CSI:サイバー
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『CSI:サイバー』(英語: CSI: Cyber) は、2015年3月4日から2016年3月13日までCBS系列で放送されていたアメリカ合衆国のテレビドラマ(海外ドラマ)シリーズ。全2シーズン。『CSI:科学捜査班』のスピンオフ作品であり、連邦捜査局本部のサイバー犯罪部門に焦点があてられたドラマである[1]。日本では、WOWOWが1シーズン遅れ、AXNが2年遅れ、そしてBS12が6年遅れで放送。
解説
編集製作総指揮はCSIシリーズ4作共通のジェリー・ブラッカイマー。主題歌はザ・フーが歌う「I Can See for Miles」。ザ・フーは他3作でも主題歌を歌っている(曲は異なる)。
シリーズの特徴としては、一番の違いとしてこれまでの3シリーズと異なり警察内のCSI(科学捜査班)ではなくFBIが舞台であること、そして事件が起きれば全米各地へ飛ぶことが挙げられる。2015年9月でオリジナルシリーズが終了してしまったため、2016年1月現在本作が唯一現行で放送されているCSIシリーズとなっていたが、視聴率が伸び悩んだことから2016年3月の第2シーズンでキャンセル[2]となり、これによって『CSI:科学捜査班』から16年間続いてきたCSI:シリーズ一旦が終焉を迎える事となった。その後、2021年10月から新シリーズ『CSI:ベガス』が放送開始され、シーズン2の製作も発表された。
登場人物
編集サイバー犯罪部門
編集- エイヴリー・ライアン
- 演 - パトリシア・アークエット、日本語吹替 - 松本梨香 / 林原めぐみ[3][4]
- FBIのサイバー犯罪部門主任で[1]、心理学にも明るい。元は臨床心理士だったが、自身のパソコンがハッキングされそれにより患者が殺され、死の真相を追うためFBIの捜査官になった。『CSI:科学捜査班』にも幾度か登場している[1]。第2シーズンでは、退任したシフターの後任として副長官を兼務。
- イライジャ・ムンド
- 演 - ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、日本語吹替 - 小松史法
- 元海軍兵士。私生活では離婚歴がある。
- ダニエル・クラミッツ
- 演 - チャーリー・クーンツ、日本語吹替 - 丸山壮史
- チームの一人。技術分野には明るいが、内向的な人物でもある。凶悪犯に両親を射殺された過去を持つ。CSIに編入される以前は、郵便係であったが、エイヴリーによって抜擢された。
- ソースの解析や壊れたデバイスの修復などソフト、ハード両面に詳しい。正規のFBI捜査官として訓練も受けており、外に出て捜査に当たることもあり射撃の腕も悪くない。
- レイヴン・ラミレス
- 演 - ヘイリー・キヨコ、日本語吹替 - 藤村歩
- チームの新顔でブロディと同じく元ブラックハッカー。小さい頃にいじめに遭い、それで誰も信用できず孤立しブラックハッカーになった。ニューハンプシャー州の全電力網をダウンさせた罪で逮捕され、現在に至る[5]。更正プログラムが廃止になったことから一旦はFBIを離れるが、最終回の後日談ではアドバイザーとして復職している。
- ブロディ・ネルソン
- 演 - シャド・モス、日本語吹替 - 杉山大
- チームの新顔。元はクエスト(Qu35t)と言う名のブラックハッカーで、証券取引所へのハッキングにより逮捕された後、裁判所命令でFBIサイバー犯罪課への協力を命ぜられる。派手な色のシャツとベストが特徴。実はクモが苦手。かつては、ネルソン及びレイヴンの前にもトービンという元ブラックハッカーをエイブリーが採用していたが、FBIの機密情報をディープウェブ経由で犯罪者に売ろうとして逮捕されている[6]。しかし、第2シーズンラストで自分の逮捕手段が不当であったことの証拠を見つけ、FBIを相手取り訴訟を起こすが、逆にFBI側がネルソンに関する全ての訴訟を取り下げ犯歴も抹消。しかし、これが元でいわゆるエイブリーの更正プログラムは廃止されることになった。最終回の後日談では、アカデミーを卒業して正式にFBI捜査官になっている。
- D・B・ラッセル
- 演 - テッド・ダンソン、日本語吹替 - 樋浦勉
- 元ラスベガスCSI主任。第2シーズンのみレギュラー出演[7]。
FBI関係者
編集- サイモン・シフター
- 演 - ピーター・マクニコル、日本語吹替 - 江原正士
- FBIの副長官で、エイヴリーの上司にあたる。エイヴリーは上司の存在を不要と見ており、シフターをわずらわしく思っていた。
- 制作上の都合から第1シーズンのみの出演となった[8]。
エピソード一覧
編集詳細は「CSI:サイバーのエピソード一覧」を参照
シーズン | エピソード | 米国での放送日 | |
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初回 | 最終回 | ||
Pilot | 1 | 2015年3月4日 | 2015年5月13日 |
1 | 13 | 2015年3月4日 | 2015年5月13日 |
2 | 18 | 2015年10月4日 | 2016年3月13日 |
トータル | 31 | 2015年3月4日 | – 2016年3月13日
日本語製作版スタッフ
編集- 制作:株式会社KADOKAWA
- 翻訳:瀬尾友子
- 演出:安江誠
- 調整:吉岡拓真
- 効果:リレーション
- 制作協力:グロービジョン
放送局
編集シーズン | CBS | WOWOW |
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シーズン 1 | 2015年3月4日 - 2015年5月13日 | 2015年11月14日 - 2016年2月 |
シーズン 2 | 2015年10月4日 - 2016年3月13日 | 2016年11月5日 - |
オンライン配信
編集- 日本語版・字幕版
- Hulu にて、第1シーズンから第2シーズンまで配信。
脚注
編集- ^ ニュース:『CSI:サイバー』がキャンセル! 長年愛された『CSI』フランチャイズが終焉 - 海外ドラマNAVI 2016年5月13日(2016年6月28日閲覧)
- ^ “#21「サイバーキラー」(原題:Kitty)(CSI:14 科学捜査班)”. 海外ドラマBlog (2015年3月9日). 2015年11月8日閲覧。
- ^ 『CSI:科学捜査班』ゲスト出演時
- ^ 第1シーズン7話「17歳の悲劇」
- ^ 第1シーズン5話「裏切りの記憶」
- ^ “『CSI:サイバー』途中加入したD・B・ラッセル役のテッド・ダンソンが降板!”. 海外ドラマNAVI (2016年1月13日). 2016年3月29日閲覧。
- ^ “「CSI:サイバー」からピーター・マクニコルが降板” (2015年5月17日). 2015年10月12日閲覧。
- ^ U-NEXT公式X、2024年1月7日閲覧。