2024年パリオリンピックのセーリング競技

2024年パリオリンピックセーリング競技(2024ねんパリオリンピックのセーリングきょうぎ)は、2024年7月28日から8月8日までマルセイユで開催される。大会主管はワールドセーリング。参加選手は前回大会と比較で20名減少し330名となる。

2024年パリオリンピック
セーリング
会場マルセイユ・マリーナ
開催日2024年7月28日-8月8日
参加選手数 330人
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競技種目 編集

前回大会からいくつかの種目が変更される。ディンギーではフィン級が削除され、470級が男女別から男女混合に統合される。また、ウィンドサーフィンRS:X級からiQフォイル英語版級に替わり、カイトボード種目としてフォーミュラーカイト級が新たに追加される[1]

ウィンドサーフィン

カイトボード

1人乗りディンギーヨット

2人乗りディンギーヨット

カタマランヨット(2人乗り)

出場枠 編集

NOCは、男女各7枠まで、各種目1艇までの出場権を得ることができる。開催国であるフランスにはすべての種目に1艇ずつの出場枠が確保されている[2]

ハーグオランダ)で開催される2023年セーリング世界選手権で、以下の計107枠が与えられる。

  • iQフォイル級:男女各11枠
  • フォーミュラーカイト級:男女各8枠
  • レーザー級・レーザーラジアル級:男女各16枠
  • 470級:8組(16枠)
  • 49er級・49erFX級:男女各10組(20枠)
  • マルチハル・ナクラ17級:9組(18枠)

1人乗りディンギー種目は、2024年ILCA6女子世界選手権( マル・デル・プラタ)および2024年ILCA7男子世界選手権( アデレード)の結果により7枠ずつ出場権が与えられる。これと前後して、各大陸(アフリカ、アジア、中南米、ヨーロッパ、北米・カリブ海、オセアニア)で2023年から2024年に各地で行われる大陸別予選大会の結果により、1人乗りディンギーを除く種目には各大陸1枠ずつ、1人乗りディンギー種目は各大陸2枠ずつ(アジアのみ3枠)が与えられる。

上記の大会で出場枠を得ていないNOCは、2024年にイエールフランス)で行われるラストチャンスレガッタの結果で各種目3から5枠が割り当てられる。ワールドセーリング・エマージングネーションズプログラムのメンバーで出場権を得ていない選手は、ラストチャンスレガッタでの成績に基づきウィンドサーフィンと1人乗りディンギー種目で1枠ずつ出場権が与えられる。また、ラストチャンスレガッタ後に三者委員会が決定するユニバーサリティ枠が1人乗りディンギー種目に男女2枠ずつ用意されている。

競技日程 編集

S シリーズレース(予選) MR メダルレース
競技日程[3]
種目/日付 7/28 7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3 8/4 8/5 8/6 8/7 8/8
男子 iQフォイル級 S S MR
女子 iQフォイル級 S S MR
男子 フォーミュラーカイト級 S MR
女子 フォーミュラーカイト級 S MR
男子 レーザー級 S MR
女子 レーザーラジアル級 S MR
混合 470級 S MR
男子 49er級 S MR
女子 49erFX級 S MR
混合 マルチハル・ナクラ17級 S MR

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ 2024年パリ五輪で種目変更。カイトボード男女が採用”. バルクヘッドマガジン (2021年6月11日). 2023年7月2日閲覧。
  2. ^ 【パリ2024への道】セーリング、出場資格取得プロセスを解説”. olympics.com. 2023年7月2日閲覧。
  3. ^ Paris 2024 Olympic Competition Schedule” (PDF) (英語). Paris 2024. 2023年7月2日閲覧。

外部リンク 編集