2015年山梨県知事選挙(2015ねんやまなしけんちじせんきょ)は、2015年平成27年)1月25日執行の山梨県知事選挙である。

2015年山梨県知事選挙
山梨県
2011年 ←
2015年1月25日 (2015-01-25)
→ 2019年

投票率 41.85%
 
候補者 後藤斎 花田仁 林正三
政党 無所属 日本共産党 無所属
得票数 216,493 48,693 13,704
得票率 77.62 17.46 4.91

選挙前知事

横内正明
無所属

選出知事

後藤斎
無所属

選挙データ

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告示日

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執行日

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同日選挙

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立候補者

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3名、届け出順。[2]

候補者名(読み) 年齢 党派 肩書き
林祥三
(はやし しょうぞう)
67 無所属 元小学校教諭
花田仁
(はなだ ひとし)
53 日本共産党 共産党県副委員長
後藤斎
(ごとう ひとし)
57 無所属
民主党自民党公明党 推薦)
元民主党衆議院議員

選挙のタイムライン

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  • 2014年8月20日 - 現職の横内正明が引退を示唆していることが報道される[3]
  • 2014年8月25日 - 定例会見で横内正明が次期知事選挙の不出馬を正式に表明[4]
  • 2014年9月8日 - この日次期甲府市長選挙不出馬を表明した宮島雅展が知事選出馬を否定[5]
  • 2014年10月18日 - 民主党の衆議院議員である後藤斎が知事選出馬のため民主党離党を表明[6]
  • 2014年10月27日 - 自由民主党が出馬を要請していた保坂武甲斐市長がこの日知事選不出馬を表明[7]
  • 2014年11月4日 - 民主党を離党した後藤斎が正式に立候補を表明[8]
  • 2014年11月6日 - 自民党本部が衆議院議員の長崎幸太郎に出馬を打診するも、自民党山梨県連が難色[9]
  • 2014年11月11日 - 出馬を表明した後藤斎が衆議院議員を辞職[10]
  • 2014年11月14日 - 自民党はこの日までに独自候補の擁立を断念し、後藤斎の推薦を決定[11]
  • 2014年11月19日 - 公明党が臨時中央幹事会で後藤斎の推薦を決定。3党相乗りの構図に[12]
  • 2014年12月19日 - 元小学校教諭の林祥三が出馬を表明[13]
  • 2014年12月22日 - 日本共産党県委員会委員長の花田仁が出馬を表明[14]
  • 2015年1月8日 - 告示。上述の出馬を表明した3候補が選挙管理委員会に届け出、選挙戦となる。
  • 2015年1月25日 - 投開票の結果、後藤斎が当選。

選挙結果

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投票率は41.85%で、前回過去最低だった42.29%をさらに下回る結果となった。

候補者別の得票数の順位、得票数[2]、得票率、惜敗率、供託金没収概況は以下のようになった。供託金欄のうち「没収」とある候補者は、有効投票総数の10%を下回ったため全額没収された。得票率と惜敗率は未発表のため暫定計算とした(小数3位以下四捨五入)。

  順位 候補者名 党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 供託金
当選 1 後藤斎 無所属 216,793 77.62% ----
  2 花田仁 日本共産党 48,693 17.46% 22.49%
  3 林正三 無所属 13,704 4.91% 6.32% 没収

民主に加え自民公明が相乗りした後藤斎が他2候補を圧倒。中央新幹線の建設推進と人口100万人を推進する後藤に対し花田、林とも中央新幹線の反対など後藤とは異なるアピールを展開したが及ばなかった。

一方、投票率は「現職の相乗りvs共産推薦の新人」という前回をさらに下回る結果となり、過去の県知事選で最低を更新した。また、政権与党である自民党は現職の引退や調整遅れなどで独自候補を擁立することができず、元民主党の後藤に相乗りせざるを得なかった。甲府市長選挙も元民主党県議の候補に自民、公明が相乗りする形となっており、県内2選挙区で敗退した第47回衆議院議員総選挙を含め「民主王国」に埋没する状況となっている。

脚注

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  1. ^ a b c d 2015年1月25日の選挙結果 山梨県 - 政治山
  2. ^ a b 山梨県知事選挙(2015年1月25日投票)候補者一覧 - 政治山
  3. ^ “山梨県の横内知事、今期限りで引退へ”. 読売新聞. (2014年8月20日). https://web.archive.org/web/20140827054445/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20140820-OYT1T50019.html 2015年1月18日閲覧。 
  4. ^ “山梨)「体力の限界感じた」 横内知事、3選不出馬表明”. 朝日新聞. (2014年8月26日). http://www.asahi.com/articles/ASG8T4K4GG8TUZOB007.html 2015年1月18日閲覧。 
  5. ^ “甲府市長、4選不出馬 知事選転出も否定”. 産経ニュース. (2014年9月9日). https://web.archive.org/web/20150118123735/http://www.sankei.com/region/print/140909/rgn1409090062-c.html 2015年1月18日閲覧。 
  6. ^ “民主・後藤斎氏が離党表明 山梨知事選出馬へ”. 47NEWS. (2014年10月18日). https://web.archive.org/web/20150118142830/http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014101801001806.html 2015年1月18日閲覧。 
  7. ^ “甲斐市長は知事選不出馬 市政混乱回避「職務を遂行」”. 産経新聞. (2014年10月28日). https://www.sankei.com/article/20141028-IUTOFH467FOSPDDLFA2MJEDXFA/ 2015年1月18日閲覧。 
  8. ^ “後藤斎・衆院議員が立候補表明 来年1月の山梨知事選”. 朝日新聞. (2014年11月4日). http://www.asahi.com/articles/ASGC44258GC4UZOB004.html 2015年1月18日閲覧。 
  9. ^ “長崎氏、不出馬強まる 自民本部打診に 県連支援見込めず /山梨”. 毎日新聞. (2014年11月6日). http://senkyo.mainichi.jp/news/20141106ddlk19010192000c.html 2015年1月18日閲覧。 
  10. ^ 日本経済新聞 (2014年11月12日). “後藤斎議員の辞職許可 衆院、山梨知事選出馬で”. 2014年11月13日閲覧。
  11. ^ “自民、独自候補断念「相乗り」へ…山梨知事選”. 読売新聞. (2014年11月14日). https://web.archive.org/web/20141117162219/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20141114-OYT1T50145.html 2015年1月18日閲覧。 
  12. ^ “公明、後藤氏を推薦 山梨県知事選”. 産経新聞. (2014年11月19日). https://web.archive.org/web/20141219002333/http://www.sankei.com/politics/news/141119/plt1411190032-n1.html 2015年1月18日閲覧。 
  13. ^ “知事選 新人の林祥三氏、出馬表明 無所属”. 毎日新聞. (2014年12月19日). http://senkyo.mainichi.jp/news/20141219ddlk19010114000c.html 2015年1月18日閲覧。 
  14. ^ “山梨知事選:共産党新人が出馬表明”. 毎日新聞. (2014年12月22日). https://web.archive.org/web/20150118202036/http://mainichi.jp/select/news/20141223k0000m010088000c.html 2015年1月18日閲覧。 

外部リンク

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