(19308) 1996 TO66は、チャドウィック・トルヒージョデビッド・C・ジューイット及びジェーン・ルーが1996年に発見した太陽系外縁天体である。ヴァルナが発見されるまで、冥王星に次いでエッジワース・カイパーベルトで2番目に大きな既知の天体であった。

(19308) 1996 TO66
2005年に撮影されたハッブル宇宙望遠鏡による画像
2005年に撮影されたハッブル宇宙望遠鏡による画像
仮符号・別名 (19308) 1996 TO66
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
発見
発見日 1996年10月12日
発見者 チャドウィック・トルヒージョデビッド・C・ジューイット及びジェーン・ルー
軌道要素と性質
元期:2016年1月13日 (JD 2,457,400.5)
軌道長半径 (a) 43.157 AU
近日点距離 (q) 37.939 AU
遠日点距離 (Q) 48.375 AU
離心率 (e) 0.12090
公転周期 (P) 283.52年 (103,555 日)
軌道傾斜角 (i) 27.4948°
近日点引数 (ω) 239.07°
昇交点黄経 (Ω) 355.2889°
平均近点角 (M) 137.16°
最小交差距離 37.0117 AU
物理的性質
直径 200 km
自転周期 7.92 時間
絶対等級 (H) 4.5
アルベド(反射能) 0.7(推定)
表面温度 ~43 K
Template (ノート 解説) ■Project
1998年にラ・シヤ天文台新技術望遠鏡により撮影された1996 TO66(中央上)。4時間露光のため、他の天体は長く引き伸ばされている。水平な光跡は、静止衛星によるものである。

起源 編集

赤外線の水-氷吸収、中性可視光スペクトル、軌道要素のクラスタリングの共通パターンに基づいて、他のエッジワース・カイパーベルト天体である(24835) 1995 SM55(55636) 2002 TX300(120178) 2003 OP32及び(145453) 2005 RR43は全て、準惑星ハウメア衝突族であると考えられている。

軌道 編集

1996 TO66の軌道離心率は、200万年ごとに約0.110-0.125の間で変化し、さらにその間、より短い間隔で± 0.01のオーダーで変化する。海王星と断続的に19:11共鳴し、200万年ごとに軌道離心率が最大となり軌道が海王星と最も近づくと、共鳴が破れる。

関連項目 編集

出典 編集