Help:出典表記形式1

出典表記形式1英語: Citation Style 1CS1)は、出典を明記する際に使われる出典テンプレートの一種で、モジュール:Citation/CS1で実装されています。なお、CS1またはテンプレートで整形することは必須ではなく、記事内で体裁が統一していれば十分とされています。

CS1はシカゴ・マニュアル・オブ・スタイルAPA論文作成マニュアルを基に改変された体裁を使用しています。

CS1テンプレート編集

Citeで始まるテンプレートは数多く、その多くがCS1とは独立して作成されたためCS1と違う体裁をとっています。CS1の体裁を使用するテンプレートには下記があります。完全な一覧はCategory:CS1テンプレートを参照してください。

CS1テンプレートの使い方編集

CS1テンプレートは統一した表示を目指しています。各テンプレートは主に引数に差異があり、例えば{{cite book2}}はタイトルと章(title, chapter)の引数があり、{{cite journal2}}はジャーナルとタイトル(journal, title)の引数があります。

このヘルプページでは各テンプレートでほぼ統一された引数名を使用していますが、詳しくは各テンプレートの解説ページをご参照ください。

CS1テンプレートは下記のように出典を表示します。

  • 著者名が指定された場合:
Author (n.d.). "Title". Work. Publisher. Identifiers。
  • 著者名が指定されなかった場合:
"Title". Work. Publisher. n.d. Identifiers。

("n.d."は日付不明を指します)

著者編集

著者名は姓名を分けて、姓を|last=で、名を|first=で指定します。複数の著者がいる場合、2人目以降は|last2=|first2=|last3=|first3=のように指定します。下記で例示します[注 1]

{{cite book2 |last=Hawking |first=Stephen |last2=Hawking |first2=Lucy |title=George's Secret Key to the Universe}}
Hawking, Stephen; Hawking, Lucy. George's Secret Key to the Universe.

出典の著者が大勢いる場合、|display-authors=引数で表示する著者の人数を制限できます。詳しくは表示オプションをご参照ください。

著者が独立記事作成の目安を満たす場合、|author-link=引数で著者名に内部リンクをつけることができます(2人目以降は|author-link2=|author-link3=のように指定します)。内部リンク先を別の引数にしたのは著者名が|last=|first=の2引数に分けて指定されるためです。なお、|author-link=引数は外部リンクにできず、そのように指定した場合は正しく表示できません。下記に著者の内部リンクつきの出典を例示します。

{{cite book2 |last=Hawking |first=Stephen |author-link=スティーヴン・ホーキング |last2=Hawking |first2=Lucy |title=George's Secret Key to the Universe}}
Hawking, Stephen; Hawking, Lucy. George's Secret Key to the Universe.

著者と日付が指定された場合、日付は著者の後に表示されます:

{{cite book2 |last=Hawking |first=Stephen |author-link=スティーヴン・ホーキング |last2=Hawking |first2=Lucy |title=George's Secret Key to the Universe |year=2007}}
Hawking, Stephen; Hawking, Lucy (2007). George's Secret Key to the Universe.

一方で著者が指定されなかった場合、日付はタイトルの後に表示されます:

{{cite book2 |title=George's Secret Key to the Universe |year=2007}}
George's Secret Key to the Universe. 2007.

ニュースワイヤープレスリリースや会社の公式サイトのように、出典に著者が記載されていない場合、下記のように指定してください。

|author=<!--記載なし-->

上記のようにコメントを書くことで、出典を直す雑草とり編集者やボットが著者引数の指定忘れではなく出典に記載されていないという情報を与えることができます。これにより、ほかの編集者はわざわざ出典をあたって著者を探さずに済みます。

|author=引数を指定するとき、{{cite news2 |work=Weekday Times|author=Weekday Times editors|title=...}}(work引数に新聞の名前、author引数に「なにがし新聞編集部」)のように指定することは推奨されません(一部分野で「編集部」を著者とする出典表記形式が主流となっていることもあり、その場合は例外となります)。

委員会報告書などで特定の組織が著者とされている場合、実際の著者名を推測せず、|author=引数にその組織を記載してください(例:|author=Commission on Headphone Safety|author=Rules Sub-committee)。実際の著者名を推測して指定した場合は独自研究になり、出典の検証可能性信頼性を損ないます。

|author=引数には2人目以降の著者の名前を記載せず、|author2=以降に記載してください。

編集者編集

著者名と同じく、編集者名も姓名を分けて、1人目は|editor-last=|editor-first=、以降は|editor2-last=|editor2-first=|editor3-last=|editor3-first=のように指定します。

編集者が独立記事作成の目安を満たす場合、|editor-link=引数で著者名に内部リンクをつけることができます(2人目以降は|editor2-link=|editor3-link=のように指定します)。内部リンク先を別の引数にしたのは編集者名が|editor-last=|editor-first=の2引数に分けて指定されるためです。なお、|editor-link=引数は外部リンクにできず、そのように指定した場合は正しく表示できません。

出典の編集者が大勢いる場合、|display-editors=引数で表示する編集者の人数を制限できます。詳しくは表示オプションをご参照ください。

翻訳者編集

著者名と編集者名と同じく、翻訳者も姓名を分けて、1人目は|translator-last=|translator-first=、以降は|translator2-last=|translator2-first=|translator3-last=|translator3-first=のように指定します。

翻訳者が独立記事作成の目安を満たす場合、|translator-link=引数で著者名に内部リンクをつけることができます(2人目以降は|translator2-link=|translator3-link=のように指定します)。内部リンク先を別の引数にしたのは翻訳者名が|translator-last=|translator-first=の2引数に分けて指定されるためです。なお、|translator-link=引数は外部リンクにできず、そのように指定した場合は正しく表示できません。

その他編集

|others=引数で著者、編集者、翻訳者以外のクレジット(一例としてはイラストレーター)を記載することができます。この引数を指定するとき、その人物の名前と役割を両方書くようにしてください(例:|others=Illustrated by John Smith)。

日付編集

日付は下記の引数で指定します。

  • |date=は出典に使われた文献の版の出版日付を記載します。できるだけ同じ記事に使われているほかの出典と同じ書式で指定してください。なお、date引数は内部リンクをつけることができず、そのように指定した場合は正しく表示できません。
  • |year=は出典に使われた文献の版の出版年を記載します。date引数と同時に指定できず、出版年以上の情報がある場合はdate引数を優先してください。
    • |orig-year=は文献の最初の出版年を記載します。「最初」の意味が明らかになるよう、初版年(First published XXXX)や作曲年(Composed XXXX)のように指定してください(例:orig-year=First published 1859orig-year=Composed 1904)。orig-year引数はyear引数かdate引数が指定されている場合にのみ表示されます。

出版日付が記載されていないか、不明である場合、date=n.d.のように指定してください。

日付の書式については日本語版ウィキペディアの表記ガイドでは日本語の日付しか規定していませんので、下記は参考用に留めてください。

  • 日付に季節(Spring 2018、「2018年春」)が使われている場合、季節の先頭を大文字にしてください。
  • 日付に内部リンクをつけないでください。
  • |access-date=|archive-date=引数はできるだけYYYY-MM-DDの書式を使用してください。

日付の制限、同年の複数の著作編集

|ref=harvのようにアンカーがつけられている場合、year引数は100から編集時点の年に限定されます。特定の著者が同年に出版した2つ以上の著作を同時に使用する場合、year引数かdate引数で指定した年の後ろに小文字1文字を追加して区別することができます(例:|date=July 4, 1997b|year)。

タイトルと章編集

  • |title=は出典のタイトルを指定します。表示ではイタリックとするテンプレートと引用符でくくるテンプレート(前者の例として{{Cite book2}}が、後者の例として{{Cite news2}}、{{Cite journal2}}、{{Cite web2}}がある)にわかれる。一般的にはタイトルケース(全ての単語の先頭のみを大文字にする)で記述しますが、タイトルケースを用いない分野は例外とします(ただし、1記事毎に統一してください)。タイトルの1語目が"The"である場合はそれを省略せずに記載してください。サブタイトルも記述する場合、タイトルとの間に": "か" – "を入れてください。出典でアッパーケースかローワーケース(それぞれ全ての文字を大文字、小文字とすることを指す)などの装飾が施された場合でもそれを使わずにタイトルケースで記述してください。出典に特筆性があり、独立記事が作成されている場合、内部リンクをつけることができますが、その場合は|url=で外部リンクを指定することができません。独立記事への内部リンクと原文への外部リンクの両方がある場合、原文への外部リンクを優先してください。
  • |script-title=は出典のタイトルがラテン文字でも日本語でもない場合(アラビア語、中国語、キリル文字、ギリシア語、ヘブライ語、朝鮮語など)、title引数の代わりに指定します。これらの文字ではイタリックで表示すべきではなく、また右から左英語版に読む言語もあります。タイトルの周りに配置されるであろう英語や日本語はどちらも左から右に読むため、script-titleに指定されたタイトルは特別なHTMLマークアップで前後の文字に混ざらないようにし、言語属性で正しく表示させます。script-title引数ではタイトルの先頭に2文字のISO 639-1言語コードとコロン(:)をつけて、言語を特定することができます(例:|script-title=ar:العربية)。ISO-639-1にないコードが指定された場合はそのコードが無視されます。
  • |trans-title=は外国語の出典の場合にタイトルの翻訳を指定します。trans-titleは半角の角括弧でくくられてタイトルの後に表示され、また|url=引数が指定された場合は外部リンクがtrans-titleにつけられます。
  • |chapter=引数は出典の章名を指定します。chapterはタイトルの前、引用符でくくられて表示されます。ウェブサイト出典の場合は代わりに|at=Featured Newsのようにat引数で節名を指定します。
  • |script-chapter=は出典の章名がラテン語文字でない場合(アラビア語、中国語、キリル文字、ギリシア語、ヘブライ語、朝鮮語など。日本語文献の場合はCS1を使わないでください)、chapter引数の代わりに指定します。章名の周りに配置されるであろう英語や日本語はどちらも左から右に読むため、script-chapterに指定された章名は特別なHTMLマークアップで前後の文字に混ざらないようにし、言語属性で正しく表示させます。script-chapter引数では章名の先頭に2文字のISO 639-1言語コードとコロン(:)をつけて、言語を特定することができます(例:|script-chapter=ar:العربية)。ISO-639-1にないコードが指定された場合はそのコードが無視されます。script-chapterはscript-titleの後ろに表示されます。
  • |trans-chapter=は外国語の出典の場合に章名の翻訳を指定します。chapterをくくる引用符の中でさらに半角の角括弧でくくられて表示されます。

特定のキャラクタを含むタイトルは正しく表示できないため、下記のように変換する必要があります。

キャラクタ 変換先
改行 スペース
[ &#91;
] &#93;
| &#124;

種類編集

  • |type=には出典の種類を指定します。type引数はタイトルの後に括弧内で表示されます。例としてはPress Release, Review, Systemic review, Meta-analysis, Original articleといった値を指定できます。

言語編集

  • |language=には出典の言語を指定します。タイトルの前に括弧内で表示されます。例:|language=English

作品名と出版社編集

  • |work=は一部テンプレート({{cite web2}}など)において、出典が大きな作品の一部である場合に作品名を指定します。{{cite news2}}では|newspaper=の、{{cite magazine2}}では|magazine=の、{{cite journal2}}では|journal=の別名です。「出典が大きな作品の一部である」とは例えばウェブサイトや定期刊行物の1記事、テレビ番組の1エピソードなので、出版社をwork引数に入力しないでください(出版社はpublisherで指定します)。作品がWikipedia:独立記事作成の目安を満たし、ウィキペディアの記事がある場合は内部リンクをつけることができます。外部リンクをつけることもできますが、url引数でタイトルに外部リンクが付けられている場合、work引数には外部リンクをつけないでください。
ウェブサイト出典の場合、workには一般的にはウェブサイトの名前を指定しますが(ウェブサイトのロゴやタイトルから見つかる場合が多い)、それらがない場合はドメイン名を指定します。ウェブサイトの名前が出版社の名前と同じ場合、「なにがし出版社のウェブサイト」と指定せずに、ドメイン名を指定してください。ドメイン名を指定する場合、"www."を省略して、適宜大文字化してください(例:"www.veterinaryresourcesuk.com"は"VeterinaryResourcesUK.com"に変換します)。学術ジャーナルでは専門家の間でよく知られるジャーナルを省略形で記述する場合も多い(例:"Journal of the American Veterinary Medical Association"を"J Am Vet Med"にする)が、ウィキペディアの読者が専門家とは限らないため、省略せずにフルネームで記述してください。出典が特定ドメインの子サイトである場合(例えば、大学の法学部のウェブサイトは大学のドメイン下に置かれることが多い)、ドメイン名(大学)ではなく子サイト名(法学部)を指定したほうが良いかもしれません。混乱を引き起こす恐れがある場合、出典テンプレートの後ろ、</ref>の前に説明文を入れることもできます。
  • |publisher=には出典を出版した組織の名前を指定します。"Ltd"や"Inc."といった法人形態は記載しません(一般的な呼び名でも法人形態が含まれるか、混乱を引き起こす恐れがある場合は除く)。"Publisher"、"Publishing"、"Publications"をそれぞれ"Pubr."、"Pubg."、"Pubs."に短縮することができますが、一部テンプレートではpublisherの直後に終止符(.)を入れるので、その場合は短縮形の終止符を省略してください。またそれらを省略しても問題を起こさない場合が多いですが、"Joshua Martin Publications"のように省略した場合に人名となる場合は共作者と勘違いされる可能性があるため、"Publications"を省略しないでください。"The"で始まる場合もそれを省略することが可能ですが、The International Cat Association英語版(TICA)の省略形に"The"が含まれるような、混乱を引き起こす恐れがある場合は省略しないでください。出版組織がWikipedia:独立記事作成の目安を満たし、ウィキペディアの記事がある場合は内部リンクをつけることができますが、外部リンクはつけないでください。よく知られている新聞の場合、またはwork/site/journal引数とほとんど同じになる場合はpublisher引数を指定しないでください。例えば、下記の場合はpublisher引数を省略すべきとされます。
|work=Amazon.com|publisher=Amazon
|newspaper=The Aberdeen Times|publisher=The Aberdeen Times
|newspaper=USA Today|publisher=Gannett Company
|journal=Journal of Physics G|publisher=IOP Publishing
出版組織を指定する必要性は出典の種類によって異なりますが、一般的には書籍出典では指定すべきとされています。また、自費出版の場合出典の信頼性に大きく影響しますので、その場合は必ずpublisher引数をつけてください。なお、自費出版の場合に指定すべき値についての合意はないが、一部の出典表記形式ガイドでは"author"(作者)を指定すべきとしています。出版組織を探す手をつくした後(例えば、ウェブサイトの場合はWHOISの利用を検討してください)でも見つからない場合は|publisher=<!--出典に記載なし-->のように指定して、ほかの編集者にそれを知らせることができます。なお、出版組織が不明瞭な場合でも推測しないでください。
  • |location=には出版地を指定します。一般的には都市または国を指定し、アメリカの場合は州もつけますが、ニューヨークロンドンといったよく知られる地点では国と州を省略します。省略すべきか確証を持てない場合は省略せずに"Toronto, Canada"や"San Francisco, California"のように指定したほうが安全と言えます。なお、作品名がすでに出版地を示している場合(例えば、ニューヨーク・タイムズ)はlocation引数を省略してください。
  • |publication-date=は著作日と出版日が違う場合に出版日を指定し、publisher引数の後に表示します。date引数と同じ場合は表示されず、違う場合はpublication-dateが優先されます。日付への内部リンクはしないでください。work引数が指定されていない場合、(published 2009)のように表示されます。
  • |via=はコンテンツ提供者が出版組織と別にいる場合にコンテンツ提供者を指定します。例えば、コンテンツ提供者が出典のフォーマットを変更している場合は指定してください。登録または購読を必要とする出典の節もご参照ください。

ページ番号編集

CS1/CS2テンプレートにおけるvolume、issue、page引数の早見表
テンプレート |volume= |issue= |page(s)=
{{citation2}} Yes Yes Yes
{{cite book2}} Yes No Yes
{{cite encyclopedia}} Yes No Yes
{{cite journal2}} Yes Yes Yes
{{cite magazine2}} Yes Yes Yes
{{cite news2}} Yes Yes Yes
{{cite report2}} Yes No Yes
{{cite web2}} No No Yes

出典となる特定のページ番号や位置を指定するとき、下記の引数をどれか1つだけ指定することができます。2つ以上指定された場合は余分な|pages=または|at=ヘルプというエラーメッセージが表示され、出典の表示自体は|page=|pages=に、|pages=|at=に優先します。エラーメッセージが表示される場合は余分な引数を除去してください。

  • |page=:記事の内容の情報源となるページ番号を指定します。1ページだけの場合に使用します。例:|page=52
  • |pages=:記事の内容の情報源となるページ番号を指定します。複数ページを指定する場合に使用します。例:|pages=236–239|pages=157,159|pages=461,466–467。なお、合計ページ数はCS1テンプレートでは記入しません。
  • |at=:ページ番号がない、またはページ番号で指定することが不適切な場合、at引数で指定します。例えば、段落の番号、動画の時間、演劇の幕などを指定できます:|at=Column 2|at=Paragraph 5|at=Back cover|at=Act III, Scene 2

編集

  • |edition=:出典に複数版がある場合、版を指定します("2nd"、"Revised"など)。表示では自動的に" ed."が追加されますので、|edition=Revised thirdはRevised third ed.と表示されます。2版があるものの内容が同一である場合(例えば、イギリスとアメリカの両方で出版されたが、その差がISBN番号とカバー絵のみの場合)は指定する必要はありません。
  • |series=:書籍の場合は叢書の一部の場合、叢書名を指定します。ジャーナルの場合は号の番号が一度リセットされた場合、Original/New SeriesFirst/Second/Third/... Seriesのように指定します[注 2]
  • |volume=:複数巻にわたって出版された出典の場合に指定し、titleとseries引数の後に太字で表示されます。volume引数を指定する代わりにtitle引数に含めることもできます。
  • |issue=:定期刊行物の場合、号を指定します。別名として|number=を使用することもできます。

外部リンク編集

  • |url=:タイトルに外部リンクを追加します。
  • |chapter-url=:章名に外部リンクを追加します。
  • |format=:外部リンク先のファイル形式(PDFXLSXなど)を指定します。既定でHTMLと仮定されるため、HTML形式の場合は指定しないでください。Help:外部リンクアイコンもあります。この引数はファイル形式を知らせることで、読者が外部リンクを開く代わりにセーブするなどほかの行動をとることができるようにします。なお、"subscription required"(要購読)や"reprint"(再版)といった内容はこの引数に記載せず、要購読は|subscription=|registration=引数で記述して(登録または購読を必要とする出典の節を参照)、再版などの情報は出典テンプレートの後、</ref>の前に記述してください。

ネット上のリソース編集

出典への外部リンクはウェブサイト出典を除き、必須ではありません。ネット上では多くのデジタル図書館があり、それらの図書館には出典として使える著作物が多くあります。

  • 外部リンクは要約版ではなく、必ず全文が記載されているリンクにしてください。
  • 購読契約を必要とする場合でも検証可能性を満たすものとみなされます。

下記のような外部リンクは張らないでください。

  • 出典を出版する許可がないなど、著作権の問題があるウェブサイト
  • Amazon.comのような商業サイト(それ以外の選択肢がない場合は除く)
  • 作品のレビュー
  • Google ブックスのスニペット表示といったかなり短い抜粋しか閲覧できないリンク先はできるだけ回避してください。

リンクの書式編集

リンクはできるだけシンプルにしてください。たとえば、Google ブックスで検索するとき、Monty Python and Philosophyへのリンクは下記のようになります。

https://books.google.com/books?id=NPDgD546-doC&pg=PP1#v=onepage&q&f=false

上記のリンクは下記のように短縮できます。

https://books.google.com/?id=NPDgD546-doC&pg=PP1#v=onepage&q&f=false
https://books.google.com/?id=NPDgD546-doC&printsec=frontcover
https://books.google.com/?id=NPDgD546-doC(Google ブックスがカバー画像を提供していない場合)

ページへのリンク編集

参照されているページへの直接リンクが可能の場合、それを採用してください。例えば、Monty Python and Philosophyの172頁へのリンクは下記のように指定します。

https://books.google.com/?id=NPDgD546-doC&pg=PA172

または、下記のように指定します。

|page=[https://books.google.com/?id=wPQelKFNA5MC&pg=PA172 172]

ただし、同じ出典で別のページを参照する場合には別の脚注を作る必要があります。その場合、{{sfn}}{{rp}}の使用も検討してください。

特殊キャラクタ編集

URLURIスキームで始める必要があります。http://https://は全てのウェブブラウザにサポートされていますが、ftp://gopher://irc://ircs://mailto:news:はプラグインや外部アプリケーションが必要な場合もあるため、避けるべきとされます。また、IPv6のホスト名は使用できません。
出典テンプレートでURLを指定する引数では特定のキャラクタが入力できず、そのようなキャラクタが含まれている場合は正しく表示できません。これらのキャラクタはパーセントエンコーディングを行うことでURLに入力できるようになります。例えば、スペースは%20に変換します。URLでよくみられるキャラクタの変換については下記をご参照ください。
半角空白 " ' < > [ ] { | }
%20 %22 %27 %3c %3e %5b %5d %7b %7c %7d
アポストロフィー(')が1個のみの場合は変換する必要がありませんが、複数個連続する場合はイタリックと太字のマークアップとして扱われ、その場合は変換が必要となります。波括弧({と})が1個だけのみの場合も変換する必要がありませんが、複数個連続する場合はテンプレートの参照読み込みとして扱われ、その場合は変換が必要となります。

閲覧日付編集

  • |access-date=:url引数に指定された外部リンクが記事の情報源であると最後に確認された日付を指定します(従って、この引数を指定する場合はurl引数も必ず指定してください)。日付には内部リンクをつけず、ほかの日付関連引数と同じ書式で指定してください。|doi=引数や書籍出典経由でアクセスする論文など、内容が変わる可能性のない出典には指定する必要がありませんが、商業ウェブサイトのニュース記事(新聞など、物理的媒体に同時に出版された場合でも)には指定してください。なお、access-dateで指定する日付は「リンク切れでないことを確認した日付」だけでなく、「記事の情報源であると確認した日付」でなければなりません(リンク先の内容が変わった場合、記事の情報源にならなくなる可能性があります)。登録利用者はカスタムCSSを利用してaccess-dateを隠すか、小さく表示させることができます(Help:CS1/accessdateをご参照ください)。別名に|accessdate=があります。

アイコン編集

URLに特定の拡張子かURIスキームが使われている場合、それに応じて外部リンクアイコンがつけられますが、この機能はテンプレートではなくMediaWikiのCSSで行われます。

ウェブアーカイブ編集

  • |archive-url=|archive-date=

出典につけられた外部リンクはアクセスできなくなる(リンクが切れる)可能性があります。アーカイブ版がある場合、元のurl引数は変更せず、アーカイブへのリンクを|archive-url=引数として、アーカイブがなされた日付を|archive-date=引数として追加してください(この2引数は必ず同時に指定してください)。archive-urlが指定されているのにurlかarchive-dateが指定されていない場合はエラーメッセージが表示されます。また、archive-urlが指定されている場合、タイトルの外部リンクにはarchive-urlが使われ、元のurlは最後に表示されます。下記で例示します。

Monty Python and Philosophy. 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  • |url-status=:タイトルに元のurlをつけ、archive-urlを後ろに置きたい場合は|url-status=liveを指定してください。下記で例示します。
Monty Python and Philosophy. 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ
  • 元のURLが他人に購入されてスパムや広告になり、アクセスすることに危険性がある場合、|url-status=unfitまたは|url-status=usurpedを指定して、URLを表示しないことができます。この場合でもurlとarchive-urlの2引数が必要です。

識別子編集

下記の識別子引数は外部リンクを作成するため、それぞれ1つの識別子しか受け付けません。1つの引数に複数の識別子を指定したり、識別子以外の文字を入力した場合はリンクが正しく生成されません。識別子引数を指定するとき、一般的には変更する可能性のある部分しか指定しません。例えば、rfc=822pmc=345678のように指定します。

  • arxiv: arXiv識別子。例:arxiv=hep-th/9205027(2007年4月以前の旧式識別子)、arxiv=0706.0001(2007年4月から2014年12月までの識別子)、arxiv=1501.00001(2015年1月以降の識別子)。".pdf"や".html"などの拡張子は入力しないでください。
  • asin: Amazon Standard Identification Number。1桁目が数字の場合は代わりにisbn識別子として指定してください。この識別子は特定の販売代理店を優遇するため、ほかの識別子がない場合にのみ指定してください。例:asin=B00005N5PF
    • asin-tld: ASINのトップレベルドメインを指定します。アメリカの場合は指定する必要がなく、それ以外ではau, br, ca, cn, co.jp, co.uk, de, es, fr, it, mxが使えます。
  • bibcode: Bibcode。天文学のデータシステムに使われます。例:bibcode=1974AJ.....79..819H
  • biorxiv: bioRxivの識別子。bioRxivのURLの末尾にある6桁の数字を指定します。例えば、https://www.biorxiv.org/content/10.1101/078733v1https://doi.org/10.1101/078733ではbiorxiv=078733を指定してください。
  • citeseerx: CiteSeerX英語版の識別子。CiteSeerXのURLの末尾にあるピリオド付き数字を指定します。例えば、https://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/summary?doi=10.1.1.176.341ではciteseerx=10.1.1.176.341を指定してください。
  • doi: Digital Object Identifier。例:doi=10.1038/news070508-7。必ず10.で始まるため、それ以外を指定した場合はエラーメッセージが表示されます。
    • doi-broken-date: https://doi.orgでDOIを入力しても原文にアクセスできなくなったことを確認した日付。書式はほかの日付引数と同じになるように指定してください。別名にdoi-inactive-dateがあります。
  • eissn: 定期刊行物の電子メディア版用のISSN。ISSNは8桁を指定します。区切り文字なし(eissn=15572986)またはハイフンで区切る(eissn=1557-2986)の書式で入力できますが、enダッシュで区切らないでください。別名にEISSNがあります。
  • hdl: デジタルオブジェクトなどのデジタル情報資源用のHandle System識別子。例:hdl=20.1000/100。引数の別名にHDLがあります。
  • isbn: ISBN。例:isbn=978-0-8126-9593-9。(Help:ISBNのリンクもご参照ください。)区切りのハイフンは入力しなくてもできますが、入力が推奨されます。書籍に実際に印刷されているISBNを入力してください。13桁のISBN(978または979で始まる)がある場合はそれを優先しますが、書籍に10桁のISBNしか印刷されていない場合はそれを使用します。旧式の9桁SBNが記載されている場合、冒頭に0を追加して10桁にしてください(例:SBN 902888-45-5isbn=0-902888-45-5になります)。ただし、10桁のISBNは13桁に変換しないでください(チェックディジットのエラーがおきます)。なお、数字、スペース、ハイフン以外を入力したり(10桁ISBNの10桁目にXを入力した場合を除く)、長さやチェックディジットが正しくない場合はエラーメッセージが表示されます。引数の別名にISBNがあります。
  • ismn: International Standard Music Number。例:ismn=979-0-9016791-7-7。識別子の区切りハイフンやスペースは省略できます。作品に実際に印刷されているISMNを入力してください。数字、スペース、ハイフン以外が入力されているか、長さかチェックディジットが正しくない場合はエラーメッセージが表示されます。別名にISMNがあります。
  • issn: International Standard Serial Number。ISSNは8桁を指定します。区切り文字なしまたはハイフンで区切る書式で入力できますが、enダッシュで区切らないでください。例:issn=2049-3630。別名にISSNがあります。
  • jfm: Jahrbuch über die Fortschritte der Mathematik。例:jfm=53.0144.01
  • jstor: JSTORのリファレンス番号。例:jstor=3793107
  • lccn: Library of Congress Control Number。先頭にアルファベットがある場合は小文字で入力してください。例:lccn=2004042477
  • mr: Mathematical Reviews英語版。例:mr=630583
  • oclc: OCLC英語版。例:oclc=9355469
  • ol: Open Library識別子。"OL"は入力に含めないでください。例:pl=7030731M
  • osti: Office of Scientific and Technical Information英語版。例:osti=4367507
  • pmc: PMC。ジャーナル記事の番号を"PMC"は含まずに指定してください。例:pmc=345678。なお、pmidとは違う識別子です。
    • embargo: pmcの識別子が有効になる日付。未来の日付を指定した場合、pmcへのリンクはその日付まで作成されません。
  • pmid: PubMedのID番号。例:pmid=17322060。なお、pmcとは違う識別子です。
  • rfc: Request for Comments。例:rfc=3143
  • ssrn: Social Science Research Network英語版。例:ssrn=1900856
  • zbl: zbMATH。例:zbl=0472.53010

既定でサポートされている識別子のほか、下記の引数で識別子を定義することができます。

  • id: 既定でサポートされていないユニークID英語版を指定します。内部リンクかテンプレートを指定できます。例えば、|id=NCJ 122967を指定することで出典の終わりに"NCJ 122967"が表示され、|id={{NCJ|122967}}のようにテンプレートを使用することでNCJ 122967を表示することができます。

登録または購読を必要とする出典編集

登録や購読が必要なウェブサイト出典はウィキペディアでは検証可能性の方針に符合するとされています。出典の外部リンクのアクセス制限を引数で明示することが推奨されます。

アクセスレベルは下記の4つがあります。

  •   free:だれでも無料で全文を閲覧できます
  •   registration:出典の閲覧に無料登録を必要とします
  •   limited:無料登録のほかにフリーアクセスへの制限があります(例えば、1日に読める記事数の制限)
  •   subscription:有料購読が必要

同じ出典でも外部リンクごとにアクセスレベルが違う可能性があるため、これらの値はリンクごとに指定されます。

|url=のアクセスレベル編集

|url=で指定された外部リンクは無料で閲覧できると仮定されます。そうでない場合は下記のように指定してください。

  • |url-access=subscription
  • |url-access=registration
  • |url-access=limited

識別子のアクセスレベル編集

|doi=などの識別子により追加される外部リンクは既定でフリーアクセスの全文を提供するとは限りません。フリーアクセスの全文を提供する場合、|doi-access=freeのようにアクセスレベルを指定することができます。具体的には下記の識別子のアクセスレベル引数が使えます。

  • |bibcode= - |bibcode-access=free
  • |doi= - |doi-access=free
  • |hdl= - |hdl-access=free
  • |jstor= - |jstor-access=free
  • |ol= - |ol-access=free
  • |osti= - |osti-access=free

一部の識別子(|arxiv=|biorxiv=|citeseerx=|pmc=|rfc=|ssrn=)は常にフリーアクセスの全文へのリンクを提供します。その場合、出典テンプレートが自動的にアクセスレベルを示します。

引用文編集

  • |quote=:出典からの引用文を指定します。表示では引用符でくくられます。quote引数が指定された場合、出典の終止符(既定ではピリオド(.)である)が表示されないため、quote引数に終止符を含める必要があります。

アンカー編集

  • |ref=:{{sfn}}や{{harv}}用にアンカーを作成します。この引数が指定されていない場合、アンカーは作成されません。
    • |ref=harv:1人目から4人目までの作者の姓と年から{{harv}}{{sfn}}向けのアンカーをCITEREFlastname(s)yearの形式で作成します。下記で例示します。
{{cite book2|first=Gary L. |last=Hardcastle |title=Monty Python and Philosophy |year=2006 |ref=harv}}
上記はCITEREFHardcastle2006のアンカーを作成して、{{harv|Hardcastle|2006|pp=12-34}}からリンクできるようになります。
{{cite book2|first=Gary L. |last=Hardcastle |first2=George A. |last2=Reisch |title=Monty Python and Philosophy |year=2006 |ref=harv}}
上記はCITEREFHardcastleReisch2006のアンカーを作成して、{{harv|Hardcastle|Reisch|2006|pp=12-34}}からリンクできるようになります。
    • |ref=IDIDで定義されるアンカーを作成します。これは一般的には作者または日付が不明な場合に使われます。{{harv}}{{sfn}}と併用する場合は{{harvid}}でIDを作成できます。例えば、 ref={{harvid|Monty Python and Philosophy|2006}}と指定することで{{harv|Monty Python and Philosophy|2006|pp=12-34}}からリンクするためのアンカーを作成できます。

表示オプション編集

これらの引数はよく使われるものではありませんが、ほかの出典表記形式と表示を合わせるために使用することができます。

  • mode:区切り文字、最後に置く約物、一部の大文字化設定を指定するために使用します。|mode=cs1を指定した場合、区切り文字と最後に置く約物はピリオド(.)になります。また、一部の語の1文字目が大文字になります(例えば、Retrieved)。|mode=cs2を指定した場合、区切り文字はコンマ(,)になり、最後に置く約物は省略されます。また、一部の語の1文字目が小文字になります(例えば、retrieved)。最後に置く約物についてはpostscript引数がmode引数の設定に優先します。
  • author-mask:1人目の著者名の表示をemダッシュまたは特定の文字列に変更します。author-maskに数字を指定した場合はemダッシュの長さを意味しますが、文字列を指定した場合は著者名ではなくその文字列を表示します。メタデータでは実際の著者名のままなので、author-mask引数を指定しても著者名の引数は省略できません。一般的には著者名順で文献情報を表示する場合に使われますが、{{reflist}}<references />などで生成される文献情報では文献の順番が保証されないため、author-maskの引数を使わないでください。editor-maskとtranslator-maskで編者名と翻訳者名を表示でき、2人目以降は|authorn-mask=の引数を指定します。
  • display-authors:表示される著者の人数を指定します。既定では全ての著者が表示されますが、例えば|display-authors=2を指定した場合、1人目と2人目の著者しか表示しません。|display-authors=etalを指定した場合、全ての著者を表示した後、"et al."と表示します。引数の別名にdisplayauthorsがあります。
  • display-editors:表示される編者の人数を指定します。既定では全ての編者が表示されますが、例えば|display-editors=2を指定した場合、1人目と2人目の編者しか表示しません。|display-editors=etalを指定した場合、全ての編者を表示した後、"et al."と表示します。引数の別名にdisplayeditorsがあります。
  • last-author-amp:最後から2つ目の著者と最後の著者の間は一般的にはセミコロン;)で区切りますが、この引数にyyesまたは trueを指定することでアンパサンド&)に変更することができます。例:|last-author-amp=yes
  • postscript:出典の最後に置く約物を指定することができます。既定ではピリオド(.)が置かれます。|postscript=noneと指定することで約物を置かないようにすることができます。|postscript=のように空白を指定しても同様の表示になりますが、noneと明示的に指定することが推奨されます。quote引数が指定した場合、postscriptの指定にかかわらず約物は置かれません。

et al.編集

et al.ラテン語et alii(「そして、他のもの」)の短縮形です。著者を全て表示すると長すぎる場合、指定された表示人数に達したときに著者リストの後尾に追加されます。

印刷用バージョンでの表示編集

普通に閲覧するとき、CS1テンプレートは出典の題名に外部リンクをつけますが、印刷用バージョンではURLがそのまま印刷され、外部リンクアイコンは印刷されません。

CS1テンプレートに含まれない要素編集

出典に関する全ての情報がCS1テンプレートに含まれるわけではありません。含まれない情報の例としては下記があります。

  • 出典の総ページ数
  • 出典を所蔵する図書館の名前

よくある問題編集

|access-date=が表示されません。
|url=が指定されていない場合、|access-date=は意味を持たないため表示されません。
タイトルの前にURLがそのまま表示されています。
|title=引数に改行や使用できない記号が含まれている場合、リンクは正常に生成されません。詳しくは外部リンクの節をご参照ください。
タイトルが赤リンクになっていますが、内部リンク先は存在するはずです。
|url=が指定されている場合、タイトルにウィキリンクをつけることはできません。
URLがリンクされず括弧内で表示されています。
MediaWikiがURLをそうであると認識するには、URLにURIスキームを含める必要があります。例えば、www.example.orgではなくhttps://www.example.orgを入力してください。
引数が途中までしか表示されません。
引数にパイプ(|)を含むと、その引数はパイプのところで途切れてしまいます。{{!}}を使用してください。
テンプレートのマークアップが表示されています。
何らかの引数で[[が使われているが、それに対応する]]がありません。
著者名が外部リンクアイコンと括弧つきで表示されています。
|author-link=にはウィキペディアの記事をリンク先として想定しており、外部リンクは指定できません。
複数の著者や編者名を指定しましたが、上手く表示されません。
著者名と編者名の引数は順番で使わなければなりません。例えば、|last=|last1=指定されなかった場合、|last2=も表示されません。
|page=|pages=または|at=が表示されません。
これらの3引数は同時に指定できません。1つだけ指定してください。

注釈編集

  1. ^ CS1テンプレートでは著者数に制限はありません。
  2. ^ 長く続いたジャーナルなど一部の番号付きシリーズは長すぎて、n.s. (new series)や2nd.ser. (second series)としてナンバリングが1からにリセットされています。また出版社が変わった場合もリセットされることがあります。その場合、旧シリーズはo.s.や1st ser.といった対応するシリーズ名を指定します[1]。例えば、フィジカル・レビューは第1シリーズが1893年から1912年まで1巻から35巻が出版された後、巻の番号が再度1から始まり、188まで続いた(第2シリーズ、1913年 - 1969年)。1970年にはフィジカル・レビューAからフィジカル・レビューDの4雑誌に分けられ、それぞれ1巻から始まる(第3シリーズ)。この場合、フィジカル・レビューの1巻が第1シリーズと第2シリーズの2つがあるため、|series=First Series|series=Second Seriesで指定する必要があります。一方で第3シリーズでは「フィジカル・レビューA」と雑誌名自体が変わったため、混乱を引き起こす恐れがなく、シリーズを指定する必要はありません。なお、series引数でメディアフランチャイズを分けないでください(例えば、フィジカル・レビューA英語版アクタ・クリスタログラフィカ英語版・セクションA、王立統計学会誌英語版シリーズBなど)。

出典編集

  1. ^ University of Chicago (2017). The Chicago Manual of Style (英語) (17th ed.). Chicago: University of Chicago Press. p. 14.126. ISBN 978-0226104201

関連項目編集