JR西日本ファーストキャビン
株式会社JR西日本ファーストキャビン(ジェイアールにしにほんファーストキャビン)は、かつて東京都千代田区に本社を置いていた日本のホテル運営会社。西日本旅客鉄道(JR西日本)とファーストキャビン(2006年創業、2020年4月24日破産[1])が設立した合弁会社。JR西日本の鉄道営業エリアを中心に「ファーストキャビン・ステーション」のブランド名で、キャビンスタイルの簡易宿所(カプセルホテル)を営業していた。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル15階 |
設立 | 2017年2月1日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 5010001181263 |
事業内容 | ホテル |
代表者 | 代表取締役社長 来海忠男 |
資本金 | 9,000万円 |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 西日本旅客鉄道(51%)、ファーストキャビン(49%) |
外部リンク | https://firstcabin-st.com/ |
概要
編集JR西日本グループは、ホテルチェーンとして、ほかに、JR西日本ホテルズが運営するホテルグランヴィアとホテルヴィスキオ by GRANVIA、ジェイアール西日本デイリーサービスネットとJR西日本ヴィアインが運営するヴィアインを展開しているが、同社は訪日外国人旅行客などを対象とした、ヴィアインよりもさらに低価格志向のホテルチェーンとして[2]、2017年2月1日[3]に設立された。
2020年4月16日、JR西日本とファーストキャビンは、「設立以降のビジネスホテル供給増による宿泊単価低下を主要因とし、計画未達が継続していること」を理由としてJR西日本ファーストキャビンの解散を決定した[4]。解散時期は協議中[5]。京都梅小路店とあべの荘店は既に閉館しており、いずれの施設も開業以来、稼働率や客室単価は目標に届いていなかった[5]。和歌山店はリブランド後の運営継続を予定している[4]。あべの荘店は、JR西日本不動産開発によりシェアオフィスワークスペース阿倍野松崎町に改装された[6]。
ファーストキャビン・ステーション
編集脚注
編集- ^ “ファーストキャビン、破産手続きを開始。直営5軒を閉店”. トラベルWatch. (2020年4月24日) 2020年4月24日閲覧。
- ^ “キャビンスタイルの簡易宿所を展開する合弁会社の設立(JR西日本ファーストキャビン)上質なカプセルホテルを新ブランドで展開”. 西日本旅客鉄道株式会社 (2016年12月21日). 2019年12月23日閲覧。
- ^ “企業情報”. 株式会社JR西日本ファーストキャビン. 2020年4月16日閲覧。
- ^ a b c d “株式会社JR西日本ファーストキャビンの店舗閉鎖及び解散について” (PDF). 西日本旅客鉄道株式会社 (2020年4月16日). 2020年4月16日閲覧。
- ^ a b c d e “JR西とファーストキャビンのカプセルホテルが閉館 稼働率低迷で”. 産経新聞. (2020年4月16日) 2020年4月16日閲覧。
- ^ “JR西日本不動産開発、天王寺駅付近にシェアオフィスを11月2日に試験開設 ファーストキャビン跡地”. トライシージャパン. 2020年12月18日閲覧。