い花』の東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を定年退団。

宝塚歌劇団時代の主な舞台 編集

花組時代 編集

  • 1970年2月、『禁じられた初恋』常吉/『永遠のカトレア』[2]
  • 1971年7月、『扇源氏』新人公演:玉姫(本役:水穂葉子)/『アポローン』(新宿コマ劇場)
  • 1972年7月、『小さな花がひらいた』忠/『哀愁のナイル』(東宝)
  • 1972年11月、『浜千鳥』新人公演:国頭祝女/『ポップ・ニュース』
  • 1974年1月、『花のお嬢吉三』新人公演:スリの老婆(本役:美吉野一也
  • 1975年3月、『夢見る恋人たち』コロンブス警部/『ボン・バランス』
  • 1975年7月、『ベルサイユのばら -アンドレとオスカル編-』ルルー
  • 1978年2月、『風と共に去りぬ』プリシー
  • 1978年4月、『風と共に去りぬ』ピティパット(福岡特別)
  • 1978年9月、『遥かなるドナウ』少年ハンス/『エコーズ』
  • 1979年3月、『花影記』/『紅はこべ』ビボー軍
  • 1979年8月、『バウ・シャンソン・コンサート』
  • 1979年9月、『ヴェロニック』(西武劇場)エドモン
  • 1979年11月、『舞え舞え蝸牛』典薬の助/『ビューティフル・シティ』
  • 1980年1月、『刀を抜いて』半二
  • 1980年5月、『花小袖』かつ/『プレンティフル・ジョイ』

専科時代 編集

  • 1981年11月、『天明ふぁんたじい』(月組:バウ)喜多川歌麿
  • 1982年1月、『ミル星人パピーの冒険』(星組)ラモー首相
  • 1982年8月、『夜明けの序曲』(花組)よし
  • 1983年1月、『こぶし咲く春』(星組)おひろ
  • 1987年3月、『サマルカンドの赤いばら』(雪組)魔法使いの長老
  • 1990年10月、『天守に花匂い立つ』(雪組)田村作左衛門
  • 1992年1月、『珈琲カルナバル』(月組)ウーゴ
  • 1992年10月、『忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜』(雪組)堀部弥兵衛
  • 1993年9月、『扉のこちら』(月組)コロー・カーナビッツ
  • 1994年2月、『たけくらべ』(月組・花組:バウ・東京特別・名古屋特別)仲造/おぬい
  • 1994年11月、『雪之丞変化』(雪組)狐軒
  • 1996年1月、『訪問者』(月組:バウ・東京特別)藤兵衛/ベルエール
  • 1996年9月、『HURRICANE』(花組:東京特別・名古屋特別)酔っぱらい
  • 1997年3月、『仮面のロマネスク』(雪組)ガボット
  • 1998年7月、『永遠物語』(月組:バウ・東京特別)六造爺
  • 1999年1月、『心中・恋の大和路』(雪組:東京特別)孫右衛門
  • 1999年3月、『うたかたの恋』(月組・宙組:全国ツアー)ジェシカ
  • 2000年4月、『さらさ笹舟』(雪組:バウ・東京特別)勧修寺晴豊
  • 2001年1月、『花の業平 -忍ぶの乱れ-』(星組)伴善男
  • 2002年4月、『エイジ・オブ・イノセンス』(宙組:バウ)ムッシュ・シュランメル
  • 2002年11月、『ガラスの風景』(星組)ピッコラ
  • 2003年1月、『恋天狗』庄屋様(星組:バウ)
  • 2003年8月、『里見八犬伝』(宙組:バウ・東京特別)船虫
  • 2004年5月、『ファントム』(宙組)アラン・ショレ
  • 2005年6月、『霧のミラノ』(雪組)ルーカ
  • 2006年11月、『うたかたの恋』(花組:全国ツアー)ジェシカ
  • 2007年2月、『星影の人』(雪組:中日劇場)喜久
  • 2007年6月、『バレンシアの熱い花』(宙組)ホルヘ *退団公演

脚注 編集

  1. ^ a b c d 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』pp.72-73(阪急コミュニケーションズ2014年4月1日)。ISBN 9784484146010
  2. ^ 1970年4月の東京宝塚公演では、『桜双紙』に演目が変更