アップル・レコード

英国のレコードレーベル
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アップル・レコード(Apple Records)は、ビートルズが設立したイギリスの企業アップル・コア(Apple Corps)のレコードレーベル。いわゆる「アップル盤」のアップルとは同レーベルのことを指す。

アップル・レコード
親会社アップル・コア
設立1968年
設立者ビートルズ
販売元
ジャンル
イングランドの旗 イングランド

概要編集

  • 1968年ビートルズの設立した会社アップル・コアのプロジェクトの一部として設立される。
  • アップル・コアの設立当初の五大プロジェクト(エレクトロニクス、映画、出版、レコード、小売業)のうち、最も成功したのがアップル・レコードである。
  • この時ビートルズはアメリカではキャピトル、イギリスではパーロフォン(EMI傘下)と契約する。EMIとキャピトルは、1975年までアップル・レコードの作品を販売する事に同意。EMIはビートルズの音源の所有権を保有する[注釈 1]一方、 アップル・コアは彼らがサインしたアーティストのすべての権利とビートルズのビデオ・クリップと映画の権利を所有する。

由来編集

レーベル名編集

  • 英国の子どもが最初に文字を覚えるのがアップルのAであることから(ザップルZappleレーベルはAからZまで網羅する意味で名づけられている)という説、アダムとイヴから名づけられたという説と、リンゴ・スターのRingoと日本語の林檎とかけて名づけられたという説など、諸説言われている。

リンゴマーク編集

  • レコードジャケットには、一部を除いてこのリンゴマークが描かれており、表示形式は主に次の二種類。
    • 線だけで描かれたリンゴマークの中央に"Apple Records"の表記(モノクロ)
    • 写実的な絵の青リンゴマークの下に"Apple"の表記(カラー)

主なアーティスト編集

その他のアーティスト編集

その他のリリース編集

1963年にアメリカのフィレス・レコードよりリリースされていた「フィル・スペクターズ・クリスマス・アルバム」が英米ともにアップルよりリイシューされた事がある。

ニルソン主演・リンゴ・スター監督の1974年のサウンド・トラックSon of Dracula(邦題:吸血鬼ドラキュラⅡ世)は「Rapple」というレーベルでリリースされた。これは映画配給がアップル・フィルムであったのとレコードの販売がRCA であったため。(日本ではレーベル面はRappleを使用していたが、帯等では通常のRCAレーベルと扱われて発売された。)

アメリカでのみ3枚のサウンド・トラック・アルバムをリリースしている。タイトルは「Cometogether」「Raga」(日本でも発売)「El Topo」。

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 現在は、アップル・コアの監修のもとでユニバーサルミュージック傘下のカルダーストーン・プロダクションズが原盤を管理している。

関連項目編集

外部リンク編集