I ♥ U
『I ♥ U』(アイ・ラヴ・ユー)は、日本のバンド・Mr.Childrenの12枚目のオリジナルアルバム。2005年9月21日にトイズファクトリーより発売された[2]。
『I ♥ U』 | ||||
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Mr.Children の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | OORONG TOKYO STUDIO | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | トイズファクトリー | |||
プロデュース | 小林武史 | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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Mr.Children アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988061862002 (TFCC-86200) | ||||
『I ♥ U』収録のシングル | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Worlds end」 - YouTube 「未来」 - YouTube 「and I love you」 - YouTube 「Sign」 - YouTube |
映像外部リンク | |
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ライブ映像 | |
「Worlds end」 (2005) | |
「Worlds end」 (2019) | |
「Monster」 (2019) | |
「未来」 (2011) | |
「and I love you」 (2019) | |
「ランニングハイ」 (2017) | |
「Sign」 (2012) | |
「Sign」 (2017) | |
「Sign」 (2019) |
背景とリリース
編集通常盤のみでの発売となり、表記はないがHDCD仕様である。前作『シフクノオト』から約1年半ぶりのアルバムで、同年6月に発売された4曲A面シングル『四次元 Four Dimensions』の中では「ヨーイドン」のみが本作未収録となっている。
ジャケットのデザインは原稿用紙の上にタイトルが記され、“♥”の部分は潰れたトマトで表現されている。5thアルバム『深海』以来およそ9年ぶりとなるアクリルケース入りとなっており、歌詞カードに掲載されている歌詞は、その曲に関連する絵に見えるように配列が行われている[注 1]。また、歌詞カードをケースに入れた状態で黒いケースを取り外すと、巨大な "I ♥ U" の文字が現れる。アートディレクターを担当したのは丹下紘希。
本作について桜井は「Bank BandではなくMr.Childrenだから鳴らせる音を求めた」「衝動を鳴らしたかった」「思いや言葉を理由をつけたりせずにただそのまま叫びたかった」とも語っている。
本作発売後の11月より、当バンド初となる全国5大ドームツアー『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U"』が開催された。
チャート成績
編集初週68.7万枚を売り上げオリコンチャートで初登場1位を記録し、5週目には100万枚を突破した[3][4]ものの、売り上げ枚数では前作『シフクノオト』や次作『HOME』に比べ伸び悩んだ。プロデューサーの小林武史も後に「思いが上手く大勢の人に届かなかったという気持ちはあります。ただ、これ本当にいいアルバムなんですよ」と振り返っている[5]。累計売上は113.7万枚。
収録内容
編集全作詞・作曲: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children、弦編曲: 小林武史 & 四家卯大、管編曲: 小林武史 & 山本拓夫。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「Worlds end」 | |
2. | 「Monster」 | |
3. | 「未来」 | |
4. | 「僕らの音」 | |
5. | 「and I love you」 | |
6. | 「靴ひも」 | |
7. | 「CANDY」 | |
8. | 「ランニングハイ」 | |
9. | 「Sign」 | |
10. | 「Door」 | |
11. | 「跳べ」 | |
12. | 「隔たり」 | |
13. | 「潜水」 | |
合計時間: |
楽曲解説
編集- Worlds end
- 本作の最後の方にレコーディングされたという楽曲。セッション中に桜井和寿がギターを掻き鳴らしていた際に思いついたとのこと。
- この音源は試しに演奏してみた1回目のテイクであり、そのあと何度演奏しても最初のテイクを越えるものにはならず小林武史の「やっぱり、初期衝動みたいなものには敵わないんじゃないの?」という鶴の一声によって最初のテイクが採用されている[6]。
- ベスト・アルバム『Mr.Children 2005-2010 <macro>』にも収録された。
- 本作のアルバム曲で唯一ミュージック・ビデオが制作されている。監督は丹下紘希が務め、メンバー全員が出演している。2009年2月26日発売のDVD『TANGE KOUKI VIDEO COLLECTION』と前述のベスト・アルバムの初回限定盤付属のDVDに収録されている。
- ライブの定番曲の一つであり、シングル曲も含め本作収録曲の中では最も演奏頻度が高い。
- 歌詞カードの配列は地球と飛行機雲。
- Monster
- 「もしMr.Childrenがハードロックをやったら?」というテーマで制作された。
- 当初はコード進行がかなりシンプルな作りだったが、小林のプロデュースにより感じが変わったという。
- 歌詞カードの配列はモンスターの声。
- 未来
- 27thシングル『四次元 Four Dimensions』表題曲。
- 歌詞カードの配列は道路。
- 僕らの音
- and I love you
- 27thシングル『四次元 Four Dimensions』表題曲。
- 歌詞カードの配列は花と地面。
- 靴ひも
- CANDY
- ランニングハイ
- 27thシングル『四次元 Four Dimensions』表題曲。
- 歌詞カードの配列はスニーカー。
- Sign
- 26thシングル表題曲。
- 歌詞カードの配列は樹木。
- Door
- 事務所の屋上でレコーディングが行われた。
- 歌詞カードの配列は鍵穴。
- 跳べ
- 隔たり
- 潜水
- 歌詞カードの配列は水滴。
参加ミュージシャン
編集- Mr.Children
- 小林武史:Keyboards
- 吉田誠:Computer Programing
- 安達練:Computer Programing
- Worlds end
-
- 四家卯大ストリングス:Strings
- 僕らの音
-
- 四家卯大ストリングス:Strings
- CANDY
-
- 四家卯大ストリングス:Strings
- ランニングハイ
-
- 山本拓夫:Sax
- 西村浩二:Trumpet
- Sign
-
- 四家卯大ストリングス:Strings
- 隔たり
-
- 四家卯大ストリングス:Strings
- 潜水
-
- 西村浩二:Trumpet
- 村田陽一:Trombone
テレビ出演
編集番組名 | 日付 | 放送局 | 演奏曲 |
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ミュージックステーション[9] | 2012年5月4日 | テレビ朝日 | Worlds end 365日 |
ライブ映像作品
編集曲名 | 作品名 |
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Worlds end | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜 |
Mr.Children HOME TOUR 2007 | |
Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field- | |
Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY IN TOKYO DOME | |
ap bank fes '10 | |
MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012 | |
Mr.Children [(an imitation) blood orange] Tour | |
Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸 | |
Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY | |
Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス[注 2] | |
Monster | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜 |
Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY IN TOKYO DOME | |
Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸 | |
Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY | |
未来 | |
僕らの音 | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜 |
Mr.Children / Split The Difference[注 3] | |
Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス[注 4] | |
and I love you | |
靴ひも | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME~ |
CANDY | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜 |
Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY IN TOKYO DOME | |
Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY | |
ランニングハイ | |
Sign | →「Sign#ライブ映像作品」を参照
|
跳べ | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜 |
Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く | |
隔たり | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜 |
Mr.Children / Split The Difference[注 3] | |
潜水 | MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜 |
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “I■U(アイ・ラブ・ユー) | Mr.Children”. ORICON NEWS. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “Mr.Children、待望のニューアルバム&初の全国ドームツアー決定!!”. ORICON NEWS (2005年8月3日). 2021年5月19日閲覧。
- ^ “ミスチル、5作連続で10作目の100万枚突破!歴代2位に!”. ORICON NEWS (2005年10月25日). 2022年8月19日閲覧。
- ^ “Mr.Childrenの熱い東京ドーム公演。本日から!”. ORICON NEWS (2005年11月26日). 2021年5月19日閲覧。
- ^ 『SWITCH』スイッチ・パブリッシング、2017年6月号、47頁
- ^ a b 『Mr.Children 2005-2010 <macro>』ライナーノーツ
- ^ 『FATHER & MOTHER』Mr.Childrenオフィシャルファンクラブ会報、2013年4月号、4頁
- ^ a b 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、30頁
- ^ “出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2021年5月23日閲覧。
外部リンク
編集- ミュージック・ビデオ
- ライブ映像
- Mr.Children「Worlds end」MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" ~ FINAL IN TOKYO DOME ~ - YouTube
- Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸 In TAIPEI 「Worlds end」(1h35m07s〜) - YouTube
- Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸 In TAIPEI 「Monster」(6m13s〜) - YouTube
- Mr.Children「未来」Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field- - YouTube
- Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸 In TAIPEI 「and I love you」(1h08m26s〜) - YouTube
- Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 「ランニングハイ」(18m57s〜) - YouTube
- Mr.Children「Sign」 TOUR POPSAURUS 2012 Live - YouTube
- Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 「Sign」(33m58s〜) - YouTube
- Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸 In TAIPEI 「Sign」(2h06m12s〜) - YouTube
- 歌詞